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ドスジャギィ

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どすじゃぎぃ

「アッアッオーーーウ!」「ヒィーフフン!」「ヘェーイ!」 …そんな鳴き声が特徴的なモンスター。

ドスジャギィとは「モンスターハンター」シリーズに登場するモンスターの一種である。

概要

モンスターハンター3(トライ)』(MH3)で序盤に出現する狗竜の親玉。

紫色の体毛と尻尾の両面にそれぞれ棘を持つ中型の鳥竜種。

俺の名前を言ってみろ!!とはおそらく関係…なくはないかもしれない。

別称の「狗竜」は『モンスターハンターポータブル 3rd』(MHP3)になってから定義された。

頭に付いた大きな襟巻は「王者のエリマキ」と呼ばれ、大きい襟巻程その権威の象徴となっている。

この襟巻を失うとボスの権威を失うのだが、たまに風で顔を隠してしまうなど明らかに邪魔である。ただこういった種族間でのコミュニケーションを目的に発達した器官は、現実の生物においても大概邪魔になるので、ある意味リアルである。

ちなみに映画「ジュラシックパーク」に登場したディロフォサウルス→wikiによく似ているが、ディロフォサウルスのエリマキは映画のフィクションらしい。

おそらくMH3で最初に戦うボスモンスター。モーションはランポス系ではなく新しく実装された獣竜種のもの。

軽快に移動する代わりにひるみ易いランポス種と違い、動きが遅い代わりにちょっとした攻撃では微動だにせず、そのまま体当たりなどを行ってくる。

決して手強い部類ではないが、ポジションと見た目が前作までのドスランポス系に似ているため、同じような動きだろうと余裕ぶってかなり痛い目にあうココット村やジャンボ村、ポッケ村などから移住してきたハンター専用の初見殺しを実装していた。

上位クエストでは狩猟目的でなくてもフィールドに現れるなど、前作までの中型モンスターの位置にあるが、部位破壊や疲労状態、落とし穴にかかる、縄張りで眠って体力回復など、扱いは大型モンスターと同じになった。

また鳴き声で大量のジャギィジャギィノスを呼び出し、圧倒的な物量作戦を仕掛けてくるので、油断すると大ダメージを受けてしまうことも。

見た目や仲間呼びなどアノ人と同じく子分には恵まれている模様。

MH3世代のドスジャギィ達狗竜族のテーマ曲は「孤島の簒奪者たち」

…たとえ孤島じゃなくても。砂原でも水没林でも凍土でも火山でも渓流でも。

MH4での登場も当確。TGS2012出展のMH4体験版で初心者向けクエストを担当する。

本編では闘技場での武器の練習クエストの相手を務めていたりする。ただ、大型モンスターのオトモとして登場する機会が減ったこと、狂竜ウイルスに感染した個体が登場しないこと、ギルドクエストに登場しない(探索には出現する)ことなどもあって、前2作と比べて若干影が薄くなってしまっている。

MH4Gの先行体験会バージョンでも抜擢。…新アクションの叩き台?

ちなみにTGS2008出展およびWii版MHG付属のMH3体験版、そして先述のTGS2012版でも初心者向けクエストを担当したので、狗竜の抜擢は3度目。

なお、本作ではMH3Gとは異なり、G級個体が登場しない。そのため、G級に到達するとめっきり見かけなくなってしまい、ますます影の薄い存在となってしまった(なお、これはドスゲネポスも同様)。

MHXおよびXXでは、子分のジャギィやジャギィノスが登場することや、過去作で狩猟可能だった渓流や遺跡平原といったフィールドが復活ないし続投していることから…と思いきや、なぜかいない。今作でも防具にジャギィシリーズはあるのだが、ドスジャギィが未登場であるため普通のジャギィやジャギィノスの素材だけで作れてしまう。しかもMHXXでは、ドスギアノスが事前情報もなしに復活したものの、ドスジャギィは復活しなかった。その代わり、ドスジャギィポジションとしては、ドスマッカォが引き継いでいる。

その傾向はMHRiseにも踏襲されてしまい、ジャギィやジャギィノス、さらには近縁種であるドスバギィドスフロギィが参戦する中、ドスジャギィは未参戦に終わっている(恐らく、オサイズチとポジションが被るからだろうが…)。

MHRise(S)ではが多い。

MHSTでは物語中盤で行くことになるナウパカ島に棲息している。

中盤に登場するだけあって戦闘能力は序盤のドスランポスよりもはるかに高く、スキル「群れ長の指示」で子分たちに命令して支援を行わせる。

ジャギィは威力の高い「根性タックル」を、ジャギィノスは「治癒の咆哮」でドスジャギィの体力を回復させてくる上、ドスジャギィ自体も確率で防御力を下げる「ブレイクタックル」を使ってくるため「今まで影が薄かったから楽勝だな」「たかがジャギィ一族」と舐めてかかると痛い目を見ること請け合い。

というより、やや戦術系のゲーム故なのか原作以上に狡猾になっており、ライダーかオトモンのどちらかに対して当たり前の如く集中砲火を浴びせて(普通モンスターはどちらを攻撃するかは基本的にランダムでどちらかを極端に狙い撃ちすることは殆どない)リカバリーする暇さえ与えず問答無用でライフポイントを奪