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ジーク・イェーガー

じーくいぇーがー

ジーク・イェーガーとは、漫画「進撃の巨人」の登場人物である。獣の巨人の継承者でライナー、ベルトルトらと同じ「戦士」の一人。
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まぁ...初球は様子見で 目指すは完全試合(パーフェクトゲーム)


プロフィール編集

誕生日8月1日
身長183cm
体重92kg
所属マーレ・戦士隊 戦士長
cv子安武人山下大輝(少年期)

概要編集

漫画『進撃の巨人』の登場人物。

壁内人類と敵対する「戦士」達の中で戦士長と呼ばれる、跳ね上げ式の特徴的な眼鏡をかけた金髪の男性。ライナーベルトルトアニの上官にあたる。

壁外から来た、「九つの巨人」の一つ「獣の巨人」の巨人化能力者。


モデルは、クサヴァーハンジと同じく町山智浩


戦闘時は獣の巨人に変身し、他の巨人よりも長い手を活かし、砕いた岩を野球の投球のように投擲する攻撃を得意とし、戦闘力は巨人化能力者の中でも非常に高い。


ライナーとベルトルトとはシガンシナ区で合流しており、今すぐにでもアニの救出に向かおうとしていた2人を力ずくで止め、仲間を救出することより「座標」の奪還が優先であるとし、ウォール・マリア奪還のためにいずれやって来るエレンたちを待ち構えていた。

「ウォール・マリア奪還最終作戦」では巨人化し、用意させていた多数の巨人たちと共にシガンシナ区郊外に出現。内門の外側を巨人たちに包囲させて調査兵団を孤立させ、さらには投石攻撃で追い詰める。

調査兵団の多くがその犠牲になる中、リヴァイ、調査兵団団長のエルヴィン・スミス、新兵達は「獣の巨人」を討つべく、捨て身の作戦を開始。

リヴァイを「獣の巨人」に近づけさせる為、馬に乗ったエルヴィンと新兵達は投石攻撃が降り注ぐ中、「獣の巨人」に特攻をかける。

ジークは壁内人類との戦闘では基本的におどけたような態度を取っており、この時も戦いをさながら野球試合のように茶化していた。

しかし、この特攻に対してはかつてない怒りを露わにしており、レイス王に『世界の記憶』を奪われたのは悲劇」「だから過ちを何度も繰り返す」とこぼしている。

だが持っていた岩石を握りつぶしたことで我に返り、「自分は父親とは違う」と自身を諫めていた。再び投石攻撃を再開し、特攻し続ける新兵達を、たった一人を残し全滅させる。

しかし、密かに接近していたリヴァイによって圧倒され巨人体から引きずり出された挙句、ブレードを口内に突っ込まれ、左目下から貫通させられ追い詰められた。

あと一歩のところで殺される寸前だったが、「獣の巨人」の力を奪うため生存者を探そうと、リヴァイが隙を見せた時、背後から駆け付けた車力の巨人に助けられて逃げ延びた。

逃走の際、用意していた大型巨人達に命令を送りリヴァイを襲わせている。

その後、壁内にて「超大型巨人」を討ち取ったエレンの前に姿を現す。

エレンは目の周りの巨人化の跡から、彼が「獣の巨人」かと推測するが、一方でジークはエレンを見て「全然父親に似ていない」と発言。予想外の言葉に驚くエレンに、ジークはさらに「自身はエレンの理解者である」こと、「同じ父親の被害者」で、「お前は父親(グリシャ)に洗脳されている」と語りかけた。エレンもまた、彼からグリシャの面影を感じ取っている。

