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サクラローレル(ウマ娘)

うまむすめのさくらろーれる

メディアミックスプロジェクト「ウマ娘プリティーダービー」に登場するウマ娘。モチーフ馬は1990年代中期から後期にかけて活躍し、度重なる故障や病気に苦しみながらも古馬時代に頭角を表して、1996年度年度代表馬に選ばれ、一期下のマヤノトップガン、マーベラスサンデーとともに97年古馬三強の一角をなした競走馬「サクラローレル」号。
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「どんなに厳しい冬に傷ついても。は咲きます、いつか必ず、絶対にっ!」

プロフィール編集

キャッチコピー穏やかにして不屈。冬を越えて咲くサクラ
誕生日5月8日
身長162cm
体重文句なし
スリーサイズB78・W54・H80
靴のサイズ左右ともに23.0cm
学年高等部
所属寮美浦寮
得意なことサラダわんこそばのように食べられる
苦手なこと飛行機の離陸の瞬間(それ以外は平気)
耳のことラッパの音が聞こえるとピンと背筋が伸びる
尻尾のこと母そっくりの毛質で、とてもふわふわ
家族のことオムレツガレットは父直伝のレシピがある
マイルール-
スマホ壁紙-
出走前は…-
得意科目-
密かな自慢-
よく買う物-
ヒミツ①ひとりで観光できる程度にはフランス語を勉強している / ②けっこう焼肉奉行
自己紹介サクラローレルです。目指すのは世界。凱旋門賞です!──ふふ、今はただの『夢』ですけど…いつか必ず実現してみせます
CV真野美月

明るく前向きで、どんなことにもへこたれない不屈のポジティブウマ娘。生まれつき脚があまり強くなく、ケガに悩まされ続けてきたが、諦めず何度でも立ち上がってきた。

同期のナリタブライアンには特別な感情があり、いつか必ず倒したい目標でもある。

公式ポータルサイトより)


ソロ曲編集

花は咲く いつかきっと それは絶対的な未来なんだ

『 ユースフルアイズ 』

作詞:真崎エリカ 作曲・編曲:酒井拓也 (Arte Refact)


概要編集

サクラローレルは、メディアミックスプロジェクト『ウマ娘プリティーダービー』に登場するウマ娘。2022年2月22日に登場が発表、2023年4月から連載の漫画『スターブロッサム』では主人公を務める。

モチーフ馬は94世代競走馬サクラローレル」号。


明朗で前向きな思考を持ち合わせ、日々の努力を惜しまない性格。平常時は落ち着いた年長者といった雰囲気があるが、非常時には深夜の校舎に閉じ込められても「珍しいし観て回ろう」で済ませる豪胆さや、高難易度と知りながらも失敗を臆せず幾度も挑戦し続ける、といった常軌を逸した前向きさも持ち合わせている。


アプリゲーム版声優発表後初登場となる1.5周年アニーバーサリーストーリーでゲームに初めて顔を出し、長らくケガに悩まされていたことが明かされた。それ故にケガの手当てについても詳しい(このケガ周りの事は実馬に依るものである、後述)。


かつて両親が出会った地というフランスの最高峰のレースである凱旋門賞制覇を最大の目標としており、フランス語を猛勉強中。幼少期はヴィクトリー倶楽部でレースを学び、サクラチヨノオーサクラバクシンオーとは竹馬の友。

サクラローレル

トレセン学園では、同期のナリタブライアンに対し一際大きく複雑な感情を抱えている。アプリゲーム版では、ブライアンのレースはすべて録画として残し熱心に研究し、彼女のインタビューなども細かくチェックしている様子も見られる(録画は一度本人バレしたことがあり全て消されかけたそうな。どうやって挽回したんだ……?)。


『スターブロッサム』ではジュニア級から「自分はナリタブライアンのライバルになるウマ娘」と自称しており、憧れとしても凱旋門に行く前の最大の障壁としても意識している。

