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パラディ島

ぱらでぃとう

パラディ島とは『進撃の巨人』に登場する地名の一つにして、同作における世界観の真実。
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「進撃の巨人」原作最終話までのネタバレ注意





























概要

マーレの海岸部から沖へ少し離れた海洋に存在する大規模な離島。
始祖の巨人」を継承した145代フリッツ王カール・フリッツよって造られた、「ウォール・マリア」「ウォール・ローゼ」「ウォール・シーナ」と呼ばれる三重の壁に囲まれた土地が内陸部に存在する。

つまりは、進撃の巨人』の舞台であり、主人公達が暮らしている壁内世界そのもの。
パラディ島という名前は、壁外側から見た壁内の呼び名とも言える。

マーレ側からは「楽園」と呼ばれており、罪を犯したエルディア人(ユミルの民)を巨人化して放つ終身刑務所となっている(通称「楽園送り)。
そのため通常人は近寄らないが、豊富な化石燃料等の資源が眠っているとされ、同時に過去の歴史やエルディア人への憎悪から世界への脅威の象徴としても見られており、壁外世界全体から狙われている状況にあった。

壁内の人類の大半はエルディア人(ユミルの民)だが、一方で貴族家の他人種系エルディア人や、現在では純血は絶滅したとされる東洋人など、ルーツが違う血統も一部には存在する。

歴史

エルディア帝国の蛮行を嘆いた当時の王であるカール・フリッツは、当時エルディア帝国の貴族家だったタイバー家や、後にマーレの英雄とされるへーロスらと裏で結託して巨人大戦を引き起こし、エルディアを内部崩壊させる。

そしてその最中に、自身に従うエルディア人達を率いてパラディ島に遷都し、幾千万もの超大型巨人(無知性)を生み出して、それらを礎に三重の壁を築いた。
さらに壁外の世界の勢力に対しては自分達に干渉するならば、壁の中の超大型巨人達を始祖の力で目覚めさせて、彼らによる「地鳴らし」を起こして世界を滅ぼすと発信して牽制した上で、外の世界との繋がりを完全に断ち切り、壁の中に新たな王国を築いた。

そしてカール・フリッツについて来たエルディア人(壁内人類)達は、壁内移住後に始祖の力で壁外での記憶を改竄されて、「壁外人類は巨人によって滅んだ」という偽の歴史を語り伝えられた。

それに対して、始祖の力が及ばない他人種系エルディア人達などにはその秘密を守る事と引き換えに、中央貴族としての待遇を与えて彼らと共に現在の王政を築いた。
そして彼らによって壁内の人類が壁外へ進出しないように様々な統制や操作が、あらゆる手段を用いて影から行われてきた。

こうして作中の「壁の中の世界」が誕生したのである。

こうしたフリッツ王の行動の真意とは、壁外の勢力がいずれ巨人の力を超えエルディアを滅ぼしにくるまでの間だけ、外の世界に干渉されない束の間の平和な「楽園」を築く事である。

フリッツ王自身は壁外の人々が自分達を滅ぼしに来た場合は、それを最初から受け入れるつもりであり、上記の「地鳴らし」の件も、実際は始祖の巨人と「不戦の契り」を交わす事で、自分以降の王家の血を引く人間が始祖の力を継承しても、同時に自身の思想も継承して始祖の力を使えなくなるようにしていた(これは大陸側に残った王家の血筋の者に、始祖の力を奪われる可能性も考慮しての対策でもある)。

855年、始祖の巨人を保有するエレン・イェーガー獣の巨人を保有しその体に王家の血が流れているジーク・イェーガーが接触し、パラディ島にある全ての壁が崩壊、その中にいた全ての大型巨人が自らを「超大型巨人より巨大な巨人」に変化させたエレンの先導の下、世界へ侵攻を始めた。(「地鳴らし」を参照)

