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エモン・5

えもんふぁいぶ

エモン・5(エモン・ファイブ)とは、コナミのSTG【オトメディウス】のプレイヤーキャラクターの一人。
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CV:浪川大輔


概要編集

秘密時空組織"G"に所属する「天使」であり、空羽亜乃亜エリュー・トロンといったオトメ達に混じって"男だてら"にライディングバイパーを乗りこなす。通称「エモン」。

亜乃亜やトロンに並ぶ稼働当初からの使用可能キャラ。プレイアブルキャラクターでは男性は彼一人、どころかオトメディウス全キャラを見ても他はゲストのヴェノム司令官クラウス・パッヘルベルくらい。名前通り女性キャラばかりのオトメディウスの世界で、ほぼ唯一の男性として漢っ気を吐いている。


容姿編集

がんばれゴエモン」をモチーフにしたキャラクターだが、そちらの主人公ゴエモンとは異なり、長身で浅く日焼けした筋肉隆々の若者。ゴエモンを思わせるギザギザの前髪、及びちょんまげを彷彿させる長いポニーテールの他はまるごと刈り入れるという独特な髪型が特徴。左目下に「五」の形の隈取をしている。

パーソナルカラーはディープパープル。白いフリル部分が無い独特な構造の戦闘服を着用し、この戦闘服の背中にも「五」の文字が刻まれている。また、常に巨大な黄金キセルを持っている(どうやってかは不明だがキセルを吸うカットもある)。


性格編集

性格はちゃきちゃきの江戸っ子そのものであり、力強いべらんめえ口調が特徴的。常に明るく元気で威勢がいい。タッチされたときの対応は一番大人。

好きな食べ物はおにぎり。そして、熱い風呂や高い場所でキセルを吸うことも大好きらしい。立場上、聖グラディウス学園の高校2年生なのだが……。


戦闘においては誰よりも前に出て派手な立ち回りをすることを華とする。作戦やチームワーク等で周囲と衝突したり、戦場で無茶をしたりすることもあるが、戦場では決して仲間を見捨てず、最後まで戦い抜く男の矜持を持つ点は深く信頼されている。行方不明の兄を探すあまり余計な力が入っていたエリュー・トロンを励ますなど、義賊の親分らしい面倒見の良さも見せる。唯一の男性であることを気にでもしているのか、自分が「オトメ」であると強調する発言をすることも。


彼の故郷「エビスボシ」は、遥か彼方の平行宇宙に存在する世界である。地球と大きさ・環境・住んでいる人類共に全くと言っていいほど同じだが、歴史の流れだけが少しだけ違い、江戸幕府が現在も制度等を変えつつ存続しているのだ。

エモンはここの北半球にある江戸府という列島で義賊団を率いていたが、秘密時空組織"G"の活躍を目撃し感激した彼は、自分もひとつ天使とやらになってやるかと故郷を後にし地球に向かった。現在は地球で勝手気ままに暮らしているが、故郷に残した弟分達のことはちょっぴり気がかりらしい。

因みにエビスボシの人間はファーストネームがカタカナ、数字が名字らしい。エモン・5とは「5(ファイブ)家のエモン」の意となるか。


オトメディウスGの冒頭会話では、仲間を子分呼ばわりして彼女らのミッションにまで乗り込もうとし、全員に呆れられるなどいまいち締まらない。

他のキャラでプレイした場合は毎回一言二言話して出番終了。仲間と少し離れた場所を飛んでいたり、自分以外のエンディングに出てこなかったりしており、亜乃亜とトロンのようなチームメイトとの深い付き合いはしていないことが窺える。


空羽亜乃亜は男性でありながらRVを操る彼を非常に胡散臭く思っており、特に衝突することが多いが仲が悪いわけでもない。

エリュー・トロンには先述の通り出撃時に激励するシーンがある。エモン自身のエンディングでも亜乃亜、マドカと共に登場する。

マドカは会話の節々から、比較的彼のことを信頼している様子を窺わせ、冒頭会話でもお互いに軽口を叩いていたりする。

ティタ・ニュームにはリアクションの愉快さのためによく翻弄されているらしい。冒頭会話でエモンのセリフに一番リアクションしているのもティタである。

ジオール・トゥイーのことは「アネさん」と呼び、珍しく積極的に絡みに行くが、ジオールの方は嫌そうな顔をしており、面と向かって「ほんと下品なんだから」「あなたには言っていません」と言い放つなど冷たく扱っている。

敵キャラのイライザゴーファー姉妹にはどこか覚えがある様子を見せている。


クセルバイパー編集

ゴエモンの得意武器であるキセルをイメージした突撃型ライディングバイパー。英語での綴りは"Xel Viper"。設定上は圧倒的なパワースペックを持つ一方、ウェイトレシオと旋回性能に劣るとされる。

他の天使及びRVがバイクのように座席にまたがって操縦するのに対し、エモン・5の場合はクセルバイパーの座席部分にもたれ掛かり、足でハンドルをペダルのように踏んで操作している。特段足操作用にチューンされているでもないらしい。

風の基本属性を持ち、主に砂漠地帯アレキサンドリアの敵(地属性が多い)に高いダメージを与えられる。


デフォルト装備はフライングトーピード、テイルガン、ツインレーザー。いずれも風属性である他、オプションの並び以外はグラディウスIV最強のタイプ6装備と共通。エモン自身が前に出るというポリシーを反映してか、前方攻撃と広範囲攻撃を切り替えられる武器が揃う。

