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サムソンビッグ(ウマ娘)

うまむすめのさむそんびっぐ

メディアミックス作品『ウマ娘プリティーダービー』に登場するウマ娘。モチーフは1990年代中期から後半にかけて活躍し、1994年のクラシック三冠競走を三冠馬ナリタブライアン以外に唯一全てに出走し、現役末期には障害競走でも活躍した競走馬「サムソンビッグ」号。
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「あきらめず走った! 偉いぞビッグさん! 18番目に強かった! すごいぞビッグさん!」

プロフィール編集

キャッチコピー-
誕生日4月14日
身長143cm
体重増減なし(もっとビッグに!)
スリーサイズB72・W51・H72
靴のサイズ-
学年-
所属寮-
得意なこと-
苦手なこと-
耳のこと-
尻尾のこと-
家族のこと-
マイルール-
スマホ壁紙-
出走前は…-
得意科目-
密かな自慢-
よく買う物-
ヒミツ-
自己紹介-
CV根本京里

『世界に轟くビッグなウマ娘!』……を夢見る、とにかく忍耐強いウマ娘。

ビッグな夢と厳しい現実の差は受け止めつつも、『まずは挑戦!』をモットーに、日々あらゆる困難に挑み続けている。

同期のナリタブライアンからは、不思議と一目置かれているとか。

公式ポータルサイトより)


概要編集

サムソンビッグは、クロスメディアコンテンツ『ウマ娘プリティーダービー』に登場するウマ娘。モチーフ元は、94世代のクラシックレースを完走し、ナリタブライアン号の三冠達成の道程を見届けた唯一の競走馬サムソンビッグ」号。


2023年11月20日Web漫画ウマ娘プリティーダービー スターブロッサム』第16話の更新と同時に、公式サイトでも名前とデザインが公開された。『スターブロッサム』に実名として新規に登場した初のウマ娘であると同時に、モデル馬が消息不明となっている実名で登場した初のウマ娘でもある。

ハルウララが実装されたときに現役当時の馬主だけではなく、現在の所有者からも許諾も取る必要があることが判明したため、公の場には姿を現さないだけで足取りはつかんではいたのであろう。


そして2024年8月23日にゲーム公式サイトでプロフィールとCVが公開された。


CVを務める根本京里氏は、漫画『ウマ娘シンデレラグレイ』の2021年公開のPVにてベルノライトのCVも務めていた。

このため、スピンオフ漫画のオリジナルウマ娘を演じた声優が原作となるアプリゲームに登場する実名ウマ娘役に抜擢され、更に別のスピンオフ漫画にも登場するという史上初の事例となった。


ブライアンの厩務員からブライアンはブーと呼ばれていたことを反映したのか、ブライアンのことは「ブーちゃん」と呼んでいる。


容姿・デザイン編集

もふもふで可愛いっ…!サムソンビッグちゃん

「ビッグ」という名前ながら身長143cmととても小柄なウマ娘で、162㎝のサクラローレルと並ぶと頭一つ分以上小さい。

普段から被っているニット帽と耳カバーは、馬主勝負服のデザイン(緑、桃縦縞、白袖桃二本輪)が取り入れられていた実馬のメンコとほぼ同じ配色である。

公式サイトでは夏服だが、初登場の『スターブロッサム』では2月(共同通信杯)のため、冬服+コート+マフラー+ミトンと完全防備。


勝負服サムちゃんがかわいすぎて!!!!!

