主人公である戦闘機メカのツインビーについては、ツインビー(キャラクター)を参照。
概要
コナミのロングセラーシリーズの1つで、1985年3月5日のアーケードゲームで初登場。当時としては画期的な、二人同時プレイ可能なシューティングゲームで、丸みを帯びた自機デザインや、動物や果物など身近な存在をモチーフにした可愛らしい敵キャラクターも特徴。
基板はそのデリケートさや、コナミモーニングミュージックなどで有名なバブルシステムを使用している。
ゲームルールは対地対空の概念がある縦シューティングで、10面(コンシューマー版は5面)をクリアすれば一周となる。
パワーアップシステムが独特で、対空弾で雲の中に隠れたベルを弾き出し、一定数の撃ち込みによりベルの色を変え、キャッチ時の色に応じて様々なパワーアップが得られる仕様となっている。ベルへの撃ち込みと、敵との応戦を並行して行う必要がある為、特に高次面でミスすると復活が困難な事で知られた。ボーナス点の黄色ベルをミスなく取り続けていくと、恐ろしい勢いでスコアが伸びていく。
現在の設定(イメージ)やキャラクターデザインは出たな!!ツインビー(1991年)以降に定着した部分が大きい。また1993年にはこれらを設定を基としたラジオドラマ『ツインビーPARADISE』が制作され、コナミがメディアミックス展開事業を行うきっかけを作り、大きく貢献する作品にもなった。
コミカルなシューティング同士で親和性が高い為か、後に同社が手掛けるパロディウスシリーズの多くの作品でも出演を果たしている。
他、コナミワイワイワールドで乗機として登場したり、MSX版グラディウスにて特定の条件を満たす事で自機として登場するなど、同社がリリースしたゲームで機体やパイロットが客演する事が多く、またときめきメモリアルでは隠しゲームとしてプレイする事が可能となっている。
2023年現在、新作およびリメイク作品は製作されていない。
ストーリー(第1作)
宇宙暦2801、平和なドンブリ島に突如としてスパイス大王率いる軍隊が攻め寄せてきた。
スパイス大王は島を占領すると、島に伝わる5つの宝の玉を部下の4人の将軍に分け与え、島は分割統治されることになった。
一方、島のはずれに住んでいた風変わりな科学者シナモン博士は2機の戦闘機「ツインビー」「ウインビー」を密かに開発していた。そして博士の弟子(初期は息子という設定だった)「アンナモン」と「ドンナモン」がそれぞれ乗り込み、スパイス大王の軍勢に対し勇敢に戦いを挑んでいった・・・。
余談
リア充カップルが家でイチャイチャしながらプレーするのに最適(他には『ぷよぷよ』や『NewスーパーマリオブラザーズWii』などもおすすめ)。アーケード版ではコンティニューがない代わりに2人プレイ時にゲームオーパーになったプレイヤーに残機をお裾分けするシステムが存在した。
それを意識したものではスーパーファミコンでリリースされた『Pop'nツインビー』において「カップルモード」なるオプションがあり、片方のプレイヤー(ツインビー側)に敵の攻撃が集中するようにできるものがある。
これは後に『実況おしゃべりパロディウス forever with me』の二人同時プレイのオプションにも採用されている。
『NEWラブプラス』からカノジョと遊ぶゲームのひとつとして「ツインビー+」が追加された。当然ツインビーはカレシ、ウインビーはカノジョが操作する。
コナミ作品でオプションシステムが初採用されたゲームである。ただこのゲームのオプションは動き続けていないとオプションが自機と同じ場所に集まってしまう。
派生作品
シリーズの関連キャラクター
ライト(CV:山口勝平)
メロディ女王(CV:天野由梨)