ローレルちゃん

また、育成ストーリーのシニア級やブライアンが怪我を負いスランプに陥ったイベント第20弾『Illuminate the Heart』では以前通りの走りができなくなった彼女に対しては凱旋門で勝つには最強のブライアンに勝たなければ意味がないという考えからストーリーが進んでいく。ブライアンにはイベントストーリーやシナリオ本編では、


  • 「貴方が最後に見るとすればそれは私の光でなくちゃ」
  • 「貴方の光を塗り替えるのは私がいい!」
  • 「私は貴方のそういう存在(ライバル)にはなれない……ならない」
  • 「凱旋門の前に越える“最強”は陰りのない、本物の“最強”でなくちゃ!」
  • 「貴方の前を走って、貴方の“憧れ”になるウマ娘だよ」

とも語っている。マヤノトップガンには「ギラギラし過ぎ」と指摘されている通り、そのブライアンへの熱い想いはある種病的とも言える域に達している。そんなブライアンに対する重い感情が見え隠れすることからファンからは「実はヴィクトリー倶楽部でも一番やばい奴なのでは?」と言われたりもする。そんな娘がブレーキを担う倶楽部って一体……。

にぎやか

マヤノトップガン、マーベラスサンデーとは同時期のライバルでもあり親しい友人。特にマヤとはブライアンの話題でよく盛り上がるらしい。


容姿・デザイン編集

サクラローレルに、勝つ。

珍しい栃栗毛の髪色に、桜色の瞳の中にはサクラバクシンオーと同様、桃の花が浮かぶ(桃の花言葉の一つには天下無敵がある)。耳の周りには月桂樹(ローレル)型の髪飾りがついている。右耳にサクラバクシンオーと類似した紫がベースの耳飾りをつけている。


サクラローレル🌸

アプリゲーム版での呼称は「Saisir le rêve」。

右脚の飾りは後述の実馬の怪我を暗示しているものだろう。なお、ヤングジャンプ2023年43号に付属する『スターブロッサム』の別カバー版ではブーツやリボンを付ける前段階も見せている。


鬼コスローレル

漫画『スターブロッサム』第14話、商店街の恵方巻の販促アルバイトで着ていた節分の鬼の扮装。真冬に虎縞ビキニ、両耳に鬼の角模様のメンコ(耳カバー)をつけ、左耳に鬼の面を引っ掛け、金棒を持つといった出で立ち。


  • 私服(アプリゲーム版)

私服ローレルさん

ピンクの上着にチェックスカートを着た姿。劇中ではバッグもよく持ち込んでいる姿が確認できる。


  • ここからはDon't stop!

クリスマスローレル

イベントストーリー第20弾『Illuminate the Heart』に登場した衣装。クリスマス衣装らしくサンタクロースモチーフの服装だが、真冬なのに肩出しなのは大丈夫なのだろうか…。


  • 刻下、桜花爛漫

ドッジイベ衣装

イベント25弾『神算鬼謀!?春祭!熱闘鬼ドッジ』で登場した衣装。ローレルとしては珍しく緑色を基調としたカラーリングとなっている。

マンガ版編集

スターブロッサム編集

サクラローレル

「100%の力で勝てないなら110%!!それでダメなら120%出せば良い!!」

2022年3月6日、集英社で彼女を主人公とした漫画の連載が発表。連載開始は2023年4月10日。隔週月曜連載。


作中では、サクラローレルの史実をなぞりつつ、「チームアルケス」所属の凱旋門賞を目指す一人のウマ娘の成長が描かれている。他のサクラ冠の2人は先輩として登場しており、この世界では一番の後輩。

鬼ローレル

容姿も妖艶さすらあった印象のあるゲーム版などと比べると若干丸くなっており、どこか幼さも垣間見える表情豊かな姿となっている。なお、本作では一度鬼の仮装を着て短期のアルバイトを行ったこともあり、椿にバレた際には赤面する様子も見せている。


性格も冷静沈着でやや達観気味な側面もあったゲーム版と比べるとより年相応な少女としての面が強く描かれており、無理な練習やレースを無意識にしがちで注意を受けたり大事なレース前に怪我を隠そうとしてしまったりと、やや自分の身に無頓着な部分も見受けられる。