アルミン・アルレルト達により、地鳴らしを止められた後(「天と地の戦い」を参照)は、世界からの報復を危惧し、「エルディア軍」を作っている。

また、女王であるヒストリアは地鳴らしを止めた一行の家族を保護している。「裏切り者の家族」として危害を加えられる可能性を考えてのことだと思われる。


王家

パラディ島に在住する壁内人類は、壁内移住以前から約二千年の歴史を持つ「フリッツ家」を王家としているが、現在のフリッツ王家は、人々の目から真の王家をカモフラージュする為の偽りの王家に過ぎず実権はない。

その真の王家とは地方貴族である「レイス家」。
145代フリッツ王カール・フリッツは壁内移住後に「フリッツ」から「レイス」へと名を変えて、初代レイス王を名乗った。それから約100年間レイス家は表向きは地方の一貴族として、そしてその裏では壁内の最高権力者として君臨していた。

しかし、850年の調査兵団を中心とした兵団が起こしたクーデターによる王政崩壊の際に、その真実が発覚し、その後は真の王家であり、王位後継者であるヒストリア・レイスが新たな女王に即位する。

ちなみに影武者の王家も他人種系エルディア人の一家だった模様。

855年に女王であるヒストリアの世継ぎが生まれている。



特徴

パラディ島には馬、牛、羊、イノシシ、狼、猫が存在するが、猿は存在しない。
また、紅茶は存在するが、コーヒーは無く、電気や工業的文明や兵器技術は全く発達していない。日本ほど、風呂に入る習慣がなく体臭をあまり気にしない文化がある。また、北の地域は寒いながらも「巨人があまり来ない」という点から人気がある。

これは王政が、壁内人の壁外への進出やそれを可能にする技術や兵器の発展を妨げる為に、中央第一憲兵なども使って技術統制を歴史の裏で行なってきた結果であり、これによってパラディ島の壁内世界は中世ヨーロッパのレベルからほとんど変わらないままに、立体機動装置のような対巨人兵器が作られるなど、かなり歪な形の発展を遂げてきた。

これに対してマーレを始めとした壁外の世界は、現実世界と同じような工業技術やそれによる兵器や文明の発展を順当に遂げており、20世紀初頭くらいの文明水準の世界になっている。

由来

「楽園」のフランス語からと思われる。また、「paradis」(楽園)という単語は古代ペルシャ語で「壁に囲まれた」という意味の「pairidaeza」に由来するとされる。
この言葉はアッシリア帝国初期から文化として存在した壁に囲まれた人工の庭を指し、壁の中は美と秩序が溢れる反面、壁一枚向こう側は砂漠が広がっていたという。

外部コラボでは

ソーシャルゲームRPGグランブルーファンタジーにおける期間限定コラボイベント「TITANIC YEAGER」では、グラブルの空の世界に無数に浮かぶ空島の一つとして登場。ただし、このパラディ島の空域は昔から瘴流域にも匹敵する凄まじい乱気流によってほぼ常時他の空島とは隔絶されており、グラブル世界においては前人未到の暗黒大陸扱いであった。

当然そんな状況である上に、巨人の跋扈に脅かされていた事もあり、パラディ島の住人も他の空島の事は一切知らず、騎空艇技術なども存在していない。
当コラボにおいては、そんなパラディ島に、主人公らの騎空団が駆る騎空艇・グランサイファーが乱気流に巻き込まれ、壁にほど近い外側に不時着するところから話が始まる。

余談

進撃の巨人の世界の地理は、我々が住む現実世界のそれを反転、少し変化させたものである。
その為、世界地図で見るとパラディ島は、現実の世界におけるマダガスカル島に該当する島である。猿の島あるマダガスカルに対して猿がいないというのは逆だが。

関連タグ

マーレ エルディア


以下、単行本最終巻加筆部分のネタバレあり。









最終話の数十年後、物語の登場人物の全員が天寿を全うしてから更に時間が経って、パラディ島は空爆を受け、滅亡している。
それから更に時間が経ち、荒廃したシガンシナ区の向こう側にはかつてミカサ達が駆けっこをした木。ある少年と犬が、その根本にある空洞を発見するのだった。

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