[硬質素材実験機]
BX-4の硬質素材についての試みをさらに推し進めた機体。フレームはバイド生命体の牙状の部位を集めて形成されている。
概要
『R-TYPE FINAL』にて初登場したバイド系R戦闘機の1つで、正式名称はB-5A クロー・クロー。機体フレームをバイド生命体から集めた牙状組織で構成しているが、各装備の名称は牙(ファング)ではなく、鉤爪(クロー)と呼称されている。最大の特徴は機体前面に備えた三本の巨大クローで、これにより不安定なフォースを保持・制御する事を可能にしている。
装備
クロー波動砲
爪型の波動エネルギー弾を竜巻状にして発射する波動砲。最大2ループ。威力・攻撃範囲共に平凡だが、弾速が遅いのが難点。
クロー・フォース
巨大なバイドの爪を移植したフォース。非常に不安定で制御困難なので、機体前面のクローにより制御されている。アンカー・フォースと同様、敵バイドに喰らいつかせて継続ダメージを与えることが可能だが、ショット発射機能を持たず光学チェーンすら有していないので、フォースシュート中の自衛能力は皆無。発射可能なレーザーは高威力だが、射程の短いものが多い。
スクリューレーザー
赤クリスタル取得時のレーザー。水平方向に楔状のエネルギー体を照射する。射程は短いものの攻撃範囲がそれなりに広く、威力も高いので扱いやすい。機体の動きに合わせてエネルギー体を回転させる事が可能で、この間は威力も増加する。
アークレーザー
青クリスタル取得時のレーザー。機体上下に向けて細長いレーザーを発射する。障害物に着弾すると軌道が変わり、地形に沿ってバウンドするような軌道で進んでいく。上下に地形の無い状況では攻撃範囲が狭くなるほか、上下一発ずつしか撃てないので連射性が低いのが難点。
レーザークロー
黄色クリスタル取得時のレーザー。フォースから巨大な爪の形をしたエネルギー体を展開する。機体の動きに合わせて爪を開閉させる事が可能。射程はスクリューレーザーより更に短いが地形を貫通し、射撃を中断したりクロー波動砲のチャージを開始してもエネルギー体が展開され続ける特長を持つ。『R-TYPE FINAL2』では攻撃判定が拡大され、更に使いやすくなった。
眼球・ビット
バイド系R戦闘機用のビット。従来のビットデバイスとバイド戦闘機の相性の悪さを解決するために開発された。ただし、本機ではどのクリスタルを取得しても支援攻撃は行われない。
ラウンド・ビット
機体の上下に展開される「人工のフォース」を目標として作られた球形のオプション兵装。不安定なまま実戦投入された為、対空レーザーを装備した時のみ支援攻撃を行うが、それ以上の物には成り得なかった。機体が激しく動き回ると、追従の反動により機体側面周囲を回転する。ただし、フォースとは違い敵弾を防ぐことはできない。一切支援攻撃を行わない点は眼球・ビットと同様。
シャドウ・ビット
自機の移動時に攻撃判定のある残像を発生させるビット。ただし、射撃機能は廃止されている。
R-TYPE TACTICSでの活躍
本作では地球軍の戦闘機ではなくバイド軍の生命戦闘機として登場。機体ナンバーはBwf-5Aに変更された。
バイド特有の自己再生能力に加え、レーザークローによる強力な体当たり攻撃、極めて高威力なクロー波動砲弾が特長。攻撃性に特化してはいるがR-9A寄りの安定した性能を誇る。一方、レーザークローには射程の長い迎撃手段で大ダメージを受けるリスクが存在するほか、クロー・フォースに自己再生能力が無いという弱点もある。その性質上、前線で撃ち合うより母艦あるいはジャミング機の護衛向きの機体と言える。
また、メルトクラフトが本機に擬態する事も可能。
関連項目
R-TYPE R-TYPE FINAL R-TYPE FINAL2