本人もこのことには自覚しているらしく、時に椿に対して負担になっていることを内心申し訳なく思っている模様(一度ダービーの出走に関して揉めた際には彼女に一方的に怒りをぶつけてしまい激しく後悔していた)。自分の資質を見出し父親の反対を押し切ってまでスカウトしてくれた彼女にはいつも感謝の念を持っており、彼女をパリロンシャンへと連れて行きたいという思いを強固にしていく。


ただ、アプリゲーム版同様時折計算高い姿を見せることもあり、レースへの情熱に欠ける悪癖を持っていたスノウインハザードに対して敢えて焚きつけることで本気で自分とレースし合う様に誘導する場面もある。


本作ではまだまだ無名の未デビューウマ娘であったが、歩幅(ストライド)の広さと着地面を強く蹴り上げる急激なスピードアップによる差しウマ娘としての高い素質、そして何があっても挫けることのない凱旋門への挑戦心を買われたことで椿にスカウトを受け、チームアルケスへと入部を果たした(なお、アルケスにバクシンオーとチヨが在籍していたのは知らなかったらしく、椿との出会いも偶然である)。


ただ、極端なチェンジオブペースによる急激な身体への負担の掛かる走法から「ガラスの足」と忠告される程の脚部不安に悩まされており、作中でも定期的に脚を冷やしたりマッサージしたりとケアを受けている。良くも悪くもこの体質は、彼女の競争人生においても大きく関係することとなる。


余談だが先行のスピンオフ漫画『ウマ娘シンデレラグレイ』とは違い、タイトルに「プリティーダービー」がついている。

キービジュアルでは同期ナリタブライアン、「97年古馬三強」のマーベラスサンデーマヤノトップガンらライバルの姿が確認できる。

「ぱかちゅーぶっ!」では、ブライアンと共にローレルが『スタブロ』の宣伝動画を公開したこともあった。


うまむすめし編集

サクラローレル

「私も勝つためにここにいるよ」

第33話に登場。やや幼い印象も受ける『スターブロッサム』版と比べるとこちらはゲーム版に近いキャラ造形。

雨の中外に出かけられないブライアンに、たまたま作りすぎていたお弁当としてオムライスを渡していた(本人曰く、久しぶりにオムライスの練習をしたら気合が入ってしまったとのこと)。なお、味は中々の物らしく、ブライアンにも好評の様であった。


「仲良しこよしがしたいなら別のヤツをあたれ」というブライアンの発言に対しては上記の言葉で返し、続けて「仲良くなったら勝負しちゃいけないわけじゃない」、「ブライアンちゃんともっと仲良くなってから勝つ」とも宣言。どうやらこの返答はブライアンにも気に入られたようで、雨が上がった後に彼女から暗に併走を頼まれている。


第38話でも「冬の寒さを乗り越えたからこそ桜はキレイなんじゃないかな」と一度チヨノオーに語っていたことが明かされている。こちらの世界でもヴィクトリー倶楽部は健在であり、バクシンオーとチヨがカップケーキをローレルにプレゼントしに行く所でこのエピソードは幕を閉じる。


アニメ版編集

TVアニメシリーズ編集

Season3編集

サクラローレルさん

桜色に瞬く彗星の輝き』

アニメ版Season3の第9話にてアニメ初登場。天皇賞(春)の煽りVTR(レースを盛り上げるために事前に会場で流す過去のレース映像集)にて、歴代の勝者の一人として取り上げられる。セリフこそないもののマヤノトップガンとナリタブライアンなどを差し切る姿が描かれている。


RTTTシリーズ編集

新時代の扉編集

台詞は一切ないが、冒頭に登場する歴代ウマ娘として一瞬だけ登場する。


ゲーム版編集

熱血ハチャメチャ大感謝祭!編集

真剣ローレル

本作でも勿論プレイアブルキャラクターとして参戦。今回は『スターブロッサム』世代メインの構成であるチームプリムラのメンバーとして活躍する。本作では椿やヨシノ達は登場しないが、ブライアンやマヤ達とはチームを組んでハチャメチャGPに参加することとなる。


