概要
2009年に発売されたDS用ゲームソフト「ラブプラス」に由来した一人称視点描写のパロディ設定や派生漫画から誕生したタグ。
パロディに関する「○○プラス」タグの存在はラブプラスに影響を受けた架空のゲーム創作オジプラスにて2011年頃から確認出来る。
しかし○○+カレシ、○○プラスと題した一人称描写の夢漫画アンソロジーによって、プラス=夢向け創作という意味として広まり、「ラブプラス」のダブルパロディだった事自体を知らない者も多い。
(ラブプラスのキャラクターは登場しないため二次創作と誤解されがちではあるが、一人称視点のゲームシステムをモチーフにした創作のため広義としては三次創作が該当する。)
夢向け用としてのタグは版権タイトルの「ローマ字略+プラス」と表記するタグが多い。
詳細は後述するが、2022年現在では個々で作った棲み分け方法の公表の場が多い故に、ダブルパロディとしての意味合いが上塗りされているのが現状である。複数の意味で使われているタグとしては珍しく、時代の変遷と共に主流が変化している特徴を持つと言えるが、上塗りした内容が定着せず定期的に扱いの混乱を招いている状態となっている。
夢小説・夢漫画とは
版権キャラクター×(個人が作った)オリジナルキャラクターの小説、漫画。
夢向けジャンルがインターネット上で増加傾向になったのは2000年代前後から。夢小説(当時はドリーム小説とも)をメインに取り扱う個人サイトが存在し、携帯電話での個人サイトの作成や小説投稿が手軽に行えるサービスの普及によるケータイ小説の増加に合わせて夢小説の創作数が増加した。
pixivのサービス開始に伴い、名前変換のない夢小説や個人サイトでは少ない類であった夢漫画の投稿も確認され、2020年4月16日に「単語変換」機能が正式に導入された事でpixiv内の夢小説の投稿もさらに手軽となり投稿数が増加した。
※詳しくは夢小説参照
プラスタグの運用について
プラスタグの由来が大手企業から発売された版権を持つ商業ゲームをモチーフとしたダブルパロディの創作である事、カップリング表記の一つである「A+B」が恋愛描写のないコンビかつ友情を表す意味合いを持つ事から、同人用語の被りや大元や由来への知識も無くリスペクトが無くなる形で意味を追加されるこの語句の使用を控えている投稿者も多い。
また、使用方法も個人が使い方を公表、指摘する度に混乱が生じ、明確な使用方法が確定されておらず意味が流動している現状もある。
以上の事から、投稿作品へのタグの追加はあくまでも投稿者によるものが望ましく、第三者及び閲覧者によるタグ追加や使用の強制、タグ内容についての指摘、使用方法の提案はさらなる混乱を招くため非推奨である。
- プラスタグの意味と混乱理由の一例
【確認出来た例であり下記が全てではない。意味を明確にし定義化する意図はない事を留意願う】
夢小説、夢漫画の表記揺れ
一人称の描写から派生した夢向けタグとして使用
→大元のラブプラスと、派生した夢漫画を知る層へ混乱を招いた。
夢主の個性の有無
元の一人称視点の描写から、個性がない夢主という意味で使用
→同上、表記揺れと認識している層にも混乱を招いた。
ツイッター用の夢タグ
ツイッターでの夢小説や夢漫画の投稿が増えた事により、pixivのタグは逆輸入だと認識する者も
→同上。
恋愛描写あり
プラスは恋愛描写有りを示し、友情夢との差別化を計る為のタグ。友情夢は○○夢と表記する
→同上、○○夢=友情夢も定着しておらず、○○夢自体も表記揺れの一種としている層に混乱を招いた。
使用タグ一覧
タグの表記揺れによって多数タグがある場合は、少ないものを()で表示しています。
他にもある場合は追加お願いします。
関連イラスト
夢向け関連
ダブルパロディ関連