「ちょっぴりデンジャラス? な看護師」
概要
初登場はパワプロ4。パワプロクンポケット1~3にも登場する。作品によっては彼女候補にもなる。
緑髪の看護師で、怪我をして入院したり、病気になった際に通院コマンドを使用すると会うことになる。年齢は姉共々不明だが、職業や言動などを見る限り基本的に主人公より年上である模様。
性格は基本的におっとりしていて間延びした口調で話すことが多いが、作品によっては普通にしゃべることもありバラバラ。
穏やかで患者に優しく、まさに理想の看護師と呼ぶにふさわしい人物であり、
しかし実は裏の顔はダイジョーブ博士の助手であるゲドーくんであり、看護師として勤務する裏で日々彼と共に球児の強化手術(人体実験)に勤しんでいる。姉の理香が人体実験に否定的であるのに対して、京子の方は肯定的であり進んで協力している。
ちなみに「ゲドー」というのはダイジョーブ博士が「加藤(かとう)」を上手く発音できないことによる一種の訛りであり、よって京子だけでなく理香も博士にとっては「ゲドーくん」であり、実際『5』でそう呼ばれている。
看護師の姿でも時折ゲドーくんとしての活動を彷彿とさせる不穏な言動をすることがある。
パワプロ6では彼女候補でもあり、ダイジョーブ博士の能力強化失敗がフラグとなって彼女としてのイベントが始まるが、能力強化に失敗した時点で育成を断念してしまうユーザーが多く、それでなくてもダイジョーブ博士の出現、強化失敗、京子の彼女イベントの発動はいずれも運任せのランダムイベントであるため、実際に彼女にするのは非常に難しい。その割に同作の彼女候補では唯一立ち絵のパターンが2種類用意されており、通常のナース服とデート時の私服(紺のブレザー。リメイク版の『サクセス・レジェンズ』ではピンクのスーツ)が見られるという優遇も受けている。
攻略に手術失敗を経る必要があることから選手育成の面では半ばネタレベルではあるが、何気にかの「野球超人伝」をプレゼントしてくれる彼女候補の1人であったりもする。
また強化失敗のデメリットを完全に帳消しにはできないものの、失敗時に付与されるマイナス能力の「ケガしやすい」は彼女候補としての最初のイベントで消すことができる(『パワプロ7』でも彼女にはならないものの、似たような救済イベントがある)。一応、彼女なりに「医学の発展のための犠牲」になってしまった被験者に対する責任は取っているらしい。
初登場以降、看護師としてほぼ毎回出演するレギュラーキャラであり、『2011』のアンドロメダ学園編では主要キャラの1人にもなっていたが、キャラクターの一新が図られた『2016』以降の本編シリーズには登場していない(姉と養父は毎回出番があるのだが…)。
その一方で2018年6月7日に『サクセススペシャル』で限定イベントキャラとして実装。先に登場していた姉の理香が『スタッフ』キャラであったのに対し、京子は6のこともあってかこちらでも彼女候補として登場した。「巡回看護師」という架空の職業に就いており、病院から派遣されて地域の高校の野球部の練習を見て回り、治療や支援を行っているという設定。やはり野球部員たちからは絶大な人気を誇る。台詞に医療関係の専門用語が多く、バックログで表示される用語解説がやたら多い。
6などを踏襲したおっとりした穏やかな性格だが、主人公から口説き交じりのからかいを受けた際には笑顔で物凄くしみる消毒液を使用するなど、容赦ない一面もある。
告白イベントでは観察対象として注目していた主人公から交際を申し込まれ、遊び友達のような感覚と受け取って承諾する。しかしこの際に京子の方から「2人きりの時は敬語は無しで」と話しており、この時点でどこまで意識していたのかは謎。
当初はデートをしながらもダイジョーブ博士の指示を受けて秘かに主人公で実験やデータ取りを行っていたが、徐々に主人公を異性として意識していくようになり、4回目のデートイベントでの選択肢次第では実験機材の影響で主人公が一時危険な状態になってしまったことで取り乱し、同時に自分の主人公に対する想いをはっきりと自覚する。
5回目のデートイベントではデータはもう十分取れたとして、ダイジョーブ博士から「今日ハ一日楽シンデキナサーイ」と快く送り出されており、主人公との交際は認められている様子。
