「オイラはトカゲじゃねぇ!」
概要
主人公と共に辺境の島ザンクティンゼルで暮らしていた謎の生き物。性別は不明。
見た目は翼を備えた小さな赤竜に似ているが、人間と会話し、リンゴをこよなく愛するなど親しみやすい面が多く、グランサイファーにおいては半ばマスコットの様なキャラクターとして認識されている。
一人称は『オイラ』。
キャラクターデザインはイラストレーターの村山竜大氏。
会う人からは多くの場合、しゃべって空を飛ぶトカゲと認識される(公式サイトのイントロダクションでも「羽根トカゲ」呼ばわりである)が、自分がトカゲ扱いされるのは気に入らないらしく、言われるたびに上述の台詞で抗議している。
一方で、ディアドラやドゥルジといった竜からは同胞と呼ばれ、きちんと同族だと認識されているほか、種別や体格・精神年齢は違うものの同じ幼竜であるためか、人間の言葉を話せず「ぎゃうー!」と鳴くベスともある程度の意思疎通はできるようである。
主人公とは幼い頃からの相棒として、また唯一の家族として、互いに強い絆で結ばれている。また、ゲーム中では仕様上ほとんどセリフの無い彼/彼女のセリフや心情を代弁したり、相手をからかうような選択肢を選んだ際にそれをフォローするような役回りになる事も多い。
ルリアやカタリナとは出会って以来の付き合いで、後に合流するラカムやイオ、オイゲンよりも接する距離が近い。
特にカタリナからはその愛らしい(?)風貌からいたく気に入られており、本人のあずかり知らないうちにファンクラブまで作ってしまうほどに溺愛されている(その反面、ヴィーラからは一方的な敵愾心を向けられている模様。それも殺意に匹敵するレベルで……)。
また、ロゼッタは、何故かビィに対して初対面とは思えない態度で接しており、自身の知らない何らかの秘密を知っているらしいのだが………?
なお、ビィ自身も、主人公と子供のころから一緒に育ったという記憶があるだけで、主人公の父親に拾われる以前の記憶がなく、己が本当は何者かは把握できていない。
本編以外のキャラクターには「カリアゲの兄ちゃん」「仏頂面の兄ちゃん」「赤い姉ちゃん」「ハレンチ姉ちゃん」など渾名を付けて呼ぶことが多い。
「ぐらぶるっ!」での扱い
基本的に主人公であるグランとジータが登場しないため、事実上主役のような扱い。
初期の頃は本編同様ツッコミ役がメインであり、マスコットの宿命か、カタリナの歪みまくった愛情の餌食になったりとなにかと不憫な目に会うことが多かった。
しかし連載を重ねるごとにそういった扱いにもすっかり慣れてしまい、次第に自らシュールな言動に走る場面も増えていった。
ついには身体を自在に変形させる不定形生物のようになったり、突然哲学的なことを言いだしたりと自らカオスを引き寄せる存在へと変わっていく。が、それでもやっぱりカタリナには勝てない。
また、連載当初は公式絵に準拠した外見だったが次第にデフォルメ化されていき、現在は下のイラストのような姿がデフォルトとなっている。
オイラは哲学!!
ビィ?