その後、追撃してきたリヴァイから逃げる際、エレンに対し「いつか救い出す」と発言した。

壁内に来た目的は、ライナーとベルトルトを回収する為であったが、既に討ち取られていたベルトルトの回収は断念し、ライナーを救出する。


その四年後、海の向こうの大国マーレの軍隊に所属し、中東連合の戦争に参加。後述の巨人の力で、戦争終結に貢献した。

エルヴィンに匹敵する程の知略を張り巡らせ、目的のために非情な判断も躊躇わないが、その根底には「自分たちで全てを終わりにしたい」という悲壮にも似た思いがある様子。



正体編集

進撃の巨人114話

その正体は、グリシャと彼の前妻ダイナ・フリッツとの間に生まれた息子であり、グリシャの後妻カルラの息子であるエレンの異母にあたる。

容姿は髪の色は母ダイナと同じで、顔立ちは父グリシャに似ている。

先代獣の巨人継承者であるトム・クサヴァーの眼鏡をかけ、口元を覆う髭を生やしている。

壁外の大国「マーレ」にあるレベリオ収容区出身。


父グリシャは、妹をマーレ人に惨殺されたことで幼少期からマーレ国を強く憎んでおり、エルディアの復権を望む「エルディア復権派」のリーダー格であった。ある時、謎の人物「フクロウ」の手引きで、復権派に加わった大陸のフリッツ王家最後の末裔であるダイナと出会う。

彼女の話から、かつてパラディ島(本作の舞台)に逃げたフリッツ王家の持つ「始祖の巨人」が、エルディア復権の鍵になると確信したグリシャは、必ずそれを奪還することを決意。

翌年2人は結婚し、同年に息子のジークを授かる。

王家の血を引く生まれたばかりの我が子を腕に抱きながらグリシャは、「この子は必ずエルディアを勝利に導いてくれる」と彼に大きな期待を寄せ涙を浮かべた。

数年後、マーレ政府がエルディア人の民衆の前で「マーレの戦士」を急募することを宣言。対象は5歳から7歳の健康な男子女子で、しかも戦士になれるのはごく少数のみという。

戦士になった者が手にするのは「九つの巨人」の内の「七つの巨人」の継承、そしてその一族のマーレ国内での自由だった。唐突な事態に驚きを隠せないグリシャら「エルディア復権派」の元に、フクロウから一通の手紙が届く。

内容は以下のものだった。

マーレはこれまで、巨人の力によって国力を維持してきたが、やがて到来する近代軍事技術の時代に備えるため、莫大な化石燃料を埋蔵するパラディ島に目を付けた。

しかし、80年前にフリッツ王が残した「今後我々に干渉するなら壁に潜む数千の巨人を侵攻させる」という言葉に脅威を感じ迂闊に手が出せない状況にあった。そこで数人の部隊を壁内に侵入させ、島に隠れた王家から「始祖の巨人」を奪還することを目的にしたのである。


このままでは先を越されてしまうと焦燥に駆られたグリシャは、自身の息子であるジークをスパイとして送り込むため、妻のダイナと共に「エルディアの誇り」を抱かせつつ、また敵であるマーレに忠誠を誓うように彼に洗脳教育を施した。

しかしスパイの家族であることや両親からの強迫的な教育のためか、その後の戦士候補生としての公開訓練では実力を発揮できず倒れてしまう。

それを見たグリシャはジークに失望、息子を放置してダイナと今後の計画について激しい議論を行う両親を背に、ジークは恐怖と絶望の中一人孤独に震えることしかできなかった

いずれ家族ともども巨人にされパラディ島送りとなる運命を悲観したジークは、唯一信頼する獣の巨人継承者、トム・クサヴァーに秘密を打ち明ける。

そんなジークを民族主義に染まった両親よりも遥かにまともに想うクサヴァーは、祖父母と共に助かるために、実の息子にろくに向き合いもせずむしろ危険に晒す両親を密告するよう強く勧める。

そしてジークは絶望の表情を浮かべながら、祖父母の安全と引き換えに7歳にしてマーレ政府に両親および「エルディア復権派」のことを密告し、「楽園」送りにした


エルディア復権の希望の光と確信していた息子に裏切られた事に大きなショックを受けるグリシャであったが、後に「思想を押し付けられる苦痛がどれほどのものか、自分は知っていた筈なのに」と語っており、ジークにしてきた事を悔いていた。そのため第二子のエレンに対しては自らの願いを一方的に押し付ける事はせず、エレンが自分の口で壁の外に行きたいと言った時に、秘密と巨人の力を託す事を決意した。

