逆境とは!?思うようにならない境遇や不運な境遇のことをいう!!
概要!
島本和彦が『少年キャプテン』にて1989年から1991年まで連載していた超熱血野球ギャグ漫画。
普通だったら考えつかないような展開から来る”逆境”に時に打ちのめされながらも這い上がる主人公・不屈闘志を描いた作品。そのファイティングスピリットを無闇矢鱈と刺激する内容から連載終了後もカルト的な人気を誇り、2005年には主演・玉山鉄二の他豪華キャストで実写映画化。原作に負けず劣らずの熱血さを見せつけた。現在はサンデーGXコミックスにて復刊しており、書店でも手軽に買えるようになった。
ストーリー!!
何事にも常に全力がモットーの全力高校野球部キャプテン:不屈闘志はある日、校長から廃部を宣告されてしまう。それというのも野球部があまりにも弱く、部費を払うのも馬鹿馬鹿しいと判断されてしまったのだ。校長に泣きすがるも一蹴されてしまう不屈だったが、この”逆境”を前に奮い立ちあろう事か甲子園優勝を宣言してしまう。
これは、ありとあらゆる逆境に魂一つでぶつかってゆく一人の男と、そんな馬鹿に魅せられたナイン達の熱き物語であるっ!!
登場人物!!
不屈闘志
本作の主人公。全力学園野球部のキャプテンにしてエースピッチャー。あらゆる逆境に打ちのめされながらも不死鳥のごとく立ち上がる屈強な男。
チームの弱小さに呆れた校長から廃部を宣告されるという”逆境”からこの男の物語は始まるのである!ボールに漢の魂を与えた魔球:男玉の使い手。
校長
不屈に廃部を宣告した人。不屈と同じくらいの熱血漢であり、何だかんだで彼の成長を見守っている器のデカい人物である。
映画では藤岡弘、が演じ、CDドラマでは内海賢二が声を当てた。
サカキバラ・ゴウ
野球部の顧問。歴史の教師であり、その人生経験の豊富さを請われて野球部にやってきた。名前のモチーフは当時の担当編集者。
映画で演じたのはココリコの田中直樹。CDドラマでは池田秀一の声で名言を吐いている。
月田明子
野球部マネージャー。すごい天然ボケだがそれでもナインの皆を支えている。映画版で演じたのは堀北真希、CDドラマ版では堀江由衣。
関連タグ
岡村孝子:劇場版のテーマ曲「夢をあきらめないで」を製作・歌唱
透明ランナー:少人数で野球をするときに必要になってくるシステム。本作でルールが適用された。
グローブグルマー:2024年から放送されたスーパー戦隊シリーズ『爆上戦隊ブンブンジャー』に登場する戦隊怪人でグローブが素体で炎のように燃える目、「ハシリ球」や「ピッチャー返し」といったこの漫画に登場した技を使うなどパロディが盛り込まれている(そもそも島本氏は本作においてこいつを除く怪人全般のデザイン担当で外見が“ハシリ球を収めたグローブ”をモチーフにしていて、事実上原作者が自己作品をセルフパロディしたという、非常に稀かつ豪勢なデザイン背景を持った怪人と事実上公認されている)。