概要
名もなき英雄とは、2018年3月15日に発売されたビデオゲーム『進撃の巨人2』に登場するキャラクターである。本作の主人公であり、プレイヤーキャラクターとして物語の中心を担う。彼（または彼女）は立体機動の使用が可能な適切な環境が整っていれば、数十体から百数十体に及ぶ無垢の巨人を単独で討伐できるほどの戦闘能力を持っており、その実力は他の兵士たちを凌駕している。
プロフィール
人物
アッカーマン一族と同等かそれ以上の実力を秘める人物。845年にシガンシナが陥落。両親を鎧の巨人に殺害されたのを機に訓練兵団に入団。実技試験ではミカサと並ぶほどの記録を叩き出す。彼（仮）は非常にお人好しで、どんな性格の人物とも打ち解ける柔軟性を持ち合わせている。アニやミカサなどの寡黙な人物はもちろん、調査兵団のエルヴィンや駐屯兵団のピクシス、ザックレー等の兵団幹部とも友好関係を築いている。さらには、ウォール教の司祭ニックやリーブス商会のリーブスといった一見すると調査兵団と接点が薄い人物とも友好関係を築いているとされ、彼（仮）の人間的魅力の幅広さを物語っている。
功績
名もなき英雄の功績は、物語のあらゆる局面で語り継がれるものである。トロスト区が陥落した際には、調査兵団が到着するまでの時間を稼ぎ、街の防衛に多大な貢献を果たした。
女型の巨人がストヘス区内で暴れた際には、ミカサ、アルミン、ジャンらと共に女型の巨人を追い込み、作戦の成功に寄与。また、ウトガルド城では、エレンやハンジと共に残存する巨人を殲滅し、仲間たちを守り抜いた。
さらに、エレンが超大型巨人と鎧の巨人に攫われた際には、率先して奪還作戦に参加。ハンネスと共に無垢の巨人の大軍を一掃し、戦況を有利に進めた。鎧の巨人が調査兵団側に対して無垢の巨人の投擲を開始した際も、即座にエレンを護衛しながら迅速な対応を行い、鎧の巨人を戦闘不能に追い込んだ。
『進撃の巨人2』の最終ストーリーでは、硬質化したアニを鎧の巨人らが奪還しに来る際、獣の巨人を駐屯兵団と共に撃破するという偉業を達成。さらにリヴァイ、ミカサと連携し超大型巨人を討伐、エレン巨人らと共に鎧の巨人も撃破する。これらの戦果は、実質的に九つの巨人3体討伐補佐であり、特に獣の巨人との戦いにおいては、彼（仮）が主体となって撃破に貢献したことが強調される。
その後、硬質化したアニを追ってきた無数の無垢の巨人に特攻し、壮絶な最期を遂げる。彼（仮）の戦死は、調査兵団や駐屯兵団の間で伝説として語り継がれている。
【この先は、ゲーム内のアナザーモードを用いたifでの功績である。】
中央第一憲兵に包囲された際には、数多くの憲兵を撃破し、突破口を開く。 シガンシナ区奪還作戦の際には、獣の巨人によって出現した多数の小型無垢の巨人を新兵を率いながら殲滅。奪還作戦における重要な戦力として機能する。 エレンと対峙した鎧の巨人との戦いでは、雷装を駆使して鎧の巨人を追い込み、戦闘を有利に進めた。 獣の巨人と対峙した際にはリヴァイと二人で無垢の巨人を撃破しつつ、獣の巨人を追い込む姿は、調査兵団の中でも屈指の実力者としての名声を不動のものとした。
蛇足
ゲーム内では、キース・シャーディスに入団希望理由を問われる場面があり、「鎧の巨人を倒すため」「シガンシナを奪還するため」「食い扶持を得るため」という選択肢が存在する。このことから、彼（仮）は相当な食いしん坊である可能性が示唆される。また、ハンジと共に巨人研究にも参加しており、調査兵団内部で様々な分野に精通する多才な人物でもある。
エレンに目標を尋ねられた際には、「鎧の巨人を倒す」「人類最強の兵士になる」「調査兵団団長になる」の3つの選択肢があり、野心的な一面も垣間見える。また、リヴァイに対しては「チビ」と呼ぶほどの大胆さも持ち合わせており、恐れ知らずの性格と度胸の良さが伺える。