また偶然エレンと遭遇したグリシャの父親(エレンとジークの父方の祖父)もまた、子どもたちを想うがゆえに(その点グリシャよりはマシ)厳しいしつけをおこない、その結果二人共失ってしまったと深く絶望し自身を責め、精神を病んでいた。


密告後はその功績と無垢の巨人を操る能力を高く評価され、マーレ軍では「驚異の子」の異名とともに重要な戦力として扱われている。

「戦士候補生」として幼なかったライナー達と共に訓練を受けていたようで、彼らの中でも年長者だった(この時の容姿は眼鏡をかけておらず、当然ながら髭も生やしていないが若い頃の父親そっくりである)。ライナー達に巨人の力を継承する時が来たこと、あと数年でパラディ島に攻撃を仕掛けることを話した。その後「獣の巨人」を継承したが、「始祖奪還作戦」には参加せず敵国の監視の為に待機することをピーク共々命じられる。

だが、後に「始祖奪還作戦」は計画が狂うことになり、予定以上に期間が延びたことからパラディ島に派遣されたようである。しかしそれでも計画は成功を成しえず、挙句「超大型巨人」、「女型の巨人」と二体の巨人を失うことになり、ジークら「マーレの戦士」は祖国に帰還せざるを得なかった。


ジーク自身は現在でもグリシャを嫌悪しているが、一方でライナーたちの報告からエレンがグリシャの息子、そして自分の異母弟である事には気づいており、初めて対面したとき兄としての情を見せている。自分が受けた重圧の経験から、エレンもグリシャに洗脳されていると思っており、グリシャの呪縛からエレンを救い出したいと考えている。


リヴァイに関しては事前にライナーたちから要注意人物であることの報告を受けていたが、リヴァイの戦闘力には対応しきれず、ピークがいなければ確実に死んでいたほどの窮地に追い詰められた経験から、再会を拒むほどの天敵として認識している。逆にリヴァイはエルヴィンとの約束を守るため、必ずジークを殺すと誓っている。


始祖ユミルの血を引くフリッツ王家の子孫であるため、自分の脊髄液を注入させたエルディア人を任意で無知性巨人にして操る能力を持ち、その巨人たちは夜間でも月の光があれば行動が可能である。


この能力と幼い頃に両親を売った事から、エルディア人でありながらマーレ軍元帥であるカルヴィからも忠義を疑ったことはないと言われるほどの信頼を得ているものの、自分が王家の子孫であることを未だに隠しているなど腹の中では色々と抱えている様子。

軍部会議では「始祖奪還作戦」再開をカルヴィに進言した。

口調は軽いが常に冷静な態度を崩すことはなく、何を考えているのか窺い知ることは容易ではない。

時折意味深な発言をしたり、裏で何かしらの行動をしていることは示唆されるが、その思想や真の目的はマーレ編に入ってもしばらく謎とされていた。


年齢は明言されていないものの、密告を行ったのが7歳の時で、それを「22年前」と言っていることからシガンシナ区決戦時点で25歳、それから4年経った23巻以降では29歳だと思われる。また、四年後では「任期」(=余命)が1年足らずとされており、「ユミル」の呪いが13年であることを考えると17歳前後で巨人化能力を引き継いだ模様。




巨人化能力編集

名称獣の巨人
継承歴841年〜
前任者トム・クサヴァー
後任者(予定)コルト・グライス

全身が毛で覆われた、猿のような見た目をした17m級の巨人。

それまでは他の巨人と比べて少し大きいくらいにしか認識されていなかったが、ジークの投球能力により強力な遠距離攻撃を持つ恐ろしい巨人兵器と化した。


また、王家の血を引くジークは、自分の脊髄液を取り込んだエルディア人を叫ぶだけで無垢の巨人へと変え、これらを操ることができる。このジークの脊髄液で誕生した無垢の巨人は夜であっても行動可能。

