曖昧さ回避
ペルソナ5に登場する同モチーフのペルソナ。⇒ゴエモン(ペルソナ)
解説
コナミ(現・コナミデジタルエンタテインメント)が手掛ける『がんばれゴエモン』シリーズの主人公であり、同社を代表する看板キャラクターの1人だった。
モチーフはもちろん安土桃山時代に存在したとされる盗賊『石川五右衛門』だが、ゴエモンシリーズの時代設定は江戸時代で、先祖代々盗賊の家系と言う設定が存在しており、『でろでろ道中』の説明書やOPイベントデモにおいても「ご先祖の五右衛門様」と発言しているため、正確には「盗賊・石川五右衛門の子孫」である。
プロフィール
『がんばれゴエモン2』FC版の取扱説明書に記載。
人物
散切り頭に大百鬘、赤地の忍び装束、目尻と口の両端に施された赤い隈取といった歌舞伎役者を想起させる外見に、太竿のキセルをトレードマークとした天下無双の盗賊。
盗みこそ働くが、間違っても悪党や凶賊などではなく、本来は敵対関係にある公儀役人からも時と場合に応じて頼られる由緒正しい一人働きの義賊で、大江戸城のお膝元として栄えるはぐれ町(作品によっては大江戸はぐれ町)の表長屋に堂々と住まう正義の味方である。
絵に描いたような気風の良い江戸っ子気質で、「てやんでい!!」が口癖。
少々早とちりではあるものの困っている人を見過ごせないお人好し。基本的には常識的感性の持ち主である反面、意外に間抜けでうっかり屋な面もあり、相棒のエビス丸に突っ込まれたりしている。
女好きではあるものの、節操はそこそこに備えており、茶店の看板娘として人気者のおみつに一途な好意を寄せている。
一方、どういった縁かは不明だがオカマのケン助に惚れられてしまっており、何度か自宅に居座られてしまったり、半端で無い額の金を無心されてしまう等、何故かオカマに縁がある。
先祖伝来の家宝「黄金キセル」を所有しており、神棚に奉る。これは文字通り純金で出来た高価なキセルなのだが、無用心にも神棚に置いてしまったりしていた結果、何度か盗まれる失態を犯している(『きえた黄金キセル』、『それ行けエビス丸』等)。
泥棒として
シリーズ初期は先祖同様に盗みを繰り返していたが、シリーズが進むにつれてそれらの一面は描かれなくなり、人々に危害を加える悪党達を懲らしめる「正義のヒーロー」としての一面が強調されていくようになる。特に『ゆき姫救出絵巻』や『奇天烈将軍マッギネス』で度々殿様を助けた事が評価されてか、初期のザコ敵だった提灯役人とは『獅子重禄兵衛のからくり卍固め』の時点では雑談するほどの良好な関係になっている(ただし、本人達の忠告を無視して殴るといつものように襲い掛かってくる)。
一方、FC版だと何度か悪事を行っていた殿様を成敗しているが、『ゆき姫救出絵巻』以降の殿様と同一人物であるのかは不明となっており、ゴエモン達に成敗されて改心した後に殿様が代替わりしている可能性も否定出来ない。
故・帯ひろ志氏の漫画版でも当初は盗賊として活動しており、後のマッギネス編に突入する前のオリジナル展開では、エビス丸共々国際警察官に狙われてしまい、彼から逮捕命令を受けたヤエちゃんとも激突する事になってしまった。
しかし、ゆき姫救出の功績を評価していた殿様の粋な計らいによって、ゴエモンと指名手配中の盗賊が「別人」と言う形に納まっており、それ以降は盗賊としての活動を行わなくなっている。
大百鬘(だいびゃくかずら)
本来、結髷は頭頂部から前頭側にかけて頭髪を剃り落とした月代を土台とするが、これを放置して月代が伸びたものを長さによって「五十日鬘」(ごじゅうにちかずら)、「百日鬘」(ひゃくにちかずら)と呼び、石川五右衛門のように月代が長々と伸び切ったものを「大百日鬘」(だいひゃくにちかずら)、略して「大百鬘」または「大百日」(だいひゃくにち)と称する。
関連人物
未来世界のネオ大江戸に君臨する盗賊組織『からくり盗賊団』の首領。現時点で確認されている唯一の直系血族。
- ゴエモン(『冒険時代活劇』)
大江戸はぐれ町で大工を営む棟梁夫婦の養子。風を司る大精霊「白虎」の一子、コトラとの出会いから大江戸に忍び寄る危機を救う旅に出る。
こちらは設定の異なるパラレルワールドであるため、本編のゴエモンとは同一人物ではない。
- ゴエモン(『新世代襲名!』)
腕利きで名を馳せるEDOの治安警備隊「ご組」の組衆を束ねる若頭を務め、療養中の組頭に代わってニッポン国に巣食う妖魔討伐の任務に旅立つ。
なお、OPデモで登場するご組の頭は、青い髪のつんつん頭に赤い装束をまとっており明らかに本家のゴエモンと同一人物(声優も同一。ただし目元は陰になっていて見えない。)として描かれているが、作中では明確には明かされていない。
※新世代版のコミカライズを担当された漫画家、津島直人様の真筆です。
別次元に存在する惑星エビスボシ出身の元義賊。前方火力に優れるライディングバイパー『クセルバイパー』を操る。
声優
- 中村大樹:『次元城の悪夢』(OVA)
- 太田真一郎:『きらきら道中』『ネオ桃山幕府のおどり』
- 松本保典:『綾繁一家の黒い影』『でろでろ道中』『もののけ双六』『大江戸大回転』『がんばれゴエモン』(TV版)『新世代襲名!』(ご組の頭)