先ほど述べたデフォルトの姿があまりにも定着しすぎたため、公式絵に準拠した絵で登場すること自体がギャグとして成立するほど。以来表情がほとんど変わらなくなり、それがより一層カオスさを引き立たせている。
さらに(その表情のまま)マッチョな八頭身のパワー特化型、パワー特化型のパワーを集中して刃にした一点集中型、スピード特化型とバリエーションを増やしながらビィくんの進化は止まらない。
そして2017年のエイプリルフール、ついに本編の世界に乱入。
詳しくは個別記事オイラ(グラブル)も参照。
客演
グラブルと同じくCygamesが運営し、イベント「シンデレラファンタジー」として何度もコラボしているアイドルマスターシンデレラガールズのコンテンツの一つであるスターライトステージに、コラボキャンペーンの一環として事務所のルーム画面でビィが期間限定で登場していた。
また、同じタイミングで実装された「キミとボクのミライ」のMVにもタルに座った状態のビィが登場しているほか、コラボ期間中にはMVと同じデザインのぬいぐるみがゲーム内のルームアイテムとして販売された。
Shadowverse
また、同じCygames制作の対戦型デジタルカードゲーム『Shadowverse』では、グランブルーファンタジーをテーマにしたカードパック「十天覚醒」にて参戦した。
カード名 | 小さき赤き竜・ビィ |
---|---|
種類 | フォロワー |
クラス | ニュートラル |
レアリティ | ゴールドレア |
コスト | 2 |
進化前 | 攻撃力:1 体力:1 |
能力 | ファンファーレ カードを1枚引く。 |
エンハンス 6; カードを引くのではなく、進化する。自分のPPを4回復。 | |
進化後 | 攻撃力:3 体力:3 |
能力 | |
CV | 釘宮理恵 |
収録セット | 十天覚醒 |
※ファンファーレ…手札からPPを支払って場に出たときに発動する能力。
※エンハンス…本来のコストの代わりに、記載の数値分のPPを支払うことで発動する能力。
ファンファーレでカードを1枚引く能力を持つ。エンハンス6でプレイした場合、カードを1枚引く代わりに進化し、PPも回復する。その場合、2/3/3の突進フォロワーのような感覚でプレイすることができる。実際は突進ではなく進化であるため、今回登場する「奥義」能力と相性がいい。
また、高いコストのエンハンス+PP回復という特徴は蒼の少女・ルリアと類似している。
グラブルの看板キャラの1匹でありながら、前回のコラボである「蒼空の騎士」では未登場に終わったが、「十天覚醒」にてようやく登場を果たしたキャラでもある。ただ、イラスト自体は開闢の錬金術師・カリオストロや小さな聖騎士・シャルロッテ(進化後のみ)にて既に登場していた(ボイスは無し)。
また前回のコラボの際、コラボサイトにて掲載された「ぐらぶるっ!」ではシャドウビィスとして登場していた。オイラ(グラブル)の該当項目も参照。
関連イラスト
関連タグ
グランブルーファンタジー グランブルーファンタジーの登場人物一覧
グラン(グラブル) ジータ ルリア カタリナ・アリゼ ロゼッタ
ヴァンピィ ……ビィと同じくCVを釘宮理恵が担当しており(「神撃のバハムート」から続投)、イベントで共演した際には一人二役での掛け合いも披露した
オイラ(グラブル)…本編の公式四コマギャグ漫画な平行世界こと「ぐらぶるっ!」世界のビィ。大まかなことは上記「ビィ?」の項、詳細は「ぐらぶるっ!」および「オイラ(グラブル)」参照。
ハッピー……中の人と一人称、ポジションがほぼ一致。
拝啓、大切な君へ。:公式でも散々「トカゲじゃねぇ!」と言ってきたのだが、このシナリオでは現パロという事で、本当のトカゲになってしまった。
グラブルコラボ関係
モルガナ(ペルソナ)……2018年6月初頭のペルソナ5とのコラボイベントで邂逅。「しゃべる小動物キャラ」「チームのマスコット」「主人公とほとんどいつも一緒に暮らす」「記憶喪失」「シンボル的に好きな食い物がある(ビィはリンゴ、モナは寿司)」…など共通点も多く、意気投合。そして、「自分の真実の姿がわからない」という悩みを発端としたビィの苦悩に、同じ悩みを持つ者として向き合う事になる。