裏切り編集

実は「反マーレ派義勇兵」なる組織の中心人物。

マーレの戦士長でありながらエルディア人のためにマーレを裏切ることを決意しているらしく、マーレ編の3年前=シガンシナでの決戦から1年後、義勇兵であるイェレナたちを壁内に送りこんで壁内陣営と接触。

「武器を始めとする最新技術の提供」「友好国との橋渡し」「マーレに対する情報工作」など、外の世界の国々に対抗する手段を壁内に提供する見返りに、自分を壁内へ受け入れることを要求した。


あまりにもうさんくさすぎることから、当初から壁内でも「信用できない」との声が多数だったが、イェレナが壁内に投降する際に仲間であるはずのマーレ軍人の上官を殺害、その部下たちを壁内への手土産として壁内の仲間であることをアピールしたこと、「王家の血を引く巨人」が壁内にとっての切り札になるというジークのメッセージが、エレンが得ていた「地鳴らし(壁の中に潜む幾千万もの巨人を目覚めさせ、世界に差し向ける行為)」に関する知識と一致していたこと、さらにはマーレの技術力があまりに壁内の上を行っており現状の戦力では到底太刀打ちできないことがわかったことから、ハンジたち壁内の上役はしぶしぶジークの提案を呑むことになった。


壁内には未だにジークや義勇兵に対する不信感が根強いが、エレンは少なくともジークの作戦に非常に積極的に加担する姿勢を見せており、仲間たちに無断でジークを壁内に導く作戦を考案。そしてジークを壁内に迎え入れることに成功した。

だがその際に生じる犠牲について無頓着にも見えるエレンの態度、そして犠牲を承知の上でなおジークを優先しようとするその姿勢から、104期の同期の間にすらエレンに対する不信感が芽生えてしまっている


また、マーレ編からの登場人物であるガビファルコは、戦士長として尊敬していたジークの裏切りを知り動揺している。

特にガビはこの件で重度の人間不信に陥ったフシすらある。


パラディ島へ着いたジークはリヴァイと調査兵団30名の監視付きで巨大樹の森で隔離されることになる。

やはり悪い予感は当たり、あらかじめジークがイェレナを通じて島内に「ジークの脊髄液入りワイン」をばら撒いており、ジークの見張りであった調査兵団らが叫びにより一斉に巨人化し、リヴァイに襲い掛かった。このときリヴァイは巨人化しなかったが、ワインを飲んでいなかったのか、それともアッカーマン故に飲んでも巨人化できなかったのかは不明。もっとも、リヴァイを除く巨人化した調査兵達は前述のワインを憲兵団しか飲めなかった物だとして仕入れた上、楽しみとして飲める様、リヴァイに打診する中、リヴァイは「どうして任務中に酒がいる?」、「紅茶があるだろ」と言いながら渋々許可している描写があるため、紅茶党故に彼だけが飲まなかったと考えるのが自然である。

奇策によりリヴァイを出し抜こうとしたが、目の前で仲間を巨人化させられ怒りに震えるリヴァイに為す術もなく敗れ、腹に雷槍を突き立てられる。

だが、獣の巨人の前任者で父と慕っていたトム・クサヴァーとの約束、そして自分の目的のため、決死の覚悟で雷槍の起爆装置を引き抜きリヴァイを爆発で吹き飛ばした。

ジークは雷槍の爆発で真っ二つになり、巨人の力でも治癒が追い付かず死を覚悟する。が、その時1体の巨人が現れ、瀕死のジークを自らの体内に取り込むとジークは「座標」と思しき空間で謎の少女が土でジークの体を捏ねている夢を見、目覚めたときには失った下半身が完全に元に戻っていた。

そしてシガンシナ区でエレンと接触しようと試みるが、島内へ侵入してきたマーレ軍の抵抗を受ける。ガビに対巨人用ライフルで首を吹き飛ばされたエレンが完全に事切れる寸前に接触することに成功し、「座標」へと到達する。

