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サッたん

さったん

サッたんとは、実況パワフルプロ野球シリーズのキャラクターである。当記事はネタバレ要素を含む為閲覧注意。
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「目覚めた大魔王 その力、まさに無限大」




千年の封印から蘇ってしまった地獄の魔王。

こんなに可愛いのに、星を破壊できるほどのパワーを持つ。

「厄友」をしたいがために主人公たちをスカウ島に閉じ込めてしまった。

(公式サイトの紹介文より引用)


以下、パワプロ2024パワフェスのネタバレ要素を含む為閲覧注意。


概要編集

サッたんとは、パワプロ2024パワフェスに登場するキャラ。

CV:大久保瑠美


封印より解き放たれたちびっこ魔王。一人称はワレ。

名前の由来はおそらくサタン+たん

ピンク髪が2本生えている。幼い性格で乱暴な言動を取る事が多い。しかし、褒められたら調子に乗る、実は寂しがり屋等純粋な部分も時折見られる。

本名はサラヴァリラ・サリュオルア・サルビアーナ・サレィラシェール・サロフィリエ。

長くて覚えられないと矢部明雄が発言したこともあり自身がサッたん呼びで構わないと決めた。大抵のキャラからは魔王と呼ばれており、サッたんと呼ぶキャラも少しながら存在する。

ちなみに本名をしっかり覚えているのは古長衛士くらいである(本人のスカウトイベント時に確認できる)。


パワフェスにおいて初めて最初から正体を現しているラスボスである。そのためシナリオやランダムイベントにおいてもちょくちょく登場する。公式サイトの紹介文にあるように野球の事を厄友と呼んでいる。厳密には1000年前にサッたんが考えた競技(?)のようだが、システム上の都合ではなく、主人公や矢部のリアクションからするに本当に野球と同一のものの可能性が高い。そのためパワプロ世界における野球はサッたんが考案したともとれる。

サッたんSERVANTSのキャプテンでしもべ達を率いている。試合前に真・サッたんへと変身する。オリジナル変化球の真・魔王弾を決め球としている。

パワフェスのボスキャラというと毎回矢部に辛辣になりがちだが、サッたんは矢部の事をつぶれまんじゅうと呼ぶ等している。

スカウ島のことをマオウ島と呼び、スカウの実をマオウの実と呼ぶ。スカウの実はサッたんが作り出したものらしい。

ハワード・レイヴン曰く、恐ろしい力を持っているが見た目通りの幼い子供でただただ無邪気にやりたいことを楽しんでおり、そしてとても寂しがりで人間との触れ合いがなくなったことを非常に憂いているとのこと。


月に居城を持っており、月に住んでいるカグヤの先祖達と野球をしていたらしい事をカグヤが教えてくれる。言い伝えによると月の人達としょちゅう野球をしていたがある日、特大ホームラン性の当たりをキャッチしようとサッたんが大ジャンプをしたところ、勢い余って月の重力圏を離脱してしまったらしい。これを聞いたパワプロくんは月に戻れず宇宙空間を漂った後にスカウ島に落下したと推測しており、つまり単独で大気圏突入したことになる。


なお、2週目以降ではショートカットを行うとサッたんの準備が間に合わず変身をしようとするも変身できない。(試合前の演出も変身に失敗して姿はそのままで台詞も変わっている。)変身できない場合は真・サッたんの時よりもステータスが低く、真・魔王弾が魔王弾になっている。それでも159キロは投げるので投手としては中々、野手としては全体的に下がったがそれでも一発が狙える打撃能力を持っている。

ちなみにショートカットは2週目以降でパワフェス後半の空中庭園と月面のキャラ集めをしやすくなるための処置ともとれるが、通常のサッたんとしもべもそれなりに強いため選手が揃ってない上に成長していないと真・サッたんほどではないにしろ負ける可能性も十分にある。さらには最終決戦に直行のためパワプロくんの能力もほぼ上げることができず、空中庭園のバネも使えない上カグヤ城にはカグヤがいないと入れないというデメリットもある。


負けず嫌いと気の短さが表すように試合中に打たれると「まぐれまぐれまーぐーれー!!」「全ッ然悔しくないぞ!全ッ然!!!」、「後5秒以内に投げねば暴れる」というセリフを言い、

頑丈な為か死球を受けても「蚊に刺されたようなものじゃ」「痛がるふりー」「何か当たったか?」と返してくる、

一方自身が死球スレスレの球を投げると「生きとるよな!?」と打者を心配する一面も持っている。


シナリオにおいて編集

1週目編集

パワフルテレビ開局30周年としての試みでパワフルテレビが買い取ったスカウ島にサッたんは封印されており、島にやってきたパワプロくんと矢部は浜辺を捜索していると砂浜に変わったバットが刺さっているのを矢部が発見して引っこ抜いたところ、サッたんの封印が解かれ復活。(バットはパワプロくんが持つと消えてしまった。)

