概要
召喚石で召喚できる星晶獣の一体。
また、サービス開始2周年に新たなマルチバトルの相手としても登場した。
グラブルの星晶獣には元ネタがわかりやすいものが多い中、ジ・オーダー・グランデは元ネタが不明。
名前を直訳すると「偉大なる指令」または「大いなる秩序」というような意味。
英語表記では「Grand order」。
星晶獣ではあるが、星の民に造られた兵器である他の星晶獣とは大きく異なる誕生経緯があるようで、自ら「調停者」を名乗り、世界の均衡を保つことを目的とする、謎多き存在。
2020年5月4日には自発トレジャー0キャンペーンのラストを飾る存在として登場。しかし、これより前にはアルティメットバハムートやダークラプチャーもあった為か、インパクトには欠けるかもしれない。
(その後も不定期に自発トレジャー0キャンペーンは実施されている)
容姿
白髪、褐色肌で鎧を着て剣と盾を手にした女性の上半身と、鎧を身につけた竜「調停の翼」の下半身を持つケンタウロス型の星晶獣。召喚時の演出を見ると、女性も竜も別個体であり、2体が合体してこの姿になるようだ。
また、小型の青いワイバーン(ジ・オーダー・ワイバーン)を何体も引き連れている。マルチバトルで登場する個体の中には、尻尾にリボンを巻いたものもいる(やっぱりジ・オーダー・グランデが付けてあげたのだろうか)。
召喚石としての性能
バハムートやルシフェルと同じく、サプライズチケットで交換できない召喚石の一つ。簡単に言えば、上級者向け。
特殊な加護効果を持ち、数値が大きいため強力に見えるが、グラブルのゲームシステムにおいて属性が占める割合は大きく、考えなしにジ・オーダー・グランデをメイン石に設定しても思ったような効果を発揮できない。
相手の弱点属性を突けばそれだけでダメージが上がるし、ここに更に加護による攻撃力アップを加える事が出来るからだ。しかも、弱点を突ける属性のキャラクターは相手から受けるダメージも減る。
ジ・オーダー・グランデの加護を得るためには、この属性システムの恩恵を、少なくとも2人は受けられないのである。
とはいえ、やはり攻撃力100%アップ(最終上限解放後は200%アップ)は魅力的であり、ジ・オーダー・グランデを活かすパーティ構成を試みる騎空士もおり、パーティの育成を終えた廃人のエンドコンテンツのように認識されている。
なお、召喚効果のHP吸収も意外と回復量が多く便利。
特にアイドルマスターシンデレラガールズのキャラは城ヶ崎姉妹の様に別属性でありながら組ませると強化されるキャラや別属性のキャラ同士の掛け合いが多いためアンノウンシリーズをメインで使うという選択肢がないならこちらを投与するのも手である(流石に神崎蘭子まで完備する人の方が多いだろうが安定性ならこちらの方が有利)。
2020年には4凸が実装される事が6周年生放送で発表され、3月24日に実装。サブ加護では無属性の敵に対して5%の与ダメージアップを持つ。
そして2024年9月には5凸が実装され、それに伴い加護を含め大幅に刷新された。属性の数から得意武器の数を参照するよう変更され、5種で最大効果を発揮する。
5凸になるとイラストが変化し、召喚名も「アーマゲドン」から「ラストウィッシュ」に変化。メイン石に設定することで奥義ゲージも上昇し、グランデHLの奥義パを意識した性能調整となった。
サブ加護の与ダメ上昇も10%上昇と無視できない数値になり、無属性の高難易度マルチではほぼ必須の枠となった。
無凸~3凸
レア度 | SSR |
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属性 | 光 |
召喚効果 | 敵全体に光属性ダメージ(特大)、味方全体にHP吸収効果付与 |
加護 | バトルメンバーの得意武器種類が多いほど攻撃力UP(最大100%→3凸200%) |
4凸
召喚効果 | 敵全体に光属性4.0倍ダメージ、味方全体に3ターンの間、調停の翼(攻撃/防御UP+HP吸収効果)を付与(消去不可) |
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加護 | バトルメンバーの得意武器種類が多いほど攻撃力UP(最大200%)/防御力UP(最大50%) |
サブ加護 | 無属性の敵に対して与ダメージ5%UP |
