曖昧さ回避
- マスケット銃などの火器で使われた点火方式の1つ。
- シューティングゲーム『XEXEX』に登場する自機。
点火方式のフリントロック
フランス人のマーリン・レ・ブールジョワ(Marin le Bourgeoys)によって1620年ごろに開発された。1840年頃から、より信頼性の高いパーカッション・ロック式(雷管式)に置き換えられた。
大まかな仕掛けはマッチロック式(火縄銃)と変わりない。大きく違うのは次の3点である。
- 撃鉄(hammerまたはcock)の先端に火縄ではなくフリント(燧石)が取り付けられている
- 火蓋(pan cover)と当たり金(striking surface, striking steel)を兼ねたL字型のフリズン(frizzen)がある
- フリズンを閉じるバネがある
着火の仕組みはメイン画像を参照。
それより前に発明されていたホイールロック式も燧石によって着火させるものだったが、そちらは金属のホイールをゼンマイで回転させて燧石を擦るという複雑ものだったので、コストの高さからあまり普及しなかった。
一方それより構造が単純で安価なフリントロック式は広く用いられることになった。
ただし引き金を引いてから弾が出るまで若干のタイムラグがあり、また燧石を当たり金に叩きつける際の振動が大きいことから、命中率ではマッチロックやホイールロックに劣った。
そのため命中率が重視された日本では火縄銃が使われ続け、西洋でも貴族などには個人用の銃としてホイールロック式を好む者が多かった。
フリントロック式の仕組みを大砲用にしたのがガンロックで、こちらは1745年から使用されはじめた。
関連タグ
XEXEXのフリントロック
人類が惑星間飛行をも可能にした時代に開発された最新鋭戦闘機。オプションである謎の生命体フリントを機体アームで固定するところから、「フリントロック」の名が付いたのだと思われる。敵の攻撃を受けても破壊されない合体・分離が可能なオプションや溜め撃ちなどの武装を有することから『R-TYPE』の自機・R-9とよく比較されるが、外観上の違いはともかくとしてオプション分離時の挙動や攻撃、レーザーが自機・オプションのどちらから放たれるかなどの点に差異がある。なお、オープニングデモで表示される機体の諸元については以下の通り。
形式番号 | TMF-01 |
---|---|
全長 | 26.0m |
全幅 | 9.0m(プローブを除く)25.5m(プローブを含む) |
全高 | 15.0m |
エンジン最大出力 | 210000lb/940kn |
重量 | 13500lb/6200kg |
- 『オトメディウス』の自機キャラの一人ジオール・トゥイーのライディングバイパー「セレニティバイパー」は当機をモチーフにしている。
- 『エアフォースデルタ ブルーウイングナイツ』では隠し機体の1つとして登場している。こちらはフリントを装備していないが、その分を補う「対空マルチロックレーザー」が装備されている。ちなみに機体紹介の画面でフリントが装備されていない理由については「フリントのコアである妖精が母星(明言はされていないがおそらく惑星イースクウェア)に帰還したため」と記されている。