概要ですネェ
CV.横島亘
年齢:47歳
身長:176cm
本名「ポンメルン・ベットナー」。丸い髪型にチョビヒゲ、鋭い目つきをしたヒューマンのおじさん。エルステ帝国に所属する軍人で、階級は大尉。趣味はヒゲの手入れで、エルーンの作る酒が大好き(エルーンの酒造技術は非常に高い)。その一方で歳ゆえか油っこい食事は苦手。
自己紹介ですネェ
「~ですネェ」というねっとりとした喋り方が特徴で「グッグッグ」という笑い方をしたりと、容姿喋り方声どれをとっても典型的な悪役のようなキャラ。実際、主人公を間接的に一度殺害した張本人。しかし、直後にルリアの能力とカタリナの援護で包囲網を突破され、失脚。その後は復讐の鬼と化して魔晶の力を使いながら場所を選ばず主人公たち相手に容赦ない追撃を展開する。
魔晶をつかうことで変身(?)でき、戦闘能力を上げることができるが、持続力はそこまでないようだ。
…と、ここまで書くとかなり邪悪な人物に思われるが実は帝国側のキャラとしては数少ない人格者。本編では、不慮の事態で島一つ崩壊しかねない事態に陥った時は部下の心配をしていたり、フリークエストでは自分にぶつかった老婆に対し最初は威圧的な態度を取るも目が見えないとわかると手を引いて帰り道を案内するという一般人への優しさを見せている。また、帝国市民及び帝国兵からの信頼は非常に厚く、大尉を気遣うシーンは本編でもフリークエストでもあるくらい。「帝国の為に動いている」とみなせば、知らない人にアドウェルサを平気で貸し出す器量の大きさもある。更に、その時個人的な事情があったとはいえ、敵と出遭っても即座に剣を抜かず、それどころか一日飲み明かす、祝日では敵相手に「この日ばかりは楽しく過ごすといいですねェ」と言い放つ、バレンタインに宿敵からチョコをもらって満更でもなさそうにする(もちろん翌月にお返しもちゃんとくれる)等々、敵のくせに優しい一面がこれでもかと描写されている不思議な人である。
キャラ崩壊の激しい「るっ!」でも歳を省みずはっちゃけているが、その優しい一面が垣間見れたり、その中で部下の帝国兵と楽しくコントを繰り広げていたりしている。正直な話こいつやこいつの方がよっぽど邪悪。
ただし「帝国の敵」となるものに容赦がなく、前述のように帝国の邪魔をした主人公を躊躇なく殺したり、帝国を裏切ったカタリナにも強い憎悪を向けている。帝国傘下でない島であれば容赦なく沈めようとする冷酷さを持つ。リスクの大きい星晶獣の操作を平気で行うのも、魔晶のリスクを知った上でも使用して容赦なく攻撃を繰り出すのも全ては帝国の為であり、「敵からすれば悪人にしか映らないが味方から見ればこれ以上ないほどに誠実な人物」である。戦闘時の「帝国をナメるナァァァ!!!」という台詞はそんな彼の忠誠心を如実に表している。アガスティア編にて帝国上層部からの命令と帝国に生きる人々の命の間で葛藤する様はもはや帝国側の主人公。良くも悪くもエルステ帝国大好きっ子。
というか、主人公勢力から見ればポンメルンは敵側の陣営の人物だから悪人に見えるだけであり、彼のように「味方には優しいが敵には厳しい」というのは様々な作品の人物、特に主人公格の存在にはだいたい当てはまるため、決して彼が邪悪と言うわけではない。寧ろ殆どの作品で自国や自陣営にとって「敵」である存在に対しても慈愛の心を見せるような存在は大体の場合「異常」として扱われることが多い。
『蒼の少女編』終盤で目的のために暴走するフリーシアの行いを見て、アガスティアの民を守るために主人公達に協力。エルステ帝国が瓦解した後も、政情不穏なかの地に残り信頼有る部下たちとともに自警団を結成し民をまもっていた。その行いから、後に元帥として新エルステ王国軍に加入する。
出番もシナリオが進むたびにあまり見られなくなっているも、エルステにとって代表的な顔の一人ともなっている。
ちなみに既婚者である。しかもかなりの愛妻家である模様。その一端はバレンタインにチョコを送ると見られる。と言え、家庭内の具体的な詳細に関してはそれぐらいしか不明。
アニメ版
2017年4月放送の『グランブルーファンタジー・ジ・アニメーション』でも原作通りの悪役ぶりを発揮。
特にオリジナル展開が加えられた第10話では、グランとのデートを楽しんでいたルリアを部下に拉致させた上に、彼女がグランとの思い出作りに街で購入していた髪飾りを粉々に砕き、さらに魔晶の力で彼女の闇の記憶を呼び覚まして絶望させるという外道をやってのけた。
