概要
『進撃の巨人』に登場する全長50メートルにも及ぶ巨大な壁。
外側から順に「ウォール・マリア」「ウォール・ローゼ」「ウォール・シーナ」という名称が付けられている。
"マリア"と"ローゼ"の間は約100㎞。
"ローゼ"と"シーナ"の間は約130㎞。
"シーナ"から中央までが約250㎞。
全長で960kmが人類活動領域となっている。
面積は約66万km2。フランスの国土と同じくらいの大きさになる。
壁の区域
ウォール・マリア
物語の最初の舞台。
- 巨大樹の森
巨大な大樹が聳り立つ森。
ウォール・ローゼ
- トロスト区
- クロルバ区
- カラネス区
- ユトピア区
ウォール・シーナ
- エルミナ区
- ストヘス区
- ヤルケル区
- オルブド区
- 地下街
- 王都ミットラス
余談
- 一般的に巨人は南から来るとされており、逆に北側は比較的安全な為、厳しい環境ではあるものの人気は高いらしい。
- 地面を掘り進める壁を越えようとした炭鉱夫の話があり、20年かけて背丈の4、5倍は掘った所で壁の基礎と同じ材質の岩盤にぶつかり、愛用のスコップがへし折れた。
- そんな話を酒場で友人とした翌日にはその鉱夫は姿を消したらしく、それを憲兵に相談した友人もいなくなったとのこと。
関連タグ
三重の壁の正体は、幾千万もの超大型巨人の硬質化を礎に築いたもの。
さらに壁外の世界の勢力に対しては自分達に干渉するならば、壁の中の超大型巨人達を始祖の巨人の力で目覚めさせて、彼らによる「地鳴らし」を起こして世界を滅ぼすと発信して牽制した上で、外の世界との繋がりを完全に断ち切り、壁の中に新たな王国を築いた。
そしてカール・フリッツについて来たエルディア人達は、壁内移住後に始祖の力で壁外での記憶を改竄されて、「壁外人類は巨人によって滅んだ」という偽の歴史を語り伝えられた。
こうしたフリッツ王の行動の真意とは、壁外の勢力がいずれ巨人の力を超えエルディアを滅ぼしにくるまでの間だけ、外の世界に干渉されない束の間の平和な「楽園」を築く事である。
フリッツ王自身は壁外の人々が自分達を滅ぼしに来た場合は、それを最初から受け入れるつもりであり、上記の「地鳴らし」の件も、実際は始祖の巨人と「不戦の契り」を交わす事で、自分以降の王家の血を引く人間が始祖の力を継承しても、同時に自身の思想も継承して始祖の力を使えなくなるようにしていた(これは大陸側に残った王家の血筋の者に、始祖の力を奪われる可能性も考慮しての対策でもある)。
そして、数百年経過した855年、始祖の巨人を保有するエレン・イェーガーと獣の巨人を保有しその体に王家の血が流れているジーク・イェーガーが接触し、パラディ島にある全ての壁が崩壊、その中にいた全ての大型巨人が自らを「超大型巨人より巨大な巨人」に変化させたエレンの先導の下、世界へ侵攻を始めた。