概要
アルティメットファイティングチャンピオンシップ(究極の格闘選手権)の略で、アメリカで産声を上げた世界最強、最大規模の格闘技団体である。
初期の頃は、ワンデイトーナメント方式で階級分けもなくルールも目突きや噛みつき以外何でもありという過激というより競技として未熟な状態であった。
そのため、競技的格闘技というより何でもありの喧嘩のような試合も多く存在したが、ブラジリアン柔術やレスリングの実力者が多く参戦するようになってからは、競技として成熟していくことになる。
特に運営が現在のズッファに移ったことで、アスレチックコミッションとのつながりが出来、厳格な競技化がなされ、それまでは興業を行えなかった地域でも大会を開くことが出来るようになった。
競技化が進んだために、現在ではたとえ実力が有ったとしても素行の悪い選手は試合に出れなくなることも多くなっている。たとえばニック・ディアスやアリスター・オーフレイムは薬物検査での陽性反応や、記者会見のすっぽかし等の事由で長期出場停止や、挑戦権の剥奪などの処分を受け、ホジマール・トキーニョ・パリャーレスはレフェリーの試合終了指示後も関節技を解かないといった行為を繰り返したため、契約を切られた事例が有る。
2005年からはTUF(The Ultimate Fighter)が放送され、シーズンの勝者や、シーズン中活躍した選手がUFCに上がるようになり格闘技を身近に感じることが出来ることも相まってUFC人気は加速していくことになる。
現在では世界各国で興行が行われ、様々な地域のファイターがUFCに出場するチャンスが増えている。
2013年からは女子の試合も組まれた。
2023年4月、UFCの親会社であるエンデバーが世界最大のプロレス団体WWEを93億ドルで買収。9月12日にUFCとWWEは合併し「TKOホールディング」に名称変更している。
日本では、WOWOWで生放送している。<TUFも放送している。>