竜ヶ崎ヒイロ……2020年9月のアニメ版シャドウバースとのコラボイベントで邂逅。公式でさえトカゲ呼ばわりなのは上述通りだが、彼の場合はドラゴンとして見ており、更に言えば『どんなドラゴンに進化するんだ?』(意訳)とも。数少ないドラゴンとして認識している人物と言えるだろう。
嘴平伊之助……2020年12月の鬼滅の刃とのコラボイベントで邂逅。ショートストーリーの方で、まさかの食べ物と認識されてしまう事に。その後、ふとしたきっかけで伊之助の猪頭が外れてしまい……。「ぐらぶるっ!」次元でも手を出さなかったようなことが、まさかの……という展開になった。そして、思わぬ形で…。
沖田総悟……2021年10月の銀魂とのコラボイベントで邂逅。声を聴くと「勘違いして斬ってしまいそう」(意訳)とショートストーリーで言及。それ以外でも類似する言及はあるのだが、これは神楽とビィの担当声優が同じことによる中の人ネタである。
神楽(銀魂)……2021年10月の銀魂とのコラボイベントで邂逅。服の色なども類似していることから上述の沖田からもツッコミが入る。それ以上に神楽が実際にビィと遭遇したリアクションは……。
ドラえもん……2021年12月のドラえもんコラボで邂逅。ひみつ道具の能力に驚く一方で、「オイラはトカゲじゃねぇ!」からドラえもんの外見に対して「タヌキ」と発言してしまうが……。
トウカイテイオー(ウマ娘)……2022年2月のウマ娘プリティーダービーコラボで邂逅。最初はトカゲと発言してしまうが、他のメンバーとは違って謝罪をする。謝罪後はドラゴンと認識するように。
メジロマックイーン(ウマ娘)……テイオーと同じくウマ娘コラボで邂逅。こちらは最初からドラゴンという認識。コラボ勢では数少ない理解者に。
シャントット…2022年5月のファイナルファンタジー11コラボで邂逅。ビィの姿を遠隔(仕組みはネタバレの為に割愛)で見ていた際、トカゲと発言する。更には…。
リリゼット、ケット・シー(FF)…シャントットと同じくFF11コラボで邂逅。話の流れで「ドラゴンとトカゲの中間」という話題となり、「喋るトカゲ」とも言及されるのだが…。
モンキー・D・ルフィ……2022年9月のONEPIECEコラボで邂逅。まさか、第1話の段階で食べ物と認識される展開になる。
トニートニー・チョッパー……同じくONEPIECEコラボで邂逅。本編中では別の動物とビィが認識していた一方で、ショートストーリーにおいてはチョッパーからさりげなくトカゲと言及され……。
釘崎野薔薇……呪術廻戦コラボで邂逅。話の流れで、まさかのトカゲと呼び……。
東堂葵……同じく呪術廻戦コラボで邂逅。こちらはとあるアイドルがらみでビィをライバル視するという。トカゲと呼ばれるよりはまだよい方かもしれないが、当人は困惑している模様。
爆豪勝己…僕のヒーローアカデミアコラボで邂逅。ヒロアカの世界にはいないドラゴンと言う言葉が出るわけでもなく……やはりというかトカゲと言及することに。
緑谷出久…同じくヒロアカコラボで邂逅。彼がメモを取る姿は、色々な意味でビィを驚かせたのは間違いないだろう。それが実際に反映されるかは別としても。
ランガ…転生したらスライムだった件コラボで邂逅。とある事情でリムルをペット扱いしたことを思い出し、その場の勢いでトカゲと言ってしまった。後に謝罪して修正をしているので、対応としては謝罪しないメンバーよりもマシと言うべきか。一方で、彼は狼ではあるのだが……。
正体
巫女である主人公の母親を通じて「空の神」から遣わされた存在であり、その能力は、星晶獣から星の力を奪い、星晶獣となる前のカタチ(畏怖、信仰、自然といった星晶獣が司る元来の現象)に還元する事である。
「空の神」が星の力を集める為に創られた器『赤き竜』こそがビィの正体である。
やがて星の力が満ちた器は神への捧げものとして喰われ、一体化し、消えていく定めとなっている。
ある意味でもビィ自身が消滅するのではないか、という状態にOLD_BONDでなってしまう。