一方、ジータを主人公とした第13話(EXエピソード)では、彼女たちに悪事を暴かれた際に原作グラフィックそのままの横顔でとぼけたり、自軍の兵力を盾に勝利を確信した矢先にジータ側の援軍が何十人もの兵を無双しながら近づいていることを知るや兵の先頭に立って全力で逃げ出すなど、終始コミカルな悪役となっていた。
TV放送の合間に流れるCMではグランやルリアを一緒にグラブろうと誘うが、二人は(本編でのポンメルンの行動のせいで)スマホがなくてグラブれない。がっかりしたところをカタリナに「そもそも同じ騎空団ではないだろう」と突っ込まれて轟沈するのだった。かわいいかよ
漫画版
電撃G'sコミックにて、「追憶のアーシヴェル」という漫画で主人公を張っている。漫画はタカツキイチ氏(漫画では別名義を使用している)。
ある日とある任務中に事故にあい、名もなき島にたどり着く。そこで出会った謎の少女が、彼自身の過去の記憶を振り返っていく。
若き頃のポンメルンの日々を綴っており、ポンメルンをもっと知りたいという帝国兵の鑑たちは一読の価値あり。氏の画風もあって、かなりのイケメンである。
性格に関しては今も昔と変わらない真面目で、今と違い騎士を目指している。喋り方は今のような口調でなく標準語。この物語を通して少しずつ今の口調になった経緯が明かされている。
最終決戦の見せ場はファンとしては見過ごせない展開となっているので、ぜひ一度ポンメルンについて調べてみるのもいいかもしれない。
敵として
星の民の力を参考に作り上げた魔晶の力を用いた巨大なパワードスーツのようなものを着込んでの戦闘となる。本人が魔物か帝国兵をけしかけるという形での戦闘はいくつもあるが、本人との戦闘は数えるほど。基本的に序盤は全くと言っていいほど攻撃が通らない。奥義を使おうが星晶獣を呼ぼうが1000ダメージも稼げれば上々というレベル。なので無属性ダメージ(耐久無視カット不可)持ちがいると楽。しかし、ある程度ダメージを与えると「ガードガゆるんだ!」というポップと共に攻撃がまともにとおるようになり普通に戦闘ができるようになる。しかし、3戦目以降、またガードを固める時もあり、その時はまたガードをゆるめるまでじわじわとした攻撃で削るしかなくなる。こうした特性から長期戦は確実になるため、長く戦える編成を組むことが重要。また、大技でリフレクトを付与する時もあり、この反射ダメージが割とシャレにならないレベルで痛いため注意。
余談だが、魔晶を体に取り込んでいる影響か相手方の精神を乗っ取るような攻撃は通用しない。
Shadowverseにおける概要ですネェ
同じCygames製作の対戦型デジタルカードゲーム『Shadowverse』では、グランブルーファンタジーをテーマにしたカードパック「蒼空の騎士」にて参戦した。
カード名 | 魔晶大尉・ポンメルン |
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種類 | フォロワー |
クラス | ヴァンパイア |
レアリティ | シルバーレア |
コスト | 6 |
進化前 | 攻撃力:4 体力:6 |
能力 | 守護 |
進化後 | 攻撃力:8 体力:10 |
能力 | 守護 自分のターン開始時、このフォロワーに3ダメージ。 |
CV | 横島亘 |
収録セット | 蒼空の騎士 艶麗の剣舞 |
※守護…相手フォロワーは守護を持つフォロワー以外を攻撃することができない。
4/6という大きめサイズの守護フォロワー。魔晶の力を纏った進化後のステータスは8/10と進化前と比べて+4/+4という規格外の補正となっている。ただし代償として自ターン開始時に自身に3ダメージ分自傷してしまうため、実質的には+4/+1といった所。
関連タグですネェ
ピーサード…ふたりはプリキュアとのコラボイベント「蒼空のおもいで」にて共演。アニメ本編で初代プリキュアに敗れ、消滅したと思われていたが、エルステ帝国が開発していた魔晶および関連兵器がドツクゾーンの「闇の力」に近似する性質を持っていたため、それに引き寄せられるかのように空の園(=グラブルの空の世界)に漂着。当時エルステの魔晶兵器研究の責任者であったポンメルンに研究サンプルとして回収されたが…。
ガチャピン…コラボシナリオ『ガチャピン・ムックのあおぞらものがたり』で登場し、何度か遭遇するも敗北している。しかし、ポンメルンの配下にはとある帝国兵がおり……。
ヨダルラーハ…本編では関わってないが、漫画版追憶のアーシヴァルで実は共演していた。この頃は風属性の衣装を纏っていた。
ユグドラシル:2021年7月19日に最終上限解放が行われ、その際のフェイトエピソードで久々ともいえる登場を果たす。ある物の調査のため、ルーマシーへと向かうのだが……。