そこでエレンとジークが見たものとは──。

真の目的編集

以下 ネタバレ注意






















俺は救ってやったんだ そいつらから生まれてくる子供の命を…この残酷な世界から…


立場と経歴が複雑なジークの真の目的とは、全ての悲劇はエルディア人が存在することで起こると考え、「始祖の巨人」の力を利用し、全てのエルディア人が子供を作れないよう肉体を改造することで緩やかに滅びる反出生主義に基づいた「エルディア人安楽死計画」にあった。

このことを知っていたのは獣の巨人の前任者であり、志を共にしたクサヴァー、彼に心酔しているイェレナ、そしてエレンだけであり、反マーレ派義勇兵にも知らされていなかった。


この目的のため、壁内人類をはじめとしたエルディア人を殺すことに対しても全く罪悪感を抱いていない。むしろ、「これから生まれてくる命をこの残酷な世界から救った」と善行とすら考えている。


壁外生まれ壁外育ち、さらに初代レイス王の思想に染まらず座標に来たという発言もしているジークであるが、「エルディア人さえ滅べば世界は平和」という発想自体は初代レイス王やその後継者と同じとも言える。

座標でのジークの行動について、漫画版では『不戦の契りの無力化』という方法でエレンを出し抜いていたが、アニメ版では単純に始祖ユミルと共謀してエレンに騙し討ちを仕掛けた、という描写に簡略化されている。これは恐らく前述のように初代レイス王とジークの発想が類似しているため、わざわざ契りを無力化せずとも問題ないと解釈された結果と思われる。

ゲーム作品のジーク編集

ジーク

アニメ本格登場はシーズン3後半であるため。現時点主なゲームは獣の巨人として敵専用のボスキャラクターを務め、コーエーテクモ版『進撃の巨人』(PS3)などのシーズン1ゲームで先行登場しても決して喋らない。続編である『進撃の巨人2』のシーズン2ストーリーモードでも使用不可、巨人状態の台詞はエコーを掛けるのみでピッチ変化がない。

『進撃の巨人2 Final Battle』ではついにプレイアブルキャラクターとして登場する。戦士編エピソードの鎧戦と最終話では常時巨人化だったが、アナザーと壁外奪還モードでは立体機動装置を普通に使いこなして戦う。

ジーク賞賛台詞対象は部下3人、アルミンとリヴァイ。エレンとの特殊台詞は救援と救援感謝のみ。

一方、多くの壁内側キャラクターはジーク「有能だが怪しい兵士」として賞賛し、しかもシーズン2前半の被害者まで賞賛台詞が用意される。


アプリゲームのモンスターストライクでは、2020年10月上旬に行われた期間限定のコラボイベントにて、コラボでは恒例となった中難易度クエスト、超究極のボスとして登場する。属性は木。このクエストは特定のクエストをクリアすることで一定確率で出現し、消費スタミナ0で挑戦出来る。

周回を前提とする超究極の為、普通にクリアするだけならさほど理不尽な難易度にはなってない。更に、特殊アビリティーの立体起動装置(飛行+巨人キラー)を有するキャラクター四体でクリアというミッションはまあまあ難易度が高く、適正ガチャキャラクターのリヴァイがいない場合は苦戦を強いられる。一応、立体起動装置アビリティーを有していてギミック適正のキャラクターはリヴァイのほかにヒストリアがおり入手も簡単だが、その分リヴァイと比べて圧倒的に性能が低く、ヒストリアだけでミッションを達成するのはまさに至難の業。


余談編集

彼がかけている特徴的なレンズの上に複雑な構造のある眼鏡だが、アンティークのレンズ跳ね上げ式眼鏡がモデルとなっており、現代の眼鏡では、構造としては跳ね上げ式サングラスが最も近い。

