概要
「アンソロジー」とは複数の作家による短編や読み切りの作品を収録した出版物。
「アンソロ」と略されることが多い。
広義では、複数人による作品集であれば和歌集、はては卒業文集もアンソロジーである。
解説
主に漫画を収録した「アンソロジーコミック」のことを指す。
他には小説や楽曲などのアンソロジーも存在する。
出費・編集・販売を主催が取り仕切るものを言い、作家全員でそれらを分担する場合は「合同誌」と言う。
「アンソロジー」は「合同誌」の一種である、アンソロジーよりも参加者数が少ないものを合同誌と呼ぶケースもあるが、正確な言葉の意味としては違うようである(このような場合はプチアンソロと呼ばれていたりする)。
pixivでは基本的に同人誌のアンソロジーのことを指す。
最近ではweb上のみで公開する「webアンソロジー」という形態もある。
商業アンソロジー
商業出版として出版社から出される物を同人誌と区別して「商業アンソロジー」と呼ぶこともある。こちらは通常の書店で購入できることが多い。版権元公認と非公認のものがあり、前者はタイトルがそのまま含まれ、表紙にもタイトルロゴがある。有名な「DQ4コママンガ劇場」もこれの一種。
非公認のものはアマチュアの作品を収録したものが多く、内容の傾向は実質同人誌とほぼ変わらないものとなっている。
しかし同人誌と違い中身がエロでも表紙に成人向け表記が無いことが多く、また女性向けジャンルの場合一見表紙がオールキャラでも腐向け要素が当たり前のように含まれていたりしたため、同人という概念を知らなかった頃に「○○の本がある!でも絵柄がずいぶん違うなあ」と思いつつ手に取った結果トラウマを植え付けられたり、人によっては目覚めてしまったという経験者も多いのではないだろうか···。
なお、近年では一般の書店では見かけることは少なくなっている。