アプリゲーム『ウマ娘 プリティーダービー』編集

2022年2月24日の「1st Anniversary」で追加されたキービジュアルと「1コマ」で初登場。

サポートカードとしては同年11月28日にサポートカードガチャにてRサポートカード、同日に開催されたストーリーイベント「Illuminate the Heart」にて報酬のSSRサポートカードとして初実装がされた。

その後、満を持して2023年4月10日に漫画「スターブロッサム」連載開始に合わせ育成ウマ娘として実装された。


「1コマ」では「マヤノトップガン② ふたりの世界」に登場。トップガン、マべサンの会話を傍で聞いて「すごい…何言ってるか全然わからないー…!!」と戸惑う姿いながらもどことなく嬉しそうな姿が描かれている。

2周年にて追加された自らの1コマ「① サクラの教え」ではサクラの2人と共にヴィクトリー倶楽部の教えを唱え、「② Bonjour〜♪」では、組にフランス語をレクチャーしている様子が描かれている。


2022年12月のストーリーイベント『Illuminate the Heart』では、多忙な生徒会長の代理を「怪我で今まで参加できなかったからやってみたい(意訳)」と買って出た。が、真の理由は別にあった

ぱかチューブっ!ではシングレ・スタブロ単行本同時発売記念として、主要キャラ4人で焼き肉シミュレーターをプレイするローレル達。


一番槍としてローレルが挑戦するが操作に不慣れなためか、全部の肉を焦がすわ、肉をひっくり返さないやらで、挙句ブライアンからは「肉を重ねるな!!」と何度もお叱りを受ける。

一方で、対戦モードでは一転、ブライアンの取り皿にひたすら焦げた肉を突っ込む(相手を減点させる)という妨害行為に精を出していた


「ブライアンちゃん見てほら真っ黒!どうぞ♪」


…なお、ローレルのヒミツ②は、「けっこう焼肉奉行」である。…ゲームとはいえ、けっこうとは一体…


また、2023年4月実施のイベント企画「サクラ前線上昇中花咲かヴィクトリー倶楽部」では様々な面が明かされた。

・サラダを食べるのが早い。(サラダ→飼葉を食べるのが速かった)

・スタイリッシュと言われる。(調教師から見た目が良いと言われていた)

                                  などなど。


2023年4月10日にはテレビCM「Glories(ウマ娘)」第一弾の主役に抜擢されている。

「春爛漫、サクラ満開」

2024年4月30日にはゴールデンウィーク企画の「ゴチウィーク」の一つとして「さくら印のウマ水餃子サラダ」が公開されている。こちらではピンク色の水餃子がなんともローレルらしい。

育成ウマ娘編集

ウマ娘_サクラローレル

スピードスタミナパワー 根性  賢さ  
83100879882
+0%+20%+10%+0%+0%
バ場適性AダートE
距離適性短距離マイル中距離長距離
GCAA
脚質適性逃げ先行差し追込
GBAB

メイクデビュー後からシニア1月前半の中山金杯まではレースに出走すると、出走分とは別に体力が5引かれるバットコンディション「春待つ蕾」が付与された状態になる。



サポートカード編集

  • SSR[ここからはDon't stop!]サクラローレル

ストーリーイベント「Illuminate the Heart」にて報酬での配布として登場したSSRサポート。タイプはスタミナ。


きらびやかなクリスマスの衣装に身を包んだ彼女は、寒空の下、唯一無二の相手に一つの闘志を灯した。


「次は貴方にも歌ってほしいな。……私の隣で」


  • SSR[刻下、桜花爛漫]サクラローレル

ストーリーイベント「神算鬼謀!?春祭!熱闘鬼ドッジ」の開催と同時に実装されたSSRサポート。タイプはスタミナ。


関連人物編集

クリスマス

同期。上述の通りライバルとして強く意識しており、ローレルにとって最大の障害にして目標でもある存在。

実は育成ストーリー内においてブライアンとローレルが会話する機会はそれほど多くないが、笑顔を浮かべながらも時に自身に踏み込んでいく彼女のことはそれなりに気に入っているらしい。

因みにブライアンは極度の肉好き野菜嫌いだがローレルは皿への盛り付けが「もはや森」と称されるくらいの野菜好きである。


ロレマヤ

史実では三強の一角。実質同じブライアンの熱烈なファンとしてよく一緒になる。ローレル曰く、一緒にお茶するときは大体最後はブライアンの話題になるとか。


くるくる~!ぱっ!

