コナミデジタルエンタテインメントより発売されているラブプラスの最新作でありシリーズ第3弾。
プラットフォームが今までのニンテンドーDSから3DSになり多くのシステムが追加、変更された。当初は2011年12月8日発売予定であったが11月に発売日が延期され2012年2月14日となった。
キャッチコピーは「飛び出せ!!国民的カノジョ」
勘違いされやすいが恋愛シミュレーションゲームではなくコミュニケーションゲームである。その為、NEWラブプラスに限らず恋愛シミュレーションゲームとして買うと失敗することもありえる。
3DSのベンチマーク的なソフトと開発陣が語るようにDSから3DSになって追加された機能の多くを用いている。主な追加機能、新要素を以下に挙げる。
新要素
- ジャイロセンサーを用いて彼女を様々な角度から眺めることが出来る。
- カメラ機能を用いて彼女を撮ることが出来る。撮った写真はSDカードに保存される為、持ち出し可能。
- 顔認識システムを用いる事で他のプレイヤーがプレイすることを防止(カレシロック)出来る。この顔認識の精度は高いようで髪型が変わる程度ならば問題無く認識出来るようである。また、他のプレイヤーに彼女を紹介することが出来る。これも顔認識システムを用いており以前出会った相手などの場合反応が変わる。
- ゲームコイン(3DSでスリープ中に歩くことで貯まる)を用いる事でゲーム内通貨である「リッチ」を入手出来る
- 3DSのカメラ機能を用いてオリジナルのデートコースを作成できる。これは他のプレイヤーと交換も出来る。またコースには属性を設定出来るようでありそれによって彼女の服装などを変えられる(寒ければ厚着など)。
- すれちがい通信、いつの間にか通信で周囲の情報を得ることが出来る。
- 読書週間が追加された。彼女と一緒に本を読むイベントである。また、最初に選ばれる本は愛花が赤毛のアン、凛子がぼくのメジャースプーン、寧々が魍魎の匣であり、2月6日に講談社から書き下ろしカバー付のものが販売されている。
- 恋人パートで青春の一ページが追加された。特殊なミニドラマ。
- 放課後にデート出来るようになった(前作までは休日にしかデート出来なかった)。
- 友人パートをやり直す事が可能。
変更点
- 3DSになることで解像度が上がりグラフィックが綺麗になった。
- 彼女の髪型、服装、装飾品が増加。
- とわのひがしが追加。
- 縦持ちだけでなく横持ちにも対応した(3DSの場合上画面のみが3D表示出来るため)。
- スキンシップで出来る行動が増えた他、前作までと違い適度に飛ばす事が可能になった。
- 名刺で設定出来る項目が増加。
- 前作までと違い起動時にリアルタイムモードになるためイベントを見逃しにくくなった。
- デートで彼氏力を消費出来るポイントを設定出来るようになった(前作までは全部消費された)。
- デートの食事の際にメニューを選ぶ事が出来るようになった。
- 通学で天候が変わるようになった。当然雨であれば傘を差す。
- 友人パートでイベントが追加。
- 彼氏チェックが無くなった代わりにToDoが追加された。
当然ながら(?)彼女候補は高嶺愛花、小早川凛子、姉ヶ崎寧々の3人から追加や変更、削除はない。また前作までのデータを引き継ぐ事も可能(2月13日にニンテンドーeショップで配信開始されたラブプラスTOOLSが必要)。
イラストとしては登場人物などは前作から大きく変わらないためタグとしてはあまり用いられない。
尚、上の発売前情報は基本的に4Gamer.Net、wikipediaより参考にしている。
あれこれ
機種 | ニンテンドー3DS |
---|---|
ジャンル | コミュニケーション |
発売日 | 2012年2月14日(火) |
価格 | 6,980円 |
販売元 | コナミデジタルエンタテインメント |
CERO | C(15歳以上対象) |
重篤なバグ発覚
いざ発売された際、実は重篤なバグが多数ある事が発覚した他にプレイ感覚がもっさりしていたりと問題になった。
これが原因でプレイヤーの落胆が激しくなり、開発側の初期対応のまずさもあって不信感を持たれてしまった。
これがラブプラス人気の熱が一気に下がってしまった原因となってしまっている。
後に修正データがVer1.2まで配信され、重篤なバグはほとんど解消された。なお、読書週間は発生しなくなる様に変更されている。
DL版は最初からVer1.2が適用されている。
NEWラブプラス+
NEWラブプラスからさらに仕様変更がされ、重大な問題点の削除・ラブプラス+から久しぶりの熱海旅行ならびに箱根旅行と日光鬼怒川旅行が追加された。
縦持ちオンリーとなり、3D立体視・カレシロック・どこでもデートのオンライン投稿・アーケード版との連動の廃止がされた。
データ引き継ぎはNEWラブプラスの出力データはそのまま、ラブプラス・ラブプラス+は専用引き継ぎツールが必要。
旅行はタイムシフト形式になっており、イベントが始まる時間の為につきっきりでいる必要がなくなり時間外でも順番にイベントを見ていく事ができるようになっている。
初めてプレイする人はこのNEWラブプラス+が無難かと思われる。
発生要因は発表されていない為不明だが、フィーリング(好感度)が最低のレベル「ドクロ」になる事がある。考えられる要因としてはフィーリングの内部数値がカンストしきれずにオーバーフローを起こして0になった際に起きるものと思われる。ただし、システム的に重篤なバグではない為、少し手間がかかるがプレゼントをしたりする等して回復していく。もしくはその状態になったら、タイトルメニューに戻ってセーブデータファイルを選択する前に回想モードで該当するカノジョを再攻略すると回復する。
内田明理氏の後悔
NEWラブプラスの不具合の一件を内田明理氏は非常に悔いていたらしく、特に任天堂からもDSの頃にタッチジェネレーションの一員の扱いをされ、岩田聡社長とのプレゼン動画の共演もあったのに、この結果に対して岩田氏に直接謝罪したかったがその機会がないまま、岩田氏はこの世を去ってしまった事に後悔の念を踏まえて哀悼の意を捧げている。