オプションは機体上下に編隊を組む「フォーメーションオプション」。サンダークロスをイメージすると分かりやすいだろう。攻撃範囲が広く安定しているためザコ敵には滅法強く、またコア系ボスのコア部分にオプションを潜り込ませてのスピード撃破も得意。反面他のオプションのように攻撃を一点集中できない欠点があり、デフォルト装備も相まって正面から遮蔽版を狙うのは苦手。特に遮蔽版の幅が小さく、本体で上下をほとんど占領するラスボス相手では、上手く攻撃が届かず苦労するだろう。

ドラマティックバーストは前方に極太のレーザー砲を放つ「マクロビーム」。溜めの間にオプションのフォーメーションや自機の威力を操作できるが、D-バーストでは唯一貫通性能を持たない。


戦闘騎ライディングバイパーは、操作や武装の使用のために「プラトニック・パワー」と呼ばれる未知の精神的エネルギーが必要であるとされる。このプラトニック・パワーは男性よりも女性のほうが圧倒的に強く、また思春期において最大になるとされ、これが同作において「天使」(プレイヤーキャラクター)が若年女性ばかりになる理由であると説明されている。

しかしながらエモン・5は男性でありながら『男だてらに』若年女性にしか扱えないはずの戦闘騎ライディングバイパーを乗り回しており、確認される限り他に例はない。これには江戸府でのある出来事が関係しているのだが、本人はそのことを知らないらしく、具体的に何があったのか、そもそも何故そんなことが起きえたのか、詳細は謎に包まれている。


その後編集

続編『オトメディウスX』の戦いが始まる前に、エモンは自分自身の力量に限界を感じて武者修行の旅に出かけていった。彼の後釜として月士華風魔ココロ・ベルモンドが新たに加わったほか、人工天使アーンヴァルのRVアンスリウムはクセルバイパーとほぼ同じ武装を持つ。


一方で、行方知れずとなったエモンを探しているエモン・8という女忍者が、"G"が彼を追い出したと思い込んでバクテリアンに協力、ビスマルX(エクセレント)を操り"G"に襲い掛かってくる。

また、ティタの追加武装「メガホン」(もちろんパロディウスだ!のアレ)のセリフの中には、「えーいエモンはどこだーエモンー?」という内容のものがある(前作の南極ステージ冒頭のマドカを探すセリフのアレンジ)。エモン・8が登場するより1つ前のステージではグラディウス学園を舞台に特訓ミッションがあるが、よく見るとエモン・5の捜索願らしき張り紙がある。

エモンが武者修行に出たことへの言及はあまりにも少ないが、もしかしたら仲間にもちゃんと話が通っていなかったのかもしれない。


余談編集

エモン涙目編集

どうやら「オトメディウスの開発スタッフにがんばれゴエモンに詳しい者がいなかった」ためにいろいろと誤解が発生しているらしく、エモン周りの設定もあやふやになってしまっているようである。また、先述の通り仲間内での扱いがぞんざいだったり、『X』ではほとんど説明なくいなくなっていたりと比較的冷遇気味。


がんばれゴエモンとコナミSTGの縁編集

ゴエモン本編においては、「がんばれゴエモン2」の中ボスとして巨大核(ビッグコアMk-II)が小型化して登場。また「ゆき姫救出絵巻」ではミニゲームとしてグラディウス1面を、「奇天烈将軍マッギネス」にてXEXEX2面をプレイできる。

また、「獅子重禄兵衛のからくり卍固め」ではツインビーパステルがゲスト出演するほか、沙羅曼蛇のボスであるゴーレムのパロディキャラ「極悪宝船 ごうれむ」がボスとして現れる。

さらに、「宇宙海賊アコギング」終盤ではグラディウスっぽいオリジナルSTG「カメディウス」で戦うことになる。その名の通り、亀に乗って海の中を戦う。

「東海道中 大江戸天狗り返し」ではミニゲームが復活し、GBAソフト「ゆき姫とマッギネス」との連動でスペースマンボウ1面とクォース(アレンジ版)が遊べた。因みにスペースマンボウ1面の曲は「オトメG」のエモンパックでの1面曲となっている。


ゴエモン本人はパロディウスシリーズに2度ほど出演している。

初登場はMSX版「タコは地球を救う」であり、「バグだかバカだか知らね~が、おれの手にかかっちゃあおしめえよ!」と言ってMr.パロディウスの助っ人をしていた。

そして、SFC版極上パロディウスで再登場。怪しげな飛空術を身に着け、相棒のエビス丸とともに"過去の栄光"を探す手伝いをしていた。

後のエモンと異なりこちらでの装備は通常の追尾オプションが付くグラディウス風味であり、スプレッドボム・ダブル・ツインレーザー・リデュースと『通好み』の装備を引っ提げている。


実況おしゃべりパロディウスでは本人は登場しないものの、4面はゴエモンをモチーフにしたステージであり、ベンチャーズの「Diamond Head」と初代「からくり道中」の城下町BGMを合わせた「がんばれゴエモン、テケテケ道中」が流れる。ボスはゴエモンインパクト沙羅曼蛇のゴーレムを組み合わせた「ゴエモンコンパクト」。

さらにSFC版ではゆき姫救出絵巻のボスであった女幽霊がボスラッシュに登場する。


関連イラスト編集

エモンに1票っ!Space Aquarium.

オトメディウスの世界において他の登場人物がすべて女性であることから、女体化された姿で描かれることも。一方、同出典では元々女性キャラであるエモン・8もいるのだが、そちらのイラストは少ない。

センシティブな作品C75用マンガ


関連タグ編集

オトメディウス

がんばれゴエモン

パロディウス


サンダークロス スペースマンボウ……エモン・5のBGMパックはオプションの並びからかこれら2シリーズから取られている。空中戦BGMはなんと「Ⅱ」のデモ画面から。


エモン涙目

エモン・5(中点シングルバイト)

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