5凸
召喚効果 | 敵全体に光属性4.0倍ダメージ / 味方全体に3ターンの間、調停の翼を付与 / 主人公に3ターンの間蒼穹の刃効果(奥義ダメ30%UP、奥義上限15%UP、奥義発動時に自属性4倍追加ダメージ) |
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加護 | バトルメンバーの得意武器種類が多いほど攻撃力UP(最大200%)/防御力UP(50%)◆メンバーの得意武器が5種以上時バトル開始時に全員の奥義ゲージ10%UP/主人公に蒼穹の刃効果 |
サブ加護 | 無属性の敵に対して与ダメージ10%UP |
マルチバトル
- 降臨、調停の翼
「世界の均衡が崩れる可能性が生まれた時、私は顕現する!」
マルチバトルでもやはり上級者向けの高難易度コンテンツとして実装された。
まず戦うための準備が非常に手間がかかる。
強力な6種類のボスと何度も戦いそのドロップ品を集めるのだが、そのボス達と戦うのにもトリガーアイテムが必要(量も決して軽くない)なのである。
もちろん戦闘の難易度も高く、膨大なHPと目まぐるしく変化する戦法に対応し続けなければならない。
特にHP50%の時に使用する「ガンマ・レイ」は味方全体に999999ダメージを与えるというもの。
言うまでもないが、まともに喰らえば全滅は必至。
ただ、グラブルでは同じような攻撃を使う敵には前例がおり、同じような対策は可能。
これらの試練を乗り越えた騎空士には豪華な報酬が待っている。
- 降臨、調停の翼HL
「認めよう、お前たちは世界の敵だ」
2019年12月19日アップデートにて追加された高難易度マルチボスバトル。
グランデとお供の竜2体を連れて戦った通常版と違い、こちらは単体でのバトル。ただし属性は無属性に切り替わっている。
戦いが後半になるにつれて攻撃パターンが激しくなり、ミスを許せばパーティ壊滅にもなりかねない程。通常版と同じやり方で戦うと痛い目に合ってしまう。
戦闘時のボイスもかなり苛烈になっており、まるで主人公たち一同を世界の敵として扱っており、まるで世界全体のバランスを破壊をしているかのような発言に取れる。何かの予兆でもあるのか…?
報酬としてコスモス武器の4凸に必要なアイテムが入るほか、運が良ければ指輪にヒヒイロカネが手に入る可能性が微弱ながらある。
2022年8月24日のアップデートではパラディン専用のアイテム「嘆きの盾」がドロップするようになった。これは無印版、HL版で共通。
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その正体(ネタバレ注意)
※以下、8周年シナリオイベント「星のおとし子、空のいとし子」のネタバレ自体を取り扱っています。
該当イベントをプレイしていない場合は自己責任で閲覧をお願いします。
その正体は、星晶獣:コスモスが造り出した空の世界を調停するためのシステム「コスモス」によって誕生した彼女の写し身…つまり「コスモスの代行者」のうちの一体。
(「コスモスの代行者」は他にもたくさん存在しており、容姿がそっくりなこの人やこの人も同様である。)
「空の世界を調停する」というコスモスの代行者共通の使命で行動しているものの、あくまで「コスモスの代行者」のうちの1システムとして存在しているため、調停に関しても彼女自身の明確な意志やビジョンがあるわけではない。
そのため、知らないうちに自我が芽生えて「ゾーイ」・「ジオ」という個別の存在になった二人と異なり、本体であるコスモスの消滅と共に彼女らも消滅した。
むしろ、コスモスという星晶獣を「女王アリ」に喩えるならば、
【「ジ・オーダー・グランデ(「コスモスの代行者」)」はその女王に生み出され、生来与えられたプログラムや目的意識によって動く「働きアリ」たちの総称であり、ゾーイやジオは、その中の『個人的に接触した要因によって偶発的に人がましい感情・思考能力を獲得した、群れの中の特異個体(さらにいうならゾーイは「ジ・オーダー・グランデ」たちの共通規格そのままである「癖のある亜麻色の長い髪・赤い瞳・褐色の肌をした女性体」なのに対し、ジオはその中でもさらに特異な「(ゾーイ達よりは短い)青い髪に青い瞳の男性体として生まれた、規格外個体」)』】と呼べるのかもしれない。