君自身に自覚はないだろうが、世界は君を中心として動いている。
進化を加速する『特異点』として
概要
プレイヤーの分身として、蒼い空を巡る物語の主人公を務めるキャラクター。
名前は自由に変更可能(ただし一度変更すると90日は再変更できない)。
性別は自由に変更可能(こちらは変更の制限を受けない)で、性別によっては仲間からの発言が変わることも。
(バレンタインデーとホワイトデーのイベントや一部のキャラクターのアビリティでは性別を参照する)
mobageで提供されているゲームであるため、元々はmobageに登録したプレイヤーのプロフィール名がそのまま使われる仕様だった(そのため、ゲーム内では名前を呼ばれるテキストでも、ボイスでは「お前」「あなた」「団長さん」などで直接呼ばれることはない)。
しかし、アプリ版リリースにあたってmobageにプロフィールを登録せず直接遊ぶ「かんたん会員」という区分ができるようになった。その場合に設定されるデフォルトネームが「グラン(男性)」「ジータ(女性)」であったことから、「主人公のキャラクター」を示す名前として「グラン」「ジータ」が便宜的に使われるようになった。
キャラクターとしての個別記事があるため、そちらも参照。
公式的な扱いでは、2014年に発行された小説版グランブルーファンタジーにて「グラン」「ジータ」の名前が使用された。さらに2015年のエイプリルフール企画にてはじめてゲーム内で「グラン」「ジータ」と呼ばれ、独立したキャラクターとして登場。
以降、「グラン」「ジータ」は公式的な扱いとして随所で用いられるようになっていく。
エイプリルフールイベントやドラマCD、アニメ等でグラン:小野友樹、ジータ:金元寿子がCVを担当
2017/8/24のアップデートで、戦闘中に送る事が出来るチャットスタンプの一部でこの2名のボイスが再生されるようになった(設定でボイスをOFFにする事も可能)
人物背景
年齢 | 15歳 |
---|---|
身長 | 170cm(男) 156cn(女) |
種族 | ヒューマン |
"閉ざされた島" ザンクティンゼルで相棒のビィと共に暮らしていた少年(少女)。
父親からの手紙に記された "星の島イスタルシア" を目指し修業に明け暮れていたが、エルステ帝国に追われる少女ルリアとの出会いを期に旅立つ。
この時、帝国の将校ポンメルンの手で一度は命を落とすが、ルリアが魂の合体(=同化)を行ったために一つの命を共有する形で生き延びた。
その後「空の果て」イスタルシアを目指し、かつルリアを守るため、騎空団を立ち上げる。
正義感か強く、困っている人は放って置けないお人よしな性格。
時に突拍子もない発言で仲間を困惑させて楽しむいたずらっぽい一面もあるが、一癖も二癖ありすぎな団員たちをまとめる良きリーダーである。
(プレイヤーキャラクターであることを反映して)あらゆる武器を使いこなし「あらゆる武器を使いこなす天才」と称される他、自由にジョブチェンジが可能。
そのため、並み居る実力者たちからも「ただものじゃない」「腕が立つ」という扱いを受ける。
一方精神面では年相応に未熟な面もあり、度々カタリナやオイゲンをはじめとした年長者にたしなめられている。
特に幼い自分を置いて旅に出た父親にはかなり思うところがある様子で、ノーレイン、ノーレインボー!やこくう、しんしんでは父親絡みで不安定な面が見られた。
また、なまじ戦いの才能があるがゆえに自分がどこまで強くなれるのかを試したがる戦闘民族的な一面を持っており、時として危険な力に手を染める危うさもはらんでいる。
アニメでのグラブル主人公
アニメ版グラブルごと『GRANBLUE FANTASY The Animation』では、主人公をグランが務めている。(ただし最終回では特別編としてジータが主人公として登場)
そのため、アニメのグラブル主人公についてはグランの記事を参照。
また、コミック版『グラブル』や派生作品である『双剣の絆』の主人公もグランである。
ジョブ
主人公のみ、ジョブと呼ばれる特殊な職業を取得できる。
その運命(※メインクエスト『星の旅人』編以降のネタバレを含む)
『どうして空は蒼いのか』をはじめとした数々の場面で、主人公は「赤き竜と蒼の少女を連れている」「この世界の特異点」という特別な存在であることが仄めかされている。
「星の島で待つ」と第一章で手紙を寄越した主人公の父親は、親も知れない捨て子であった。それを代々ザンクティンゼル島の祠を管理する家系の夫婦に拾われ、同じ年頃だったその家の娘、つまり母親と兄妹のように育てられたのだった。
祠を管理する家、つまり神官の家に生まれた母親は巫女として家業を継ぐ運命にあったのだが、イスタバイオン王国の戦艦がザンクティンゼルを襲撃。真王が巫女であった母親を連れ去ろうとするも、当時から尋常ではない力を持っていた父の奮闘によって村と母親を守ることには成功する。しかし、祖父母(=父親を拾った夫婦)は戦火の中で命を落とし、当時生まれたばかりだった母親の妹(=主人公の叔母)は真王に連れ去られてしまう。父は真王との因縁に決着をつけんと、母親を連れて旅に出た。
一方で、この旅にはもう一つの目的があった。
それは、主人公の連れている「赤き竜」こと、お供のビィである。ビィは、巫女である母親を通じて「空の神」から遣わされた存在だったのだ。その真の能力は、星晶獣から星の力を奪い、星晶獣となる前のカタチ(畏怖、信仰、自然といった星晶獣が司る元来の現象)に還元する事。
つまり巫女と結ばれた父親には、「空の神の使徒」としての使命を全うするという目的が与えられてしまったのである。
