概要
本項では裏サクセスに出演した場合の彼女についても触れる。
表サクセス
子供の頃、社会人野球からプロ野球選手入りを目指していた父に愛想を尽かして出ていき、父もプロ野球選手になれず自殺した事でプロペラ団員の小林安夫に引き取られる。
将来のプロペラ団幹部候補として英才教育を受け、その過程で組織への依存心を忠誠心と錯覚し、愛情を知らないまま育つ。
やがてプロペラ団による野球界支配作戦のため、極亜久高校へと潜入するが……。
パワプロクンポケット
初登場。主人公が二年次に極亜久高校に編入。なぜか野球部に積極的にかかわる。
実はスポーツを支配しようとたくらむ犯罪組織プロペラ団の団員96号。
極亜久高校に編入したのはスパイ目的だったが、大東亜学園に所属するプロペラ団員の攻撃から主人公をかばったことで正体が発覚。
主人公に「プロペラ団に所属すれば簡単にプロになれる」と勧誘するが、「正しくないやり方で手に入れたものからは満足は得られない」と拒否され、愚直に前へ進む主人公に対して好意を抱くように。
やがて主人公への想いからダイジョーブ博士と結託しプロペラ団を裏切ろうとした事で、日本支部長に拘束されてしまう。
バッドエンドでは支部長に拘束された際、「プロペラ団なんて他の人からお金をかすめ取る寄生虫だ」「アンタなんて若者をねたんでるだけのくそじじいよ」という言葉に逆上した支部長によって射殺されてしまう。
グッドエンドでは事情を察した村上海士が父・村上銀一郎に相談したことで、甲子園決勝を放り出して駆けつけた主人公によって助け出される。
決勝に間に合った主人公が野球マスク率いる聖皇学園に勝利し、村上銀一郎の活躍でプロペラ団が壊滅した事で自由となった里美は、主人公と共に歩んでいくことを選ぶ。
正史は想いを寄せていた主人公が荒井紀香と付き合ってしまったために、あてつけとして亀田光夫と付き合う。
その後極亜久高校に肩入れした裏切り者として幽閉されるもダイジョーブ博士の手によって救われ、日本支部長を爆殺。
助けにきた亀田を利用し、日本支部長の地位を得て、今後もプロペラ団に貢献してゆくこととなる。
パワプロクンポケット2
プロペラ団日本支部長として登場。
スペードのクイーンを名乗って曽根村と共謀。
さらに彼を出し抜いてドリルコーポレーションを乗っ取り、モグラーズを傘下におさめた。
パワプロクンポケット3
引き続き日本支部長として登場。彼女候補としても再登場。
自分があてつけで付き合ったことで亀田が暴走し、ネオプロペラ団を結成してしまった為、その対応に苦慮している。
かつての思い人である主人公の墓参りを欠かさず行っていたが、彼が生きていたことを知り衝撃を受ける。
さらに外藤と再会して事情を聞いたことで、「生きていて良かった」と本心を吐露。
「今の自分では会いたくない」と接触を避ける一方、主人公が本物かどうかを見極めようとする。
バッドエンドでは(結果的に)自分を妨害する主人公を、自分を動揺させるためビッグボスが用意したニセモノと断定。
その後ビッグボスを爆殺してプロペラ団の乗っ取りを目論むも、主人公たちがプロペラ団を壊滅させたことで自分の道を歩むことを決意し、やがて裏社会で恐れられるようになる。
ビターエンドではフラップ教団に敗北してボコボコにされた主人公を見かねて介抱。
里見美千代(さとみ みちよ)を名乗って主人公に接近し、直接その正体を確かめようとする。
デートを重ねることで「もしかしたら会った事があるのではないか?」と察されるが、「自分の片思いだったから思い出せなくても仕方がない」と身を引く。
その後プロペラ団が壊滅的打撃を受けたことで、プロペラ団を元の企業と選手の仲介組織に戻そうとビッグボスを説得するも反発され、射殺される。
駆けつけてくれた主人公にかつて言えなかった「甲子園優勝おめでとう」という一言を伝え、息を引き取る。
そして主人公はその言葉で、かつてのクラスメイトだった里美のことを思い出す。
グッドエンドではビッグボスに撃たれるも、主人公からプレゼントされた「地味な色のベスト」を着ていたために生還。
駆けつけた主人公に「今度会う時には自分の事をちゃんと思い出しておいて欲しい」と伝え、姿を消す。
その後のプロペラ団壊滅による世界の混乱は最小限に押しとどめられ、主人公は里美が戻ってきたらまた高校時代の仲間と一緒に過ごそうと、帰りを待ち続ける。
正史ではプロペラ島壊滅の際、行方不明という事になっている。以後、本編には登場しない。
偽名として名乗る「里見美千代」は本名をひっくり返したもの。
主人公が思い出してくれることを期待し、また名字を呼べば本名の名前で呼んでもらえるという想いも込められている。
主人公には名字にさんをつけて「里見さん」と呼ぶように伝えている。
またデートの際、パラレルワールドについて「悪い奴等に捕まっていて、好きな人に助け出された世界もあれ
ば……」と1グッドエンドを示唆するメタ発言を行っている。
その後
浅上綾華の言う「あの人」とは里美のことであり、日本支部長時代に尊敬されていたようだ。
オオガミ製アンドロイドの広川武美と白瀬芙喜子には彼女の人格データが一部流用されていると思われる。
そのためホテルのロビーを好んだり、ハッピーエンドを嫌ったり、ロマンにこだわったりと、里美の影響が大きく見られる。
裏サクセス
パワポケの「裏サクセス」はスターシステムを採用しており、表の世界とは全く異なる人物として登場するようになっている。その中で、彼女はパワポケ7、10で出演している。
四路智美(パワポケ7裏)
第一次大戦の時期に活動していた元スパイとして登場。
主人公には「現地で登用された後で解任されたのでは」と推測されていたが、
実際はフランスなども股にかけて活動していた。それゆえに仏語と独語に堪能。
フランス滞在中に外交官相手に刃傷沙汰を起こした大神博之大尉をかばって以来、
彼から命の恩人と慕われているが、実は彼が事件を起こすように仕向けたのも彼女であり、
一連の混乱の隙に工作を行っていた。
かつて自由民権運動の活動家だったが、限界を感じて転向した過去がある。
記者である埼川珠子とは気が合いEDでは共に新聞社を立ち上げる。
当局の弾圧や過激団体のテロに屈せず、感情に流されがちな世論に発し続けた警告は海外で高く評価されている。
サトミ(パワポケ10裏)
叔父と共に農場で暮らしている。
町に遺跡が出現する原因を作ってしまい、そのことで外部から攻撃されており心を閉ざしていた。
主人公の説得により、自分が本当は何をしたのかを知るために主人公たちの仲間になる。
銃の扱いには慣れているらしく、ライフルが武器。
ちなみに、表では1度も見せたことが無い涙を見せている。
仲間にすると主人公達の旅についていくが、仲間にしない場合、EDにて大学に行き、
主人公から送られた遺跡の資料の研究をしながら、自分でも調査をしていることが語られている。
実況パワフルプロ野球10超決定版2003メモリアル
サクセスオールスターズにて最初に選ばれる秘書として登場する。
効果は選手契約金や施設設置費用の一割引。
プロペラ団日本支部長としての力なのだろうか……?
余談
パワプロアプリ出演をかけた人気投票では36人中27位に選ばれた。