CV:松田修平
概要
『進撃の巨人』に登場する巨人で、超大型巨人と共に現れた、ウォール・マリア陥落の元凶。
全身の殆どが黄金に輝く硬い鎧のようなものに包まれており、通常の巨人であれば頭を吹き飛ばせるほどの威力を持つはずの大砲の一撃を受けて、無傷どころかのけ反りもしないという強さを見せる。更にシガンシナ区の内門を突進でぶち壊す恐ろしい膂力も持ち合わせており、初登場でその絶望的な強さを見せつけた。
後にエレン・イェーガーが巨人化した事で、人間のような動きをしていた事から人間が変身したものではないかと推測されるようになる。アルミンやエルヴィンは、超大型巨人が5年前のシガンシナ区のようにトロスト区の開閉扉を壊して侵略を開始したにもかかわらず、トドメに内門を破る筈の鎧の巨人は現れなかった事から、あの時の誰もが予想外であったエレンの巨人化が判明した事で侵略を中断した事、そしてエレンの巨人化を見た前線の兵士たちの中に鎧の巨人たちがいたと推測している。
うなじを含めた全身の硬化を常に維持しており、その圧倒的な防御力から立体機動装置も砲撃も通用しないため、人類側にはほぼ攻略手段がなく人間が倒すことは実質不可能。ただし、屈曲関節部(特に屈側)までは可動の構造上硬性防御することはできず、骨格そのものの強度はあくまで15m級巨人の規格内であり、巨人による関節技などでの攻撃は有効。また持久力は女型の巨人ほど高くはない。
正体
俺が鎧の巨人で こいつが超大型巨人ってやつだ。
変身者の正体はライナー・ブラウン。
本体の身体能力もそのまま引き継いでおり、その頑丈さから体力を消耗するものの無知性巨人からの攻撃も受け付けない。逆に言えばその防御を攻略されれば為す術はなく、前述の関節技だけでなく、同等の硬質化物質の攻撃を受けると鎧を打ち砕かれてしまう。
後に調査兵団は中央憲兵団が隠していた技術をもとに、対鎧の巨人用に「雷槍」という新しい武器を開発している。
マーレ編に突入してからは、壁外勢力の中でどういった位置付けの力であったのかも明らかになっている。
詳しくは九つの巨人を参照のこと。
関連イラスト
余談
- 作者に超大型巨人とどちらが強いのかという、誰もが気になる質問が寄せられており、それに対して作者は中身の人間関係で鎧の巨人の方が有利と答えている。
- なお、『アイアンマン3』に登場するアイアンスーツ:マーク42と配色が酷似している。
- ゲーム『進撃の巨人2』ではプレイヤーが作成する主人公こと『彼』の因縁の相手となっている。
関連タグ
進撃の巨人 巨人(進撃の巨人) ライナー・ブラウン マーレ(進撃の巨人) マーレの戦士 鎧