史実では三強の一角。セカンドアニバーサリーイベントでは早咲きのサクラを巡ってローレルと共に遊んだりと仲は良いが、レースでは勝利を競うライバルの一人。

センシティブな作品

史実では馬主が一緒なサクラ冠のウマ娘達

トレセン学園入学前からヴィクトリー倶楽部という競走ウマ娘の育成クラブチームで交流があり、3人で行動することもある。

互いを「チヨちゃん」・「バクちゃん」、「ローレルさん」と呼び合っており、仲は3人とも良いようだ。


早くこの2人の同室での絡みを見せてくれ

史実では主戦騎手繋がり(横山典弘)。

寮のルームメイトであり、彼女曰く、ローレルは彼女の身支度の手伝いもしているらしい。

彼女の日焼けについて心配したり、釣りについて行ったり、一緒になってトレーナーを弄んだりと親しい姉妹のように接している。

因みに2人はスリーサイズが殆ど同じである。


史実では凱旋門賞挑戦&調教師つながり(小島太)。


その他、凱旋門賞繋がりなのかエルコンドルパサーナカヤマフェスタタップダンスシチーとも交友関係がある。史実では凱旋門組の中でこの人に続く古参に当たるため、彼女らとのイベントでは遺憾無く先輩力を発揮している。→チーム凱旋門賞


競走馬『サクラローレル編集

サクラローレル

「彗星の輝き」

傷に打ち克ち まばゆさを増して 君は還ってきた。

きのうの挫折も 君ならばきっと 強さに変えられる。

彗星のような君よ きょうは輝け。

一閃の光で 空を切り裂け。

             名馬の肖像 サクラローレル」より

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凱旋門賞を勝てる馬を」とフランスからの持込馬として生を受けたサクラローレル。1994年1月に3歳(当時の表記では4歳)でデビュー。クラシック期は怪我が多くクラシックGⅠに出走することができず、4歳期も同様に怪我のため殆どの期間を休養に充てた。


5歳になった1996年、1年1ヶ月という長期休養明けでGⅡ中山記念に出走し、見事勝利。続けて、ナリタブライアンマヤノトップガンの一騎打ちと見られていた天皇賞(春)に三番人気で加わると二頭を抑え念願のGⅠ初勝利を挙げた。天皇賞(秋)では3着に甘んじるも、年末の有馬記念を勝利。10頭目の年度代表馬に選定された。


6歳になった1997年、天皇賞(春)の連覇を狙うもマヤノトップガンに差し切られ惜しくも2着。その後、かねてからの目標だった凱旋門賞に挑むが、前哨戦のフォワ賞で右前脚屈腱不全断裂(詳細は省くが予後不良レベルの重傷)を発症してしまい、そのまま引退。凱旋門賞に出走することは叶わなかった。ただ、ローレルの挑戦は海外遠征の経験が少なかった日本競馬界にとって貴重な経験値となるのである。


引退後は種牡馬となりサクラセンチュリー、ローマンエンパイアなどを輩出し、母父としても2017年の帝王賞をはじめJpnⅠ3勝の成績を残したケイティブレイブを輩出。2020年1月24日に老衰のため29歳で死去。


詳細は実馬の記事ニコニコ大百科に譲ることとする。


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史実で対戦経験のあるウマ娘編集

※強調は先着したレース。☆は勝ち馬、◎は勝鞍。

〈※〉はアニメオリジナルウマ娘。アニメ2期に登場。

〈◯〉はスターブロッサムに登場。


ナイスネイチャ……96年天皇賞(秋)