デザインの特徴は、あちこちに『BIG』の文字があり、腹部のチャンピオンベルトにはデフォルメしたライオンが描かれている。


アニメ版編集

RTTTシリーズ編集

新時代の扉編集

台詞は一切ないが、冒頭に歴代ウマ娘の1人として一瞬だけブライアンと走る姿が登場する。ビッグがアニメーション作品に登場するのは今回が初であった。



ゲーム版編集

熱血ハチャメチャ大感謝祭!編集

本作ではプレイアブルキャラクターとして参戦。今回は『スターブロッサム』に登場したウマ娘メインの構成であるチームプリムラのメンバーとしてDLC第3弾で追加される。



競走馬『サムソンビッグ編集

1991年4月14日生まれの鹿毛牡馬94世代)。

サクラショウリ、母シユンイチオーカン、母父フロリバンダという血統で、父は1978年の日本ダービーを勝利し、後に「皇帝」シンボリルドルフなどを輩出した名種牡馬パーソロン産駒初のクラシックホース。種牡馬としても二冠馬サクラスターオーを送り出しているが、他にはこれといった活躍馬が出ず、サクラスターオー以外で中央重賞を勝った産駒はこのサムソンビッグのみである。

母は地方の笠松競馬で43戦3勝。


母父はイギリスの馬で、1961年のキングジョージSの勝ち馬。テスコボーイの成功で導入されたプリンスリーギフト産駒の1頭であるが、中央重賞馬は2頭のみとあまり目立った結果は出せなかった。


牝系は1907年に小岩井牧場が導入した20頭の繁殖牝馬の内の1頭アストニシメントに始まる、いわゆる日本の基礎牝系のひとつで、5代母は1943年の変則三冠馬にして11戦11勝という成績を残した「史上最強馬」クリフジ繁殖牝馬としての名は年藤)である。


管理調教師は鹿戸幸治(栗東トレセン所属)。


馬主メガネスーパーの創業者・田中八郎氏の妻・田中由子氏。冠名は「サムソン」「ダリア」を使用。同氏は2019年まで馬主を続けており、2012年のエリザベス女王杯を制したレインボーダリアなどを所有していた。


1993年7月に鹿戸師の親戚である鹿戸雄一騎手(現調教師スクリーンヒーローエフフォーリア等を管理)を鞍上にデビュー。2番人気に支持され逃げ切り勝ちを収める。


続く札幌3歳ステークス(GⅢ)では3番人気に指示されるもブービーの15着。その後クローバー賞(OP)5着を経て函館3歳ステークス(GⅢ)では9頭立ての7番人気と低評価であったが2着と健闘。このレースには後の三冠馬ナリタブライアンも出走しており(6着)、これが2頭の初めての対戦であると同時にサムソンビッグが唯一ナリタブライアンに先着したレースとなった。


その後武豊騎手鞍上の萩ステークス(OP)3着の後にデイリー杯3歳ステークス(GⅡ)に、田原成貴騎手を鞍上に迎え出走、ナリタブライアンと二度目の対戦となるも結果はサムソンビッグ14着、ナリタブライアン3着。


そしてGⅠ初挑戦となった朝日杯3歳ステークスではトレードマークとなるシャドーロールを着け覚醒したナリタブライアンの前にブービーの13着に終わる。


4歳となって迎えた初戦のシンザン記念(GⅢ)でまたしてもブービーの11着。その後にきさらぎ賞(GⅢ・当時は阪神競馬場芝2000mで開催)に出走するも11頭立ての11番人気、単勝172.0倍という断トツの低評価であった。


だがいざ本番となると積極的に逃げようとする馬がいなかったこともあって、サムソンビッグはハナに立って逃げる格好になる。そのまま1000m通過65秒1という超スローペースで逃げたサムソンビッグは、後続の追撃を振り切って逃げ切り、重賞初制覇を飾る。


勝ちタイムは芝2000mの良馬場で2:07.4。当時としてもかなり遅いタイムであった。そして単勝17200円は当時、あのサンドピアリスエリザベス女王杯に次ぐ重賞史上2番目の高配当記録となった


その後トライアルのスプリングステークス(ブービー。1着はナリタブライアン)を経てクラシック一戦目の皐月賞に出走することになるも、結果はブービーの17着(なお最下位のトラストカンカンはこの時心房細動を発症しており、これが無ければ最下位も有り得た)。


