概要
エルステ帝国の宰相を務めるエルーンの女性。メインクエスト「蒼の少女編」における大ボス。
その立場上、主人公らに協力することはあり得ない…のだが、彼女を基にしたある男の妄想の産物「フーちゃん」が(いろんな意味で)まさかのプレイアブル化。レジェンドガチャで「アラクネ」を入手することで加入する。カテゴリーとしてはアナザーに該当するのだが……。
人物
フルネームは「フリーシア・フォン・ビスマルク」。
眼鏡をかけた知的でクールな美人だが、その裏には目的のために手段を択ばない非情さと、自らの悲願への狂気じみた執念を持つ。
エルステが帝国となる前、「エルステ王国」の時代から代々王家に使える家系の生まれであり、彼女が真に忠義を尽くしているのはこのエルステ王家である。そのため、王家滅亡の引き金となった星の民に対して強い憎悪を抱いている。
当初は皇帝に心酔し、皇帝からの命を絶対としているかのように見えていたが、実際はエルステには皇帝と呼べる人物はおらず、事実上彼女がエルステの実権を握っていた。故に、後に自らをエルステ皇帝にして星の民の末裔と名乗る男「ロキ」が現れた際には困惑と憤怒を隠しきれなかった。
かつて星の民すらその力を持て余したと言われる星晶獣「アーカーシャ」の力を使い星の民を歴史上から抹消し、戦争の無かったエルステ帝国と事故で失った主であり友であるヴィオラ女王を取り戻すことがフリーシアの真の目的であった。
そのため、アーカーシャの力を使役するのに必要な星晶獣を使える力を持ったルリアと、事故で魂を失った王族のオルキスの両方を最終的に手中にしようと狙っており、
同じくかつての友オルキスを取り戻そうとする黒騎士に協力しつつも、最後は罠にかけて失脚させ、ヴィオラの娘オルキスを手中に収める。
そしてオルキスの力で星晶獣の現身を従えたり、魔晶によってユグドラシルを「ユグドラシル・マリス」へと変異させるなどして強大な戦力を整えつつ、ついにアーカーシャの起動寸前にまで辿りつくが、オルキスの抵抗と星晶獣「ローズクイーン」の妨害によって失敗。
しかしそれでもあきらめることはなく、起動に失敗したアーカーシャのコアを回収して帝国へと持ち帰り、かつてエルステ王国が所有していた星晶獣「デウス・エクス・マキナ」を利用した兵器「リアクター」によってアーカーシャを起動させようと目論む。
しかし、リアクターの使用はエルステ帝国の全国民を犠牲にすることを意味しており、それを知ったエルステ帝国軍大将アダムは、主人公達にフリーシアの計画を阻止するよう懇願する。
最終的には自らも魔晶を使い、星晶獣ミスラの力と合わせて不死身の怪物となって主人公や黒騎士の前に立ちはだかるが敗北。リアクターは破壊され、アーカーシャとデウス・エクス・マキナもルリアの力で吸収され、計画は完全に失敗に終わり、アマルティア島にいる秩序の騎空団に拘束された。
だが、混乱するエルステと民衆の不安を利用し騒動に乗じて脱走。
オルキスから分離された魂を宿すことで蘇った元のオルキス王女を人質に、暴走ともとれる行動に走り主人公たちの手により再び撃破される。
全てを失い、もはや生きる意味を持てない彼女に、彼女の手によって生まれたオルキス改めオーキスが、自分が生まれたからこそフリーシア自身を否定させないと説得し、
遂に、長い長い執念から解き放たれ、失ったヴィオラの忘れ形見であるオルキスと自らが生み出したオーキスの二人を見守っていく決意を固める。
シナリオイベント
「とりまトッポブで。」
前述のようにメインクエストでは非情な悪役として活躍していたフリーシアだが、ローアイン達からはその美人さ故に「ワンチャンある」と思われていた。
とくにトモイは「フーちゃん」と渾名で呼び、禁断の愛の末に逃避行をする妄想までしていた。あくまで妄想の中であるため性格が本編よりかなり丸く、本編では見せない照れ顔も用意されている。本心でない命令を出す時には片耳が折れるらしい。
ちなみにこのシナリオイベントは、よりによってメインクエストのフリーシアとの戦いのクライマックスを描いた章と同時に更新されており、本編とイベントとで凄まじい温度差が発生している。まさに公式が病気である。
オマケにこのシナリオイベントがサイドストーリー化した事で彼女はこのネタのままで実装。いいのか?
「粧して臨めよ花戦」
やはり温度差が激しい。
また、このイベントではアイテム「イカ」を消費して、(妄想内ではあるが)彼女と戦う事ができる。風属性になり、本編と同じ行動で攻めてくるが、本編と違いモードゲージがある分戦いやすい。
「フーちゃん」のフェイトエピソード
「とりまトッポブで。」の妄想の後日談。「妄想とはいえ、ダンチョらと敵対してたフーちゃんをグラサイに乗せるのはどうなのか」というエルセムからのツッコミを受け、主人公一行と別れて逃避行をする方向に軌道修正した話。トモイの真の趣味が垣間見えてしまう話でもある。
妄想内ではラブラブだったトモイとフーちゃんだが、現実では…お察しください。
関連タグ
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