シダーブレード(※シャコーグレイド)……95年金杯(東)◎、目黒記念

ケーツースイサン(※フジヤマケンザン)……96年中山記念

デュオプリュウェン(※セキテイリュウオー)……96年中山記念

アーケードチャンプ(※ステージチャンプ)……95年金杯(東)◎、目黒記念、97年天皇賞(春)

ファーメントウィン(※エルウェーウィン)……96年有馬記念

ロイスアンドロイス……96年天皇賞(春)

パワフルラビット(◯アロットオブギフト)…94年1/30東京4歳新馬

シュガーネイション(◯シクレノンヴォルク)…94年1/30東京4歳未勝利

スノウインハザード(◯タイキブリザード)…94年3/6中山4歳500万下☆

ナリタブライアン……96年天皇賞(春)

ヒシアマゾン……96年有馬記念

マヤノトップガン……96年天皇賞(春)◎、オールカマー◎、天皇賞(秋)有馬記念◎、97年天皇賞(春)

マーベラスサンデー……96年天皇賞(秋)有馬記念◎、97年天皇賞(春)

バブルガムフェロー…96年天皇賞(秋)


95世代マヤノトップガンマーベラスサンデーと共に97年古馬三強と呼ばれていた。


余談編集

ウマ娘化発表前の「サクラローレル(ウマ娘)タグ」編集

公式に登場が発表される以前から、史実においては90年代半ばにマヤノトップガンマーベラスサンデーと共に3強を形成していたこと、サクラバクシンオーサクラチヨノオーと同じ馬主・勝負服であることもあり、長い間公式ウマ娘化が期待されていた。


このため、本実装以前に『もしもゲーム「ウマ娘プリティーダービー」にローレルを元にしたウマ娘が存在したら…?』をコンセプトに、Pixivユーザーの有志により制作・投稿されている二次創作のウマ娘、もしくはそれに関するタグとして本タグが機能していた時期があり、このタグを用いたイラストにはオリジナルのウマ娘も少なくない。


同冠名・同馬主の法則編集

メジロ家以外で同じ冠名のウマ娘が3人以上登場が確定したケースは、ナリタ冠のウマ娘に続いて2例目であり、かねてより一部のファンの間で流布していた「1馬主につき実装は二頭まで」という法則が存在しているという説を完全に打ち消した。尚、シンボリ冠、ヒシ冠も3に増えた。


ヒミツの元ネタ編集

ヒミツ①で観光レベルのフランス語が話せると明かされたが、これは実馬がフランスから持ち込まれた馬である事と凱旋門賞への挑戦に馬生を賭けた事などフランスに縁がある事に由来するものと考えられる。事実ウマ娘では、フランスで出生し倶楽部に縁のあった母の勧めで日本に来た事になっている。出身はフランス、だが母語は日本語の帰国子女、それでいて再びフランスを目指す不屈の少女、それがサクラローレルなのである。(現地に住んでいたことがあり、かつ、母話者の父と会話できるそれは観光レベルなのか?との疑問はあるが)


ヒミツ②については実馬のオーナーであるさくらコマースの関連企業に焼肉店運営や焼肉のタレを製造するモランボン株式会社があることに由来すると思われる。同期のブライアンといい、肉との縁もあるようだ。


90年代最後の年度代表ウマ娘編集

彼女の追加によって、1990年代の年度代表馬をモデルとするウマ娘が全て揃ったことになった。なんとその他は全員プロジェクト立ち上げ時からのメンバーと言うのだから、改めて、彼らの輝かしい戦績と彼女達の早期ウマ娘化に漕ぎ着けたCygamesに驚く他ない。ウマ娘という作品自体この年代の有名な競走馬を中心に扱っているため、それらを中心に実装していけば遅かれ早かれ揃うのは当然、で片付けられるかもしれない。それでも、旧来からの競馬ファンには感慨深いものもあったりするのではなかろうか。