エピローグではデートイベントを完遂しているか否かで内容が変わるが、どちらにしても今後も京子が主人公の健康管理を担うという流れになる。ちなみに理香もエピローグで主人公専属のスポーツドクターになる展開になるため、この2人を両方デッキに入れれば1人で姉妹を独占することが可能だったりする。
性能としては獲得経験値はそれなりに高く、SR以上で得られる超特殊能力(金特)のコツは投手なら「内無双」か「速球プライド」、野手は「内野安打王」か「魔術師」の選択になるが、下位能力のコツが得られないなど使い勝手の悪い点が多く、イベントキャラとしての評価はあまり高くない。
固有の特典としてデートを重ねるごとにダイジョーブ博士の強化手術の成功率が上がるという効果があり、ダイジョーブ博士を確定で召喚できる持ち込みアイテムの「ダイジョーブのメス」と組み合わせることも可能であるが、召喚のタイミングはランダムなためデートイベントを含む育成の進行と噛み合うかどうかは結局ギャンブルであり、しかも同作では強化手術の効果自体も控えめとなっていることも難点である。
その後、2019年12月に『パワプロアプリ』に『2011』の設定をリメイクしたアンドロメダ学園編が実装されたことで、年末の大型イベントである「全国迎春野球大会」の報酬として、完全新バージョンの「【アンドロメダ】加藤京子」として実装された。
イベント内容などは概ねサクスペのノーマルバージョンと変わらないが、なぜかデート5回目の選択肢がなくなって投手は「ドクターK」、野手は「スイープ」だけになってしまい、他のキャラとの兼ね合いを考えると汎用性は低下してしまったといえる(似たような例には須神絵久などがいる)。その一方で強化点としてミートとコントロールの基礎能力上限突破が付いたほか、(他校と比べるとあまり重要ではないが)アンドロメダ学園の育成特効も持っている。
サクセスロード(パワプロ2001など)では主人公の妹である渚の担当でもあるため、通院しなくてもイベントで遭遇する。この縁もあり、サクスペでも渚とのコンボイベントが設けられている。
このほかにも9では六本木優希(リメイク作品であるSwitch版では別人のモブ女性に代わっている)、2012では七瀬はるかの担当もしており、主人公以外のキャラの医療や病院関係のイベントでもよく登場する。
また別の方面では『パワプロ10超決定版』のサクセスのシナリオである『サクセスオールスターズ』で社長秘書候補としても登場する。初心者向けのキャラで扱いやすい代わりに性能自体はあまり高くないが、ピンク色のスーツを着た珍しい姿を見ることができる。
容姿
髪型も初期の頃は背中に届くほどのストレートロングだったが、『パワプロ8』でショートのボブカットに変わり、作品によって長くなったり短くなったり結っていたりとまちまち。最新の絵で登場した『サクセススペシャル』(以降「サクスペ」とも)などではボブ基調のセミロングといった塩梅になっている。
その上公式設定として美人で巨乳であることが明かされており、普通サイズのユニフォームでは胸がキツイというエピソードも。
シリーズによっては作中で密かにファンクラブが出来るほどの人気を誇る。
また初登場した『パワプロ4』からしばらくの間はナースキャップに赤十字が描かれていたが、規制などの関係か『パワプロ12』以降は消されている。
余談
上記の通り『2016』以降の本編シリーズにはまだ出演できていないため、『2020』で声が付いた姉や養父と違って京子にはまだ声がない。ただしゲドーくんについては『2020』で豊口めぐみさんが理香と2役で声を担当している。一応理香がゲドーくんの中の人として活動しているケースもあるため一概には言えないが、今後京子に声が付く際には同じく豊口さんが担当することになる可能性が高いと思われる。
もしくは京子には違う声優が付くことで、いつか声によってゲドーくんの中の人の判別が可能になる日が来るのかもしれない(ちなみにゲドーくんが同時に複数人登場するという状況は、サクセスロードのミニゲームなどで前例がある)。
パワプロ2022以降はパワフェスにおけるアンドロメダ学園のマネージャーになった。