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「魔球はワイにまかせとき」

概要

オリジナルのナックルボール「アバタボール」が決め球の変化球投手。

CV:岩崎諒太

サクセスモードが実装されたパワプロ3では名字のみの阿畑名義で初登場。パワプロ7から「阿畑やすし」名義で登場し、それと同時にこれまで(パワプロ3パワプロ'97パワプロ5)に登場した阿畑は親戚でいとこの阿畑きよしに改変されたが、これは辻褄合わせの後付け設定となっている。そのためかそれ以降はきよしは登場していない。きよし時代を含めると矢部くんよりも早くパワプロに登場している。

大阪弁と無精ひげが特徴で、丸いものを見るとそれが野球ボールに見えてくるという職業病持ち。

あかつき大附属高校九十九宇宙とは幼馴染でありライバル。

苗字の由来は痘痕と思われる。そのため顔のブツブツはそばかすではなく痘痕ともとれる。

パワプロ9ではそよ風高校で主人公の1年先輩として登場し、幼馴染として芹沢茜が登場。

その場の思いつきで「日本刀でフルスイング」や「地獄ノック」など危険だけど効率の高い練習から茶道やボランティアなどの効率の悪い練習を提案してはプレイヤーを困惑させ、引退後も部に居座って後輩に特訓を指示し続ける(まあ、11などでは運が良ければ貴重な特殊能力を所得させる案外ありがたい人だったりする)。

その反面、本質的な彼の性能としては9で唯一変化球と球速の2つで友情タッグを組めるという大きな長所があり、また引退後もそよ風高校固有のイベント(全校共通キャラの手塚にもそよ風高校限定の有用イベントがあったりする)によって、能力の直上げや特殊能力取得など投手育成における恩恵が大きく、思いつき練習の影響次第ではあるものの意外と投手の育成環境としては安定していて優れている。一方野手育成については安定した旨味要素は実質皆無といえ、思いつき練習で(「日本刀フルスイング」などの)優秀な練習が多く出ることを祈る博打プレイにならざるを得ない。

ちなみに9の一部リメイクとなっているSwitch版のサクセスでは、そよ風高校未実装のフォローのためか新規の出番が追加されており、高校問わず投手育成時限定でランダムの練習後イベントで登場する。なお、あかつき大附属で九十九の友情イベントを起こす前に登場していてもセリフが変化しないため、少々おかしなやり取りとなってしまう。

3回目の登場でオリジナル変化球の制作を手伝ってくれたり、他の選択肢では9にはなかったアバタボールの伝授や、習得済みの変化球をそのまま1つレベルアップしてくれたりもする。なおオリジナル変化球制作時のみ4回目の登場もあり、3回目と合わせて計2回のセッティング機会がある。

1、2回目の登場でも選択肢次第で強力かつ自力習得ではかなり高価な特殊能力の「キレ〇」を確定・ノーリスクで覚えられたり、まとまった量の変化球経験点が得られたりと、なかなか強力なイベントとなっている。特に後者はあかつき大附属の最序盤で練習の恩恵が低く行動選択肢が狭い中、天才覚醒やダイジョーブ博士の手術に備えてある程度習得変化球を整える上で非常に重宝する。ただし内容の展開がランダムで、やる気が下がったり得られる経験点が減少するなどマイナス気味の結果になるパターンもある。

大学野球編では近代学院大学、社会人編では一番星自動車の選手として登場し、2012では九十九とチームメイトになっている。

なお、主人公が投手の時はオリジナル変化球の開発を手伝ってくれることが多い。

阪神タイガースの大ファンであり、中日ドラゴンズに所属する設定のパワプロ7では中日対阪神でも阪神を応援するイベントもあったが、パワプロ2010からは遂に阪神所属となっている。

パワプロ10では、2年目に中日ドラゴンズから極亜久やんきーズへトレード入団する。主人公がやんきーズでプレイしている時とアレンジなどの時では能力が違っている。

やんきーズ編で日本シリーズまで勝ち進むと、茜が阿畑に彼の子供を身ごもっていることを告白し、「アバタボール」が「アカネボール」に進化する。

パワプロ11では茜と結婚して子供を一人設けている(エンディングでは茜が第二子を妊娠している)。たこ焼き商売に専念する為、プロ野球を引退。だが、阿畑と時を同じくして発表された早川あおいの電撃引退が世間に強い衝撃を与えたため、阿畑の引退はあまり人々の記憶に残らなかった。

古参キャラの一人ということもあり経歴が多岐に渡るがパワフェスでは極亜久やんきーズに所属している。パワプロ2016では九十九があかつき大附属高校所属ということもありやすしが年上になっていることになる。(2016以降はあかつき大附属OBチームに移ったためこの点は解消した)

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  • 始まりはタコヤキから (前)

    この街でたこ焼きの移動販売を行っている男がいる。名前は阿畑やすし。一見するとパッと冴えない男ではあるが、野球好きの間では一時期『浪速の魔術師』と呼ばれた元プロ野球選手である。これからの活躍が期待されていたにも関わらず突如現役引退して現在に至る。そんな阿畑の前に、腐れ縁とも言える存在・九十九宇宙が姿を現した。
    13,093文字pixiv小説作品
  • 始まりはタコヤキから (後)

    九十九との勝負に敗北した阿畑。何か特別なモノを失ったショックは相当大きく、降り頻る雨の中ただマウンドに立ち尽くしていた。その数週間後、阿畑との勝負に勝利して特別なモノを得た九十九の元に一通の手紙が届けられる。
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  • 不即不離

     物心がついた頃から一緒に遊んでいた間柄の阿畑と九十九。いつしか野球を始めた二人。阿畑はピッチャーとして、九十九はバッターとして、チームを牽引していく存在となる。ただ、その二人は高校進学と共に別々の道を歩むことになる。それぞれが期待を胸に抱いて新天地へと乗り込むも、そこで待ち受けていたのは茨の道であった―――
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阿畑やすし
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