その後、彼女 の登場により1988年から2004年までの年度代表ウマ娘16年分15頭(重複アリ)が勢揃いしたのはまた別のお話。


育成ストーリー等における史実ネタ編集

  • 虹の向こうに

彼女の父やへのこだわりは、かつて凱旋門賞を制した、実馬の父である"レインボウクエスト"に因んでいるものと思われる(ただし、彼の優勝は先行馬の降着による繰り上げによるものであり若干格好がつかない形ではあった)。


  • 砂上に咲いた花

ローレルのダート適性はEと芝を走った娘にしては比較的高い。これはメイクデビュー直後に何度かダートを走っていた事が由来。何ならローレル自体の初勝利は東京ダート1600である。不安な脚部を走行に慣らすためにダートを使う事は競馬界ではよくあることで、近年では2022年のジャパンカップを勝ったヴェラアズールが5歳の初戦まで脚部不安の関係でずっとダートで使われていた事もあった。


  • 悪夢

彼女の育成の際、メイクデビュー前後でトレーナーが見る悪夢は実馬が実際に遭ったことがモデルである。

凱旋門賞の前哨戦フォワ賞でのこと。一番人気に推されていたローレルはレース途中で右前脚屈腱不全断裂を発症し失速、競走除外となってしまったのは上述の通り。その後、現地の獣医師がフランス語で「予後不良として扱っていいか?」と聞き、ローレルの故障にすっかり意気消沈してしまっていたスタッフが意味もわからないまま同意してしまったため薬殺されかけてしまったという逸話がある。

劇中で医師らしき人に日本語訳文の無いフランス語で捲し立てられる演出があるのはこの再現であると思われる。尚、処置直前にフランス語が分かるスタッフが「馬鹿野郎!!ローレルを殺す気か!?」と慌てて怒鳴り込み、薬殺はすんでのところで回避された。


  • 強すぎるあの娘

育成上のクラシック線戦を進む中で最大の障害となるのがご存じ同期の三冠馬ナリタブライアン皐月賞東京優駿菊花賞の3レースにおいて史実と違わぬ強さを誇っている。特に皐月賞と東京優駿は育成開始からの期間的にブライアンと同じステータス(クラシック4月前半にオールC以上)に持っていくことすらなかなかに困難(逆に菊花賞は夏休みと固有スキルの助けもあって比較的容易……なんて事はなく、ステータスによっては普通に大差をつけられる)。脚質的にも先行を抜くのは難しい。勿論、ローレルの育成ではこの3レースは目標レースになっていないので避けることも可能だが、勝利しても敗北してもイベントが用意されているので、挑んでみるのも一興。


その他、彼女のシナリオは他のウマ娘の例に漏れずきめ細やかな史実回収をされているので、資料を片手に見直してみるのも楽しいだろう。


関連イラスト編集

サクラローレル【ウマ娘】サクラサク無題サクラローレル”サクラ”のように咲いて見せます!いつか必ずサクラローレル#40 一緒に見たい夢がある。こわいおにだよ~!鬼は~~~~~~?


関連項目編集

ウマ娘プリティーダービー スターブロッサム

ウマ娘 サクラローレル

94世代


同期のウマ娘

ナリタブライアン(ウマ娘)

ヒシアマゾン(ウマ娘)

ビコーペガサス(ウマ娘)


97年古馬三強

マーベラスサンデー(ウマ娘)

マヤノトップガン(ウマ娘):サクラローレルの父父とマヤノトップガンの母父が共にブラッシンググルーム号。


サクラ冠名繋がり

サクラバクシンオー(ウマ娘)

サクラチヨノオー(ウマ娘)

ヨシノプリヴェール:漫画『スターブロッサム』に登場するオリジナルウマ娘。モデルはサクラエイコウオー


同室

セイウンスカイ(ウマ娘)


ブラッシンググルームの血統

※上記のマヤノトップガンを除く。

マチカネフクキタル(ウマ娘):父父。

ヤマニンゼファー(ウマ娘):母父。

テイエムオペラオー(ウマ娘):母父。

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