なお、アニメにおいてはよく見るとジークのかけている眼鏡には跳ね上げ式眼鏡特有の2枚重なったレンズが見られず、跳ね上げ構造も簡略化されて描かれているが、これはおそらく作画コストの削減のため意図して簡略化しているのであろう。

また、過去には眼鏡メーカーとのコラボでジークの眼鏡風眼鏡が発売されたが、眼鏡の上の構造は完全に飾りで跳ね上げる事はできず、上記の「作画コストの削減のため簡略化された眼鏡」に近いデザインとなっている再現している。


関連タグ編集

進撃の巨人 マーレの戦士 獣の巨人

進撃の巨人の登場人物一覧

反出生主義 安楽死

何だよぉおもおおお_またかよぉおぉぉおおおお

ライナー・ブラウン...同じ「マーレの戦士」にして部下。偶然か誕生日が同じ。

ベルトルト・フーバー

アニ・レオンハート

エレン・イェーガー…異母弟。

グリシャ・イェーガー…父親。上述のマーレへの憎悪の詳細は当記事参照。

ダイナ・フリッツ…母親。

リヴァイ…ジークが戦士長であることに対し、リヴァイは兵士長であり役職が対照的である。

イェレナ…心酔者。


表記揺れ編集

ジーク(進撃の巨人)



















※「進撃の巨人」原作最終話までのネタバレを含みます。















エレンは「道」の中で不戦の契に縛られ動けないジークを前に真意を告げる。

それは、ジークの安楽死計画に従っていたのは彼らを欺き始祖の力を手に入れるためであり、エルディア人の生殖能力の剥奪という「ふざけた計画」は受け入れられないというものであった。

しかしジークもまたエレンを欺いていた。

彼の体に繋がれていた鎖はエレンの本心を引き出すための幻であり、道の中で長い時間をかけて王家の契を無効化したという。

ユミルの力を支配することで今度はエレンの動きを鎖で封じたジークは、グリシャの本性を突きつけ考えを改めさせるために、道に記憶されている過去の世界にエレンをいざなう。


しかし真実を前に揺れたのはグリシャの方だった。

エレンが明らかにした彼の真意はグリシャの「洗脳」によるものと考えていたが、パラディ島にたどり着いたグリシャはジークへの所業を深く後悔し、エレンには一切思想的な教育は行わず普通の父親として接していたのだ。

その事実に対して前の息子のことなど忘れて幸せそうだ、と素直に驚くと同時に皮肉な言葉をこぼすが、道の中のジークを幻視したグリシャが自身の名を呼ぶ姿を目にして思わず硬直してしまう。

立場が逆転し、むしろジークをグリシャの過去へと促すエレン。

そして二人はグリシャがレイス家を皆殺しにした日にたどり着く。

そこでジークを待っていたのはさらに驚愕の事実だった。


グリシャがレイス家の秘密の地下を訪れたのは、彼らを虐殺するためでなく壁が破壊され家族や無実の人たちが襲われる未来を変えるためであり、その阻止への協力を請うためにレイス家の隠れ家を訪れていた。

