Mr.パロディウス
たこ
地球を守るために戦うタコ一族の初代キャラクター。
キャライラストでは、頭に女性もののパンティをかぶっている(ゲーム内では鉢巻をつけている)。これはPCエンジン版の説明書によれば、パンティがタコ壺と同じ成分を持つため女性下着と気付かずかぶっているとのこと。
初代の『パロディウス』では関西弁をしゃべっているが、『パロディウスだ!』以降では標準語になっている。
初代ではかつて芸人を目指すも色々あって挫折、宇宙に修行の場を求め、新しいエンターテイナー「夢と希望プログラマー」として蘇った。そうして宇宙中の人々に夢を与えて回っていたが、その夢を食い散らかす「夢食妖獣バグ」が現れ、バグを倒すためにコナミのMSXゲームの主人公達を集めてスペースファイターとして戦った。
「だ!」では有給休暇を取り、タコ壺に住んで百姓仕事をしていたが、己の父らしき謎の大ダコが地球から夢を奪っていると聞き、駆けつけた旧友たちと共に大ダコを止めに行く。しかし最後の最後で……。因みにオプションである4人(匹?杯?)の小さなタコは彼の息子という設定である。
「極上パロディウス」「実況おしゃべりパロディウス」では「だ!」の戦いで受けた傷が元で床に臥しており、長男坊であるタコスケに頼みごとをしている。「実況」ではタイトルの通りMr.パロディウスが実況を入れてくれるが、完全に某三悪のメカ担当の調子になっている。
「セクシーパロディウス」では本人は登場しないが、設定上存命ではあるらしい。「極上」での件をタコスケに恨まれ戦いを挑まれかけたが、タコスケ自身が「流石に前々作と同じでは芸がない」と取りやめている。
父:ゴルゴダ・タコベエ
『パロディウスだ!』のラスボス(笑)。お下げ頭にゴーファーの顔をした大ダコとのことだが、髪は生えておらず顔も言うほどは似ていない。自身の要塞の最奥に磔にされており、「ゴルゴダ」の名前も同名の丘で磔にされたキリストのパロディである。
2年前から行方不明になっていたが、物語開始時点で「役人達は私腹をこやすことを至福とし、マザコン坊や達は親よりもパソコンを愛し、OL達は"セクシャルハラスメント"の恨み晴らすめェと立ち上がり、若者達は友達同志こころ通うことなくゲームセンターに通っていた」という惨憺たる諸悪の根源として宇宙でニュースになっていた。
最終的に息子含めた4人に倒されるのだが、その目的などは分からずじまい。尚、『極上』のラスボスであるタコのA子は彼の愛人であり、『セクシーパロディウス』では孫にあたるタコスケが彼のように女性とアレコレしたいと願うようになるなど、彼の悪行はアーケード版全3作に尾を引いている。
長男:タコスケ
『極上』の主人公にして『だ!』のオプションの1体。床に臥せり、後は死を待つだけとなったMr.パロディウスに「過去の栄光を探してきてほしい。もう一度あの古き良き時代が見てみたいのだ」と頼まれ、8人(SFC版では11人)の仲間、およびその2Pと共に冒険の旅に出た。
しかし結局"過去の栄光"は古き良き時代の体現などではなく、タコスケは何も得ることなくボロボロになって半年宇宙を彷徨うことになった。そのため『実況』『セクシー』ではずる賢い性格に成長してしまう。
余談だが『オトメディウス』のVSミッションでは、マッチング相手がいないときのCPUとしてタコスケの名前が登場している(他にはバートンやフリント、メタリオンなど)。
次男:タコヒコ
『実況』の主人公にして『だ!』のオプションの1体。兄のタコスケが『極上』同様に「ばくてり屋で128年に一度作られる幻のタコヤキ」を頼まれるも自分で行くのを嫌がり、彼に「お前を信頼して手伝いをしてもらう」と騙されて張り切って出かけた。ただ、今回は父に戦いを見守ってもらえており、最終面の爆発からも無事に脱出している。
「コミックゲーメスト」に掲載された『極上パロディウス』(作者は岩尾奈美恵)では元冒険家の老タコとして登場。「過去の栄光」についてを訪ねに来たミカエルを天国からのお迎えと勘違いし、「オクトパスレボリューションアタック」なる必殺技を使用した。