概要
最初に考案したのはブルース・リーであるといわれ、剣道の籠手が元になったとされている。
初期のUFCでタンク・アボットが、日本ではアントニオ猪木が異種格闘技戦で使用し、それまで掌底による打撃が主流だったプロレス、総合格闘技においてそれを覆していくことになる(プロレスではいまだにパンチは反則)。
打撃のみでなく、投げ技や寝技も重要な総合格闘技などにおいて、ある程度指の自由が利き、拳の骨折などをある程度防ぐことによって気兼ねなくパンチを打てるという特性から、団体により規格こそ違うもののほぼすべての総合の団体で使用されている。
現在ではモトクロスやカーレースなどの乗り物競技に使用されることもある。
指先の感覚や操作性を活かすもの
指先だけ抜けることから、布地に邪魔されない指先の感覚を活かせる強みがある。
ブルーカラー系の職場や、手汗防止のために画業・執筆業・パソコン作業、スマートフォン入力などで使われるなど、何気にけっこう便利な代物。
寒冷地においては保温性と指先の作業性の両立もしやすく、薄手袋の上にオープンフィンガーを被せるという方法も登場している。
一部の指部分がないもの
また派生品として全指ではなく、「指の部分を一部だけ抜いた物」も存在し、薬指と小指のみ覆った物、親指と人差し指のみ抜いた物、人差し指のみ抜いた物など種類も様々(薬指と小指のみ覆った物は、冬の釣りの時に餌を取り付ける際に使用されるものもある)。
兵士や狙撃手などは野戦環境で手を保護しつつも、射撃(狙撃)に必要な繊細な感覚を鈍らせず精度を保つために装着している場合もある。
著名な使用者
- DAIGO
- 京極夏彦
- オーフェン(魔術士オーフェン)
- ガウリイ・ガブリエフ(スレイヤーズ):剣士なので滑り止めに使っている。作中でうっかり常に手袋(フルフィンガー)をはめているリナに釣られてガラス窓を触ってしまいアタフタするシーンもあった。第3部では服装が変わり素手となる。
- サトシ(ポケットモンスター):XY&Zまでのテレビシリーズと劇場版全般。
- ハル(ラストピリオド)
- アイン(北斗の拳):死亡後はケンシロウが受け継いだ。
- レヴィ(BLACK LAGOON):ガンファイターなので滑り止めに使っている。
- 高町なのは(リリカルなのはシリーズ):最初期は素手でレイジングハートをつかんでいたが、2期『魔法少女リリカルなのはA's』以降は15年に渡りオープンフィンガーを使用している。
- テリー・ボガード(餓狼伝説)
- 草薙京(ザ・キング・オブ・ファイターズ)
- K'(同上):左手のみ。右手はフルフィンガー。
- ラーメンマン(キン肉マン)
- 南光太郎(仮面ライダーBLACK)
- 麻生勝(仮面ライダーZO)
- ハリケンジャー(忍風戦隊ハリケンジャー)
- 深見ゴウ以外のゲキレンジャー(獣拳戦隊ゲキレンジャー):変身アイテムがオープンフィンガーグローブ型であるため。
- トロピカルージュプリキュアの初期メンバー(トロピカル〜ジュ!プリキュア)
- ファイ・ファイ(えんどろ〜!):戦闘時は白い熊の手状のグローブを装着する。
- キュアブラック(ふたりはプリキュア)
- キュアブルーム(ふたりはプリキュアSplash☆Star)
- キュアスカイ(ひろがるスカイ!プリキュア)
- エマ・ブライトネス(俺だけ入れる隠しダンジョン)
- ヒメ(スプラトゥーン2)
- イイダ(同上)