概要
クラウス・パッヘルベルはコナミの業務用シューティングゲーム『XEXEX』に登場するラスボス。
惑星イースクウェアを侵略し、王女イレーネ・ラ・ティアスを拘束した。
ゲームではステージ2クリア時に「この私に刃向うとは愚かな…フッフッフ」と不敵な笑みを浮かべながら登場するが、イースクウェアとイレーネを救う為に遠路遥々やってきた自機・フリントロックとそのオプション・フリントによって次第に追い詰められていく。
イレーネに対して「ヤツは何者だ!!」と叫びながら拷問も行ったが、有用な情報を得られなかったのかフリントロックの侵攻を止める事は出来なかった。
最後は「お前たちには任せてはおけぬ 私自らが出る!!」のセリフと共に出撃し、偽フリントロックとでも言うべき巨大戦闘機に搭乗してプレイヤーの前に立ちはだかる。
担当声優は長らく不明だったが、ライナーノーツでスタッフの一人と公式発表された。
イレーネ役の島本須美との演技力格差が頷ける話である。
2022年、そんな”閣下の中の人”が高田馬場ゲーセンミカドのYoutubeチャンネルによる「秋のシューティング祭り」のXEXEX回に電話にて生出演。クラウスの出番に合わせて生アテレコをしてくれた。また、クラウスが膝に抱いているペットが「コキュウ」(アクセント的には"胡弓"と同じ)という名前だと世間一般に初公表した。
「おのれ!ここまで来たことを後悔させてくれるわ!!」の「おのれ!」は「おのれ!」とはっきり言っているにもかかわらず「おにょれ!」と表記するのがお約束となっている。場合によっては閣下自体が「おにょれ」と呼ばれる場合がある。
私自らの実力
端的に言って弱い。
第一形態の主な攻撃手段は機首から放つレーザー弾だが、発砲開始から発射されるまでに数秒のチャージを要するうえに驚くほど攻撃範囲が狭い。見た目も性能もラスボスとは思えないほどのショボさである。たまにテレポートやイオンリング弾で不意討ちしてくるものの、こちらも回避・迎撃は難しくない。
機体各所の肉塊を破壊すると第二形態へ移行。フリント固定用のクローを模した鉤爪を出して掴みかかるような動きで体当たりしてくる。攻撃範囲は広いのでY軸の切り返しに気を付ける必要はあるものの、予備動作が大きいので回避は容易。他の攻撃手段は無い。
両形態とも弱点の肉塊部分にフリント地獄突き、あるいはフリントシュートを撃ち込めばダメージを与えられる。第二形態は耐久力が高いので、単調な長期戦で事故を誘発されやすいのが脅威と言えるかもしれない。
流石に弱すぎると判断されたのか、海外版では大小様々なザコ敵が乱入してくるようになったほか、第二形態になるとイオンリング弾を頻繁に発射してくる。ただし、ゲームそのものが残機制からライフ制に、戻り復活からその場復活になっているので更に難易度は下がっている。
ゲスト出演
『オトメディウス』シリーズにもオマージュとして登場しているが、『G』でジオール・トゥイーのエンディングのラストで突然姿を現し、「ヤツは何者だ?フッフッフ……」というセリフを吐くのみ。お前の方が誰だよ。
設定上は主人公達と同じ聖グラディウス学園の学生で、音楽グループ『XEXEX』のボーカリスト、という事になっている。ジオールは彼らのファンらしい。
担当声優は浪川大輔。エモン・5のついで録りとか言ってはいけない。
格闘ゲーム『ボンバーガールⅡDX~過去の伝説から神話を求めて~』では、クラウス・パッヘルベル子として登場。「私自らが出る!」の動作で繰り出す対空技が強いと言われている。
↑のボンバーマンガから4年後、アーケードゲーム『ボンバーガールレインボー』では、エイプリルフールネタとしてプラチナが彼の衣装を身に纏って登場。
絵柄を本家に寄せているだけでなく、XEXEX本編の台詞も発言するといった手の込みようである。
但し、クラウスの台詞はプラチナ役のファイルーズあいによる新録ではなくXEXEX本編(CV:クラウス閣下)のものを流用している。