京都4歳特別(GⅢ、現在の京都新聞杯の前身)14着(最下位)を経て出走した日本ダービーは最下位の18着、そして最終戦の菊花賞も最下位の15着とクラシック三冠の内二冠で最下位という珍記録を打ち立て、あわや「逆三冠馬」になりかけた「逆“準”三冠馬」となった。なおこの記録を持つ競走馬はサムソンビッグ以外では1961年のヨドノハル(ダービーのみブービー)しかいない。だが同時に三冠馬ナリタブライアン以外で同年のクラシック三冠競走全てに出走し完走した唯一の競走馬ともなった


菊花賞の後に挑んだ愛知杯(GⅢ)ではまさかの落馬競走中止この年の重賞で1着、ブービー、最下位、競走中止をコンプリート(ちなみにこの時の鞍上は後にウマ娘にも登場しているナリタトップロードの主戦騎手を務めることになる渡辺薫彦騎手(現調教師))。あまりにも極端な戦績でクラシック期を終えた。


古馬になって以降の戦績はパッとせず、4月から12月までで11戦を走るという過密ローテで、新馬戦以来のダートを走ったり短距離に戻ったりといろいろ試したが惨敗続き。

95年の阪急杯(GⅢ)で18頭立て7着となり初めて重賞で連対・ブービー・最下位・競走中止以外の着順を記録し、同年11月の秋野ステークス(OP)できさらぎ賞以来の馬券圏内となる3着に健闘したが、あとはオープン特別競走でも2桁着順が殆どであった。


結局、95年の愛知杯(GⅢ)で最下位13着に敗れたのを最後に障害競走に転向、93年JRA賞最多勝利障害騎手を受賞した中竹和也(現・日本調教師会会長、ジョーカプチーノアカイイトなどを管理)が引退まで一貫して騎乗した。初戦の未勝利戦ではなんといきなりレコードタイムで8馬身差の圧勝。きさらぎ賞以来、2年ぶりの勝利を挙げた。だが、その後は400万下を勝つのに4戦を要し、しかも勝ち上がったところで1年の長期休養。


復帰初戦のオープンで3着となったが、結局1997年の小倉障害ステークス(OP)6着を最後に現役引退となった。生涯戦績35戦4勝うち障害競走8戦2勝。


この成績では流石に種牡馬になることは出来ず、引退後は去勢され、故郷のサムソン牧場で功労馬として余生を送る予定であったがそのサムソン牧場が廃業、閉鎖したため筑波大学に譲渡され同大学の馬術部で馬術競技馬となる。


2008年に乗馬クラブの那須トレーニングファームへ移籍、2009年まで馬術競技大会に出ていた記録が確認できる。2011年2月にホースショーに出たという記録を最後に、その後の消息は不明(あくまで推測の域を出ないものの、年齢的にそのまま那須トレーニングファームで余生を過ごしたとする説が有力視されている)。


余談編集

名前とのギャップ編集

ウマ娘のサムソンビッグは小柄な体格だがモデル馬もサムソン(Samson=力持ち)ビッグ(Big=大きい)という厳つい名前とは裏腹に小柄で大人しい性格の馬で、洗い場から厩舎に戻る際も、引き綱無しで人間の後を着いていったという。


ナリタブライアンの親友?編集

競走馬擬人化漫画「馬なり1ハロン劇場」の作者よしだみほは上記のエピソードからサムソンビッグのファンとなり(曰く「お座敷馬として私が自分チで飼いたい」)、同作では友達が少ないナリタブライアンの唯一の親友という役どころが与えられ、同作の定番ネタの一つとなった。ウマ娘の方でも概要に書いてある通りナリタブライアンの事を「ブーちゃん」と愛称で呼んでいるのもこれが由来なのかもしれない。


記念すべき100人目編集

概要にもある通り、『スターブロッサム』の更新と同時に突如新ウマ娘として発表された彼女だが、同時に記念すべき100人目の実名で登場したウマ娘となった。発表の際は知る人ぞ知るレベルの知名度であったため、その登場に驚いたユーザーも多かった(厳密に書くと名前だけとはいえ既に言及されたウマ娘もいるので正確には100人目ではなかったりする。ビジュアルを含めて発表されたという括りならばまた話は別だが)。ちなみにゲーム版にて育成ウマ娘として100人目に実装(別衣装版を除く)されたのは彼女より後に発表されたカルストンライトオ


