ゴーガ
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ごーが
『ウルトラQ』に登場する怪獣。
ゴーガを眠りの谷より起こすな
驕れる者たちへ 六千年の呪いを込める
アランカは罪とともに没す
別名 | 貝獣 |
---|---|
身長 | 20m(最大時)、一般的なカタツムリと同程度(最小時) |
体重 | 2万t(最大時) |
発見地 | 西アジア・アーブ国 |
第24話「ゴーガの像」に登場。
約6000年前にアランカ帝国に出現し、瞬く間に滅ぼしたと言われている伝説の怪獣。
サザエの殻を背負ったカタツムリのような姿をしていて、目から発射する溶解液で人間を溶かす。この溶解液はジェット機なら10秒、東京タワーなら20秒でたちまち溶けてしまうほどの恐ろしい効果を持つ。また、貝殻の一部をドリルのように高速回転させて30kmの速さで地底に潜ることもできる。この部位は発光し、水爆でも破壊できないほどの頑強さを誇る。(出典:「ウルトラマンオフィシャルデータファイル」より)
美術品密輸団によって東京に持ち込まれた「ゴーガの像」の中に封印されていたが、像をレントゲン撮影する時に照射された放射線の影響で復活し、巨大化して密輸団を皆殺しにすると東京の街を破壊し始めた。
「ゴーガは火の海とともに滅びる」という言い伝えに従い、苛性カリウム入りの火薬で両目を潰されて地中に逃走。神田に現れたところを、自衛隊・火炎放射隊に攻撃されて焼死を遂げる。
なお、密輸団はゴーガがアジトの中で暴れまわっている事に気付いていたが、とっとと逃げようとせず、自分たちの正体を知った万城目たちの抹殺に執着したせいで全滅した(ボスの岩倉はゴーガの像とは別の盗掘品の像に埋め込まれたダイヤモンドを持ち逃げしようとして倒れた像の下敷きになり死亡)。生き残りがいたものの、ボスが残した「万城目たちの抹殺」という命令を頑なに遂行しようとしてすぐ後ろに迫るゴーガに気付かず踏み潰された。
ウルトラシリーズにおいて怪獣によって殺される悪党は数あれど、ここまで状況を読もうとしない悪党は珍しい。
- ウルトラQのスチール写真に、東京タワーをバックにパゴス、カネゴン、ペギラと一緒に写っている写真がある。広報用の宣材と思われ実際の劇中にはこのようなシーンは存在しない。
- 造形物は合計3体が作られたが、一番大きな着ぐるみは劇中描写のため本当に燃やされてしまった。
- 復活してまだ間もない小さなゴーガに顔を溶かされ死んでしまう密輸団のメンバーは、後にウルトラマンのスーツアクターとなる古谷敏である。『Q』ではケムール人や海底原人ラゴンのスーツアクターも務めている。
- 空想科学読本の作者柳田理科雄氏が地底怪獣ネタで取り上げた際、「貝殻をドリルよろしく回すのはいいが、本体は一緒に回って大丈夫なのか?」と心配していたが、何故かヤドカリの怪獣と誤認しており(ただし挿絵担当の近藤ゆたか氏はしっかり巻貝として殻と一緒に目を回す姿を描いている)、後に山本弘に指摘されている。
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