サッたんはスカウ島のことをマオウ島と呼んでおり、自身が封印されている間に1000年の間が経っていることに気付いてなかった。

スカウ島周辺に結界を貼り、厄友に勝たないと島に来た人々を島から出さないと告げる。

パワプロくんと矢部の元に数合わせの選手(初回以降は仲間にしているキャラも)とチャレンジャーズのユニフォームを召喚して自身の待つ場所へ来るようにと言い去っていった。


とはいえ暇と言いちょくちょくパワプロくんらの元に現れる。

響乃こころの手に入れたサッたんに関する情報を消したりパワプロくんを落とし穴に落としたりフォイボスに自身の応援歌を作れと命じたりと自由気まま。さらには零武をスペース・フェスティバル号の操縦役に改造した。

そしてクイーンココロになっていた時の記憶でこころはサッたんは特大の魔王弾が自身に直撃(つまりピッチャー返し)して封印されたことを明かす。魔王弾の直撃により気絶している間に(プロローグで登場した)聖剣バットで封印された。サッたんとしても悔しくて特大魔王弾を放ったようだが勇者に打ち返されてしまったのであった。


歴代のボスたち(もしくは他のチーム)を倒して月の居城に着くとサッたんは厄友ができるのを楽しみにしていた。ちなみに最終戦前にはメニュー画面のパワフェスのロゴがサッたんの自画像らしき落書きと共にSattan☆FES(FESはパワフェスのロゴのまま)と落書きされている。

そして本気を出すためにしもべのモブ選手の力を借りて(投げ飛ばされたりしながらも)真・サッたんへと変身するのであった。変身した姿に対してサッたんはカッコいいじゃろ!と問うが矢部は萌え萌えキュンでやんす!と喜んでいた。

試合に勝利するとサッたんは変身が解け、特大魔王弾を投げようとしてくる。そのピンチのタイミングでパワプロくんのお腹から消えた聖剣バットが登場。特大魔王弾を打ち返そうとするも力が拮抗し矢部が吹き飛びパワプロくんも諦めそうになるがパワフルテレビの一同の応援もありパワプロくんは特大魔王弾を打ち返してサッたんに直撃するのであった。


その後は負けたことを素直に受け入れて楽しかったと喜ぶ。直撃したことに関しては打ち所がよかったのだろうと流した。

そして結界を戻せと言われると自分の元を去る事を拒む。復活した際に1000年前にいた人々がいなくなっていることを寂しがっており、パワプロくん達がいなくなるのが嫌でずっと厄友をしていたいと願うのだった。

それを聞いたパワプロくんはサッたんにパワフェスに参加することを提案。厄友ができるとサッたんは喜ぶのであった。


その後地上に戻ってパワフェスが開催され、サッたんはファンが出来てサインを求められるなどパワフェスに溶け込むことができた。結界も解くのだったが、お開きとなりパワプロくん達は帰ることになったタイミングでサッたんはやっぱりさみしいと泣き出し特大魔王弾でクイーン・オブ・フェスティバル号を破壊しようとする。

聖剣バットも消えて今度こそピンチとなるがクイーンがこころの心音に反応して再びこころに憑依。聖剣バットは心から思えば出てくるというアドバイスを送りパワプロくんはバットを再び呼び出して特大魔王弾を打ち返す。サッたんの頭に特大魔王弾が直撃して気絶している間に一同により島の森の土の中にサッたんは念入りに封印された。

土の中からは絶対よみがえるからなとサッたんの声が聞こえるのだったがハワードの提案により信用できる者に管理させることになった。熱盛宗厚はサッたんも寂しいだろうからたまには起こして一緒に野球をすればいいと意見した。

矢部はまた暴れたらどうするのかと心配するが轟ハルカとこころはその時はパワプロくんがまたなんとかするだろうと笑顔で言うのだった。


その後表示される一枚絵ではパワプロくんと矢部とサッたんの3人が浜辺でキャッチボールをするというものになっている。


2週目以降では編集

2週目以降では条件を満たすと道中と道中のボス戦のショートカットが可能となり、空中庭園までショートカットするとそこではサッたんが思いっきり寝そべってゴロゴロしていた。

見られて恥ずかしくなりサッたんは逃げる。合流した熱盛がサッたんは準備不足という点を見抜き急いで追いかけることに。

ショートカットを行うとメニュー画面でのサッたんの空中庭園、月面、最終決戦直前での台詞がそれぞれ変わり、パワプロくん達の早い到着に慌てている。


月の居城まで辿り着くと準備が終わってないと開き直る。

ユニフォームを作って応援歌の練習をして球場飯を考えてスタメンのしもべを選んだりしていたらしく、厄友を楽しみにしていたのが伝わってくるのであった。

準備で疲れた故お昼寝したかったとのことだがコテンパンにしてやると試合に楽しそうに臨むのであった。試合前の演出では変身しようとするが失敗して矢部に加えて変身に付き合ったしもべのモブ選手達も呆れるのであった。