追加への期待編集

概要にも述べられているように、実馬のサムソンビッグ号のその後の消息は知られていないが、ウマ娘化に漕ぎ着けたことで、ファンの間では、ダイタクヤマト号やアイルトンシンボリ号など、サムソンビッグ号と同様の例に陥っている競走馬たちにもウマ娘化の可能性が浮上している。


関連項目編集

ウマ娘プリティーダービー

スターブロッサム ウマ娘

94世代 サムソンビッグ


同期(94世代)編集

ナリタブライアン(ウマ娘):7回対戦し、最初の対戦のみサムソンビッグが先着。

サクラローレル(ウマ娘):対戦経験なし。

ヒシアマゾン(ウマ娘):対戦経験なし。

ビコーペガサス(ウマ娘):1995年の栗東ステークス(OP)、阪急杯の2回対戦(栗東S:ビコー6着、サムソン16着・阪急杯:サムソン7着、ビコー12着)。モデル馬は共に小型馬であるが、脚質は対照的であった。

ヨシノプリヴェール(サクラエイコウオー):1993年の朝日杯3歳S、1994年の皐月賞の2回対戦(朝日杯:サムソン13着、エイコウオー14着・皐月賞:エイコウオー8着、サムソン17着)。こちらは別名義ながら同じくスタブロで初登場。パーソロンの孫世代(母父)。

貫禄あるウマ娘:モチーフ馬オフサイドトラップゲーム版メインストーリー5章に登場。アストニシメント牝系繋がりでもある。


パーソロンの血統繋がり編集

シンボリルドルフ(ウマ娘):パーソロン産駒。

トウカイテイオー(ウマ娘):シンボリルドルフ産駒。サムソンと同じくパーソロンの直系(父父)の孫。

ツルマルツヨシ(ウマ娘):同上。

メジロマックイーン(ウマ娘):曾祖父(父父父)がパーソロン。アストニシメント牝系繋がりでもある。

シリウスシンボリ(ウマ娘):サムソンと同じくパーソロンの孫世代。但しシリウスは母父がパーソロンであり直系ではない(シリウスの父系はリファール系)。

メジロドーベル(ウマ娘):パーソロンの孫世代。シリウスと同じく母父がパーソロン(ドーベルの父系はノーザンテースト系)。

メジロ家のおばあさま:モデルの一つがパーソロン産駒のメジロアサマと推測されている。

バイアリーターク(ウマ娘)三大始祖のうち、ダーレーアラビアンではなくこちらの子孫になる。


その他の繋がり編集

メジロパーマー(ウマ娘):モデル馬が障害競走への出走経験がある繋がり(担当声優も共に青二プロ所属)。ただし、パーマーは2戦走って再度平地に転向している。

コパノリッキー(ウマ娘):モデル馬が最低人気で重賞を勝利した繋がりで、2014年フェブラリーステークス(GⅠ)を16番人気で勝利。その後翌年の同レースを1番人気で勝利し連覇。

ナリタトップロード(ウマ娘):モデル馬の共通勝ち鞍がきさらぎ賞。上述の通り、後にトップロード号の主戦を務めた渡辺薫彦元騎手が重賞初参戦となる愛知杯に騎乗した。

ツインターボ(ウマ娘):モデル馬が小柄な逃げ馬としてファンから注目されていた繋がり。また『週刊Gallop』の号外として断続的に刊行されたムック「週刊100名馬」でターボが特集された際、体格と脚質が似ている馬たちを取り上げる特集ページにて、上述のパーマーの父親であるメジロイーグルと共にサムソンのことが触れられている。

フサイチパンドラ(ウマ娘):モデル馬の母は最初はサムソン牧場に輸入され、繋養されていた。(閉鎖と共に売却)

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