父はビィの加護を受けて生身で星晶獣と渡り合う事が出来るようになり、星の民によって創られた、星晶獣が星晶獣であるための核となる「星の欠片」を回収して回っていた。もちろん星晶獣にとって欠片を奪われる事はほとんど死に等しく、父は『星晶獣殺し』と呼ばれるようになった。父の名誉の為に付け加えるならば、旅に同行したロゼッタによれば、力を無理矢理奪ったりはせず、星晶獣である事に苦しむ存在を助ける為に力を使ったとのことである。
その英雄譚はファータ・グランデ空域を超え、全空で「星晶獣を殺す術を知っている騎空士」として語られることとなる。その力のために七曜の騎士を始めとする幾多の組織から注視されることとなった。その旅の中、あらゆる事情で船を降りる団員も少なくなかった。
旅を終えた二人は、「蒼の少女」ルリアを空の果てから連れ帰った。彼女はビィとは対照的に、「星の神」によって空の世界に遣わされた少女であった。その目的は星の世界にはない「世界の進化」を空の世界から星の世界にもたらすための力であり、本来星の力を奪うことを使命とする「空の神」の使徒とは相容れないモノである。
二人はルリアをファータ・グランデの何処かに封印すると、旅の間に生まれた主人公と共にザンクティンゼルへ帰還した。そして、人知れずもう一度旅に出ることとなる。いずれ成長する主人公の身を案じ、村の者達には父母が旅に出ることとなったその因縁については黙っておくように伝えて。この二度目の旅先から送ってきた手紙が、冒頭の「星の島で待つ」であった。
偶然か宿命か、空と星の二つの神が創り出した対となる存在を引き合わせた主人公は、世界の『特異点』となった。ふたつの神の力に挟まれた不安定な存在なのか、その冒険はありとあらゆる出来事を引き起こし、その運命はありとあらゆるものを惹き付ける。赤き竜と蒼い少女について知る者からは、「存在が危険だ」と、忠告されたり命を狙われることも少なくない。
巫女である以外に未だ謎に包まれた母についても、「いずれ主人公が向き合わねばいけない存在」と言われている。
メインクエストではこの真実を聞かされてもなお、いずれ父と戦う運命になろうとも、二人を連れてイスタルシアに辿りつく意志を曲げないと誓う。
Shadowverse
同じCygames制作の対戦型デジタルカードゲーム『Shadowverse』では、グランブルーファンタジーをテーマにしたカードパック「十天覚醒」にて参戦した。
カード名は「未来への飛翔」。同カードパックを代表する、ニュートラルのレジェンドである。
また、公式より専用のプロモーションビデオも公開されている。
カード名 | 未来への飛翔 |
---|---|
種類 | スペル |
クラス | ニュートラル |
レアリティ | レジェンド |
コスト | 5 |
能力 | ・グランの覚悟 |
・ジータの決心 | |
このコストと同じだけ自分のPPを消費して、チョイス したカードとしてプレイする。 | |
解放奥義 15; チョイス ではなく、十天衆を総べし者・グラン&ジータを1体を出す。 | |
CV | 小野友樹/金元寿子 |
収録セット | 十天覚醒 |
※チョイス…複数のカードから選択する能力。
※解放奥義…数字のターンかそれ以降にプレイすると発動する能力。手札にあるとき自分のフォロワーが進化すると-1される。
主人公であるグランかジータのスペルを「チョイス」することで、どちらかの能力を発動させることができる。詳細はグラン(グラブル)とジータ(グラブル)の記事を参照。
解放奥義能力が発動した場合、チョイスする代わりに総べる。
詳細は十天衆を総べし者を参照。
関連イラスト
※個別のイラストについては各記事を参照。
関連タグ
この下特異点に関するネタバレ注意(イベント関連)
特異点と世界(8周年記念イベントネタバレ)
ユニ「世界は、特異点を失うことで崩壊する」
8周年記念イベント『星のおとし子、空のいとし子』で特異点について重要な事が明かされた。
それは特異点である主人公が命を落とせば世界も滅びるというものであった。
調停者コスモスの使徒であるユニによれば、当初コスモスは世界の果てにやがて現れる特異点を危惧していたのだが、そもそも特異点は存在するだけで世界の均衡を崩してしまう力を秘めており、やがて世界という天秤を外側からひっくり返すような存在だと考えられていた(主人公がイベント冒頭にジ・オーダー・グランデに「世界の敵」として殺害されたのもその為)。
しかし、コスモスが考えていた状況とは違う形で特異点は空の世界に現れており、特異点とは天秤(世界)を支える要であると同時に逆に世界にとって無くてはならない存在であり、特異点を失えば世界に破滅が訪れるという事が判明した。
最終的に『世界の巻き戻し』により主人公は生還したが、自分の生死が世界の存亡に関わる事を知り一時期重責を感じてしまう程だった。
なお、その後シャノワールの最終上限解放エピソードにて、初っ端から主人公が何者かに毒殺されかけ意識不明に陥るという大騒動が起き、団員数名が殺気立って飛び出して行ったのを何とかしようとする方が大変だったとの事から、そういう意味でも世界の起爆剤になりかねないのか…と全騎空士が天を仰いだとか……
主人公が死亡すれば世界も滅びるという余りに重い内容が明かされ、普段から騎空士として危険な仕事や強敵達と戦っている状況で世界の存亡すら背負っている事になってしまう。
(当然その様な事実は口外出来る様な事では無いだろうし、知られれば間違いなく空の世界に混乱が巻き起こるのは必須と思われる)
今後特異点として主人公と世界の関係についてどうなるのかは、後のストーリーで語られるかもしれない…。