進撃の巨人の能力とは「未来の継承者の記憶」を見ることができるというものだったのだ。

しかし王家の思想に染まった始祖の巨人継承者は、エルディア人が過去に犯した罪は許されるものではなく、このまま大人しく滅ぶべきだと協力を拒む。


もはや猶予のないグリシャは始祖の力を無理やり奪おうとするも、医者である自分に人の命は奪えないと膝をつく。

想定とは大きく異なる展開を前に困惑するジークの前で未来の進撃の巨人継承者であるエレンは実の父親にささやく。


これは父さんが始めた物語だろ


なんとグリシャに壁が破壊される未来を断片的に見せ、レイス家の女子供を殺すよう差し向けたのはエレンだった。

エレンがグリシャに洗脳されていたのではなく、逆に支配していたという事実を前にジークは立ちすくむしかなかった。


その手を血に染めたグリシャは地上に戻りエレンに自身の所業の正しさを問うも答えのない闇の中で一人意気消沈する。

そしてその場にいないはずのジークに事の結末を伝えようとするが、その時道の中のジークをついにその目に明確に捉える。

思わず成長した息子と再会できたグリシャは、伏して自身が子供を顧みない酷い父親であったと深く謝罪し、涙ながらに彼を抱きしめジークへの愛情を吐露する

そんな父親の言葉にジークも思わず涙を流し、これまで軽蔑とともに呼び捨てにしていた彼のことを「父さん」と呼ぶ。

本心ではやはりジークも当たり前の家族の愛情を求めていたのだった。

続けてエレンを止めるよう乞うグリシャの言葉に思考を取り戻したジークはエレンの力で過去の世界からはじき出される。


もはや眼の前に立っていたのは父に洗脳された哀れな弟ではなく、パラディ島の為に地ならしをもって大虐殺をなさんとする「悪魔」だった。

真相にたどり着いたジークは直ちにユミルの力でエルディア人の生殖能力をなくすよう命令する。

しかしエレンはユミルにささやく。


お前も世界を滅ぼしたいんだろ


果たしてユミルが応えたのはエレンの言葉だった。

その結果ジークは王家の血だけを利用され「道」に囚われてしまい(本人は始祖ユミルに食われたと言っている)、安楽死計画は破綻、始祖の巨人の真価を発揮したエレンによって地ならしが発動してしまう。


その後何もできないまま永遠のような時の中「死さえ存在しない世界」で一人砂をもてあそんでいたジークだったが、エレンを止めようとするも同様に始祖ユミルに囚われてしまったアルミンと思わぬ邂逅に至る。

アルミンはジークに地ならしを止めるため協力するよう依頼するが、失意のジークは死に抗い恐怖しながらも増えるためだけに苦しむ生物のあり方の無為さをつぶやく。

しかしアルミンがふと道の中でその手に握った思い出の枯れ葉となんでもない日常の中で感じられた生きる意味に対する彼なりの言葉を受け止めると、彼の手のひらの中のそれは野球のボールとしてジークに認識されその目を奪った。

それこそジークにとってかけがえのない、クサヴァーとのキャッチボールという生を受けたゆえに得られたささやかな宝物だった


あらためて苦しみの中でも生きる意味を見出すことができたジークは、アルミン達とともにエレンに立ち向かうために、自分たちに近しいかつての9つの巨人継承者たちの魂を呼び起こす。

ジークはその場に現れたクサヴァーに自分たちの計画の終わりと幸福だった彼との日々への想いを、一方でグリシャにはこの世に生み出してくれたことへの感謝を伝え共に戦ってくれるよう訴えた。

そしてアルミンと共にトム・クサヴァー、グリシャ・イェーガー、エレン・クルーガーポルコ・ガリアードマルセル・ガリアードユミル(104期生)、ベルトルト・フーバーたちの魂を巨人の味方として目覚めさせ、再び現実世界へと復帰する。


その後自らを殺さんとするリヴァイに呼びかけその首を取らせることで地鳴らしを止め、青空の美しさにすら気付けなかった自らの人生に後悔と罪悪感を抱きながら終止符を打った。



いい天気じゃないか……もっと早くそう思っていたら……


まぁ……いっぱい殺しといて……そんなの虫がよすぎるよな……


ジークは民族主義思想に囚われた両親からの抑圧された教育とエルディア人の現実、親愛するクサヴァーの苦悩などあまりにも不幸な時代と環境の中で反出生主義に陥るしかなかった(無謀に命を捨てるような調査兵団の突撃への怒りやコルトファルコへの躊躇など、本来は正義感の強い心の持ち主だった可能性もある)。

しかし最後はアルミンによって自分の生きる意味を見出すことができ、自身の罪を受け入れ晴れやかな表情で逝くことができた。

それは散っていった仲間たちのため、そして旧友との約束を果たすために執念でジークの命を狙い追ってきたにもかかわらず、結果的にその思惑に乗るしかなかったリヴァイのそれとは皮肉にも対照的なものであった。

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