- 山下亜矢香:『冒険時代活劇』
- 森久保祥太郎:『新世代襲名!』
- 浪川大輔:『オトメディウス』(後に別のゴエモンを演じることになる。)
コミックボンボン
現在休刊となっている月刊誌コミックボンボンにおいて、故・帯ひろ志氏によって執筆されていたゴエモンは、マリオ、ロックマン、リュウ、テリー・ボガードの四人と並ぶ、ボンボン黄金期を支えた5大看板キャラクターの一人と言える結構重要な存在で、他にも黄金期を支えていたのは、エックスやメタビーあたりと言える。
ボンボンの読者だった者達からは「彼等が連載から消えていった事で、徐々にボンボン自体が衰退の域になってしまった」と評する声もある。
外部出演
コナミワイワイワールド
ファミリーコンピュータで2作品発売されており、1作目では本人が登場しキセルによる打撃と小判の投擲と?箱を開けて中身を取り出すことが可能であるがゆき姫救出絵巻より前に発売された作品のためマントを手に入れても空は飛べない、2作目では本人は登場せず(エビス丸はNPCとして登場)、主人公の変身する姿の1つとして登場しキセルをブーメランのように飛ばして攻撃するという珍しい攻撃アクションである。
パロディウスシリーズ
第1作(MSX)および「極上パロディウス(SFC版)」にて登場。それぞれ武装は異なる。
詳しくはエモン・5の記事でまとめて紹介している。
モンスター列伝 オレカバトル
第七章追加キャラクターとして、☆2と☆3で登場。風属性の戦士族。
☆2の時はゴエモンシリーズお馴染みのデフォルメの姿、☆3は新世代シリーズに近い歌舞伎役者みたいな姿で登場する。
そして、進化前となる☆2の作成方法は合体であり、その材料として"クナイを武器とする""忍者モンスター"「イチ」が必須となる。…クナイ使いの忍者、ねぇ…。
さらに、☆3への進化に必要なアイテムは「黄金キセル」である。"先祖伝来の家宝"で進化とは、なかなか粋である。
この時点でこれだけのネタが凝縮されているとは、コナミのこだわりが感じられる。
性能としては、高い素早さに加え、「投げ小判」や「ぬすむ」といったゴエモンお馴染みの技を使いこなす。代わりに風属性らしく、体力は低め。
新序章にて、強化アイテムとして「招き猫」が登場したが、効果は今までのコラボモンスターと同じく攻撃力の強化に留まっているが、そこは「投げ小判」やEX、さらにはパーティーボーナスで凌げないこともない…。
さらに☆3では、「大見栄」という技を覚える。
この技、そのターンの相手の単体攻撃をすべて受けるという、体力が低く、受けに向いてないゴエモンには手痛い効果の見返りとして、
使用した直後の自身のターンに「ぬすむ」を使うと、相手の溜めたEX全部と、普通に使う時より高額のゴールドを奪い取るという驚異の効果を発揮する。
さらに、その後のアップデートで、闇のコロシアムでも出てくるようになった。ここで出てくるボスから手に入るレアアイテム『初代のキセル』を持たせると、この「大見栄」の強化版の技「天下御免の見栄っ張り」を使えるようになる。この技は、「大見栄」の効果に、受けるダメージを半分にするという効果が追加された、「大見栄」、どころかゴエモン最大のデメリットを克服した技となっている。
ちなみに、月風魔、モアイ、シモンとは、過去に共演したことがあるためか、3体の誰かをリーダースキャンして挑むと、カットインでやけに馴れ馴れしくしてくる。
また、闇のコロシアムでは、お供に"ガマ発破"を使用する「忍者カゲロー」を連れている。しかも自身のドロップアイテムで"大ガマ発破"を覚えられる。
…発破術が得意な忍者、ねぇ…。
⁇⁇「なんでここにはわての立場がないんや!
わてだって少しは注目されたいわ!」
大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL
てやんでぃ! 『がんばれゴエモン』シリーズより、オイラのコスチュームが剣術タイプ向けに登場でぃ! 自慢のキセルで戦うぜ!
オイラのコスチュームを着せたMiiファイターの通常必殺ワザを「光手裏剣」に設定すれば、まるで小判を投げているような気分になれるかもだぜぃっ!
2019年9月5日から配信されたVer5.0のアップデートで、Miiコスチュームで登場。
その後DLCファイターとしてテリーが参戦したため、ある意味ボンボンの5大看板キャラクターが揃った形となった。
なお、原作シリーズの一部作品(黒船党)でも、小判ではなく手裏剣を飛び道具として使用していたりする。
関連イラスト
- ゴエモン
「盗人猛々しい?あたりきよ、こちとら盗人が本業でぇ!!」
- 無敵[変化・しし丸の術]
「さあさあさあ、どっからでもかかってきやがれ!!」
- わかる人にはわかる伝説の女体化モード
「えっ、なっ…おおっ?!」
- わかる人にはわかる伝説の美形モード
「どいてなヤエちゃん、今のオイラに触ると…ヤケドするぜ?」
※オリジナルストーリーを含む9作品のコミカライズを担当された漫画家、 帯ひろ志様(故人)の真筆です。
関連タグ
超サイヤ人:一触即発の術でパロっている。