(その後の展開は同一となる。)


選手能力編集

真・サッたん(1週目および変身成功時)編集

メインポジション投手
背番号4
利き腕右投げ右打ち
投球フォームオーバースロー1
球速165km/h
コントロールB(70)
スタミナS(95)
変化球(カッコ内は変化量)大魔王弾(ストレートのオリジナル変化球)、ツーシームファスト、スライダー(5)、ナックルカーブ(3)、フォーク(4)
投手特殊能力対ピンチB/ノビA/ハイスピンジャイロ/奪三振/威圧感
弾道4
ミートB(70)
パワーS(95)
走力D(50)
肩力A(80)
守備力C(60)
捕球C(60)
特殊能力チャンスB/パワーヒッター

サッたん(変身失敗時)編集

メインポジション投手
背番号4
利き腕右投げ右打ち
投球フォームオーバースロー1
球速159km/h
コントロールD(55)
スタミナA(85)
変化球(カッコ内は変化量)魔王弾(ストレートのオリジナル変化球)、ツーシームファスト、スライダー(4)、フォーク(2)
投手特殊能力ハイスピンジャイロ/威圧感
弾道4
ミートE(45)
パワーA(85)
走力F(35)
肩力C(65)
守備力E(45)
捕球F(35)
特殊能力パワーヒッター

真verはパワフェスラスボスの例にもれず投打双方に隙が無く・完投が十分狙える能力。特殊能力も剛速球派・4番打者として手堅くまとめている上、赤特殊を持っていない(以前はストーリー展開と自然につながるようにもあってかボス版は「短気」を持っているケースが多かった)。特に大魔王弾に関しては慣れていないと振り遅れる可能性も高く、練習を要するか。


変身失敗verは先述のように強い部類ではあるものの、変化球や特殊能力面の劣化が大きい。またオリジナル変化球もライズしなくなる。

打者としてもミートが最大100のうち50を下回るうえ、フィールディング面が大きく劣化する。


ちなみにどちらも先発・中継ぎ・抑えすべての適性があるが、パワフェスでの対戦では必ず先発する。

またアレンジチーム用のサッたんはどちらのバージョンも先発適性のみである。


余談編集

サッたんSERVANTSのメンバーであるサッたんのしもべのモブ選手達の名前はひらがなとカタカナを混ぜた名前になっているがソロモン72柱の悪魔が由来となっている。


選手名元ネタ
ガミじーガミジン
ゼパるんゼパル
パイもんパイモン
プルぞうプルソン
バっちんバルバトス
イポちゅイポス
シトりんシトリー
グシおグシオン
アイむんアイム
グラさんグラシャラボラス
アスもーアスモデウス
マルこマルコシアス
フォカろうフォカロル
アミみんアミー
フラうーフラウロス
ダンたダンタリオン

零武戦同様に今回もサクセスキャラを投入してくることはない。

また零武UNIVERSEとの差異として控え投手が存在し、サッたんの投球成績しだいではちゃんとリリーフに登板する。


パワプロコレクションモードのヒミツのハナシ(パワプロ2024)によると過去の小悪魔系キャラの没ネタを蘇らせて誕生したのがサッたんだとのこと。


サッたんの洗脳により歴代ボスが復活しており、零武は初めてストーリー展開上は悪人としての登場となった。ただし「チームに複数の特定キャラがいる」を満たした状態でのみ戦える隠しボスのため、他の3名と異なり必ず倒さなければいけないわけではない。出現しなかった場合ストーリー進行で復帰し、以降はハワードに戻って(着替えなおして?)登場する。


勝利後のイベントデモは「超常的な魔球を投げ込まれた主人公が、同じく超常的な力でホームランにする」というもの。パワポケ14の魔球リーグ編のオマージュ…なのかは不明だが、サッたんはなんとこれで矢部をノックアウトしている。野球マンの設定が変更されて以降久しぶりに「登場キャラが故意に殺人野球じみたプレイをする」描写となった。


関連人物編集


関連タグ編集

パワプロ パワフェス

魔王 ピンク髪


エリザベート・バートリー:CVが同じで傍若無人、子供っぽい部分のあるキャラ。

ミリム・ナーヴァ:同じくピンク髪で白黒の衣装、無邪気な性格をしており作中における最強クラスの魔王。ちなみにシリーズでは別の作品にてコラボしている。

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