概要
『進撃の巨人』において、主人公エレン・イェーガーたちの住む壁内世界に存在する兵団組織。
ダリス・ザックレーを総統とし、憲兵団・駐屯兵団・調査兵団の3組織が壁内外の治安や軍事を担っている。兵士志願者は皆訓練兵団での訓練を経て各兵団に配属される。
各兵団には4分割した盾を共通の背景とした紋章(メインイラスト)があり、兵士は皆所属組織の紋章が入ったジャケットを着用する。また巨人との戦闘に備え、立体機動装置を標準装備として有している。
元々規模も大きく異なる3兵団だが、憲兵団(厳密には中央第一憲兵団)と王政との蜜月関係や、王政が革新派の調査兵団を疎んじていたことなどから、それぞれの待遇にも格差が見られた。
また形式的に兵団組織のすべては軍事力を統括・管理するザックレーの総統局の下にあるということに組織図上ではなっているのだが、実際には3兵団が独自の判断で動ける範疇が広く、総統局と各兵団の権力が拮抗しているなど指揮系統的な問題も孕んでいた。
しかし850年、調査兵団を中心とするクーデターによって王政が崩壊し、新女王ヒストリア・レイスが即位して以降は、こうした状況は改善されつつある。
兵団一覧
城壁内での警察業務と王の近衛兵を担う組織。紋章の柄はユニコーン。
壁の補強や警護を務める組織。紋章の柄は薔薇の花。
王政の拡大政策のため壁外を調査する組織。紋章の柄は重なった2枚の翼。
兵士志願者が訓練を受ける組織。紋章の柄は交差した2本の剣。