概要
「アイドルマスターシンデレラガールズ」に関する作品のうち、城ヶ崎美嘉・城ヶ崎莉嘉の姉妹が揃って登場しているものにつけられているタグ。
公式では「ファミリアツイン」というユニット名があり、各種イベントのライバルで登場する。
この他、「童話公演 気まぐれアリスと不思議の国」では「ウォーラス&カーペンター医院」というユニット名で登場。不思議の国の住人でおなじみのトウィードルダム・トウィードルディー兄弟(姉妹)の役を演じた。
姉は桃髪・妹は金髪と派手な外見のギャルだが、実際に接してみると明るく真面目な良い子達である事が分かる。ファッションからも見てとれるように莉嘉は美嘉の影響を強く受けており、「お姉ちゃんがアイドルやるならアタシも」とデビューを志望してくる。
伝統的にアイマスの姉妹(兄弟)で共にアイドルをしている者が双子である中で、唯一例外的に年齢差があり明確な身長差もあるという特徴があり、姉は高校生・妹は中学生でロリ寄りのため必ずしも姉妹一緒というわけではなく、所属コミュニティや人間関係も異なっている。
また、唯一姉妹で髪色が異なるため、実は染髪しているのではないかとも言われる。
メディアミックスでも2人揃っての出番が多く(漫画「ロッキングガール」など一部例外有り)姉妹仲が良好なコンビネーション抜群の姉妹として描かれる事が多い。pixivなどの二次創作でも同じ傾向である。CDリリースの際は第1弾のメンバーに莉嘉、第2弾に美嘉が選抜されデビュー。
ゲーム中の能力についても、初出時から数値が高水準な上に美嘉が守備型・莉嘉が攻撃型と相互補完の関係になっており、ふたり揃ってフロントメンバーに採用するプロデューサーも多かった。ただしこのゲームでの重要性は攻撃>守備なため、当初は莉嘉の方が高値で取引されていた。
その後の新カードでは姉の威厳のためか、莉嘉→美嘉の順で登場し美嘉の方が若干高い能力を持つというパターンが多い。また、カード名や特技名・ステージ衣装も殆どがお揃いになっている。
なお、台詞や二つ名など美嘉に関するテキストでは『★』、莉嘉の場合は『☆』が使われている。
2人の仲は良好である。しかし、美嘉としてはシンデレラガールズ劇場やスターライトステージの一コマ劇場では「プライベート(家中)でのだらしない姿」や「身内以外が知っているのはおかしいネタ」を莉嘉にリークされ、ドギマギすることもある。
アニメでの描写
アニメ版では姉は既にデビュー済みのアイドルとして、妹は「シンデレラプロジェクト」の一員として登場する。姉妹関係であると同時に先輩後輩の関係になり、仕事に関して姉が妹に厳しく注意や指導をする場面も見られるようになっている。一方で、妹と連絡がつかなくなった際は感情的になって保護責任者である武内Pに怒りをぶつけるなど、根は誰より妹想いである部分も健在である。
2人の関係は第17話でさらに掘り下げられる。美城常務の意向でギャル路線を排し大人向けの高級路線に転向することを受け入れざるを得なくなった美嘉に対し、バラエティ番組で園児役をやることとなった莉嘉が「姉と同じ方向性がいい」と不満をぶつけたことで美嘉の怒りを買ってしまい、姉妹の間に亀裂が生じてしまう。それでも翌日にはお互い自分に非があるという意識に立っており、姉妹の人の良さを窺わせた。
最終的にあんきらの会話からヒントを得た莉嘉が「どんな仕事でも自分らしさを貫く」という一つの答えを出したことで美嘉もその姿に感化され、姉妹がそれぞれのやり方で望まない路線の中でも自分らしさを出しながら向き合うという方向で問題の決着をつけた。これまでとは逆に姉が妹の姿勢に影響されるという珍しい構図となり、その証拠に同話ラストでは美嘉の方が自身を「カリスマJC城ヶ崎莉嘉の姉」と称している。
最終話となる第25話のエンディングにおいて、モデルの仕事でようやく姉妹共演を果たすこととなった。
楽曲
スターライトステージでは、「ファミリアツイン」名義でユニット専用曲「Twin☆くるっ★テール」を発表。
その後、2人が歌う「ススメ☆オトメ 〜jewel parade〜 -しんげきRemix-」が「LITTLE STARS! Snow*Love」に収録。
さらにスターライトステージとゆずのコラボ企画として「夏色」をカバーした。
余談
中の人である佳村はるかと山本希望であるが、この役を得た当時の佳村は高いコミュ力を持つ一方で霊長類最弱と言われるほど気が弱く、逆に山本はゴリラと揶揄されるほどゴリ押しな性格であった(正しくは「好みのタイプがゴリラ」なのだが当人も十分該当する)であった。
また、山本のほうが出来る仕事の範囲が広かった。
その上、声質が似ているために佳村が狙った役を山本が持っていくことが多々あり「山本希望になりたい」と嘆くほどだった、というキャラの初期の性格や関係性が中の人とだいたい逆という状況があった。
その後、佳村は自分がそうしてもらったように自分も後輩を助けようと心に決め気の弱さを優しさと面倒見の良さへと昇華、山本はそのあり余る力を豪気で頼れる方向へとそのまま伸ばしていき、その成長が徐々にキャラに浸透していった結果、ギャルとしてはハリボテでも清楚で人徳(カリスマ)に篤い姉と、ギャルとして本物でありかつワイルドでパワフルな妹、という今の状態になっていった。
それと共に、この役柄をきっかけとして佳村と山本は仲が良くなり(それに伴い上記の問題も解決し)、一緒に行動した出来事などがたびたび報告されている。
特に山本は佳村のことをアイマス以外の場でも「お姉ちゃん」と呼んでおり、実際に姉妹のごとくなっている。(ちなみに山本には実の姉はいない……が、山本の両親からも「長女の姉」として認められている)
そして、偶然にも佳村と山本の二人は2020年1月1日に自身の結婚を発表して話題となった。
関連イラスト
関連タグ
久川姉妹…同作の双子姉妹アイドル。合同ユニット『ワンダー☆シスターズ』を組む。
花海姉妹:学園アイドルマスターにて登場する、花海咲季と花海佑芽の姉妹アイドル。アイドルマスターでは城ヶ崎姉妹に続く2組目の、双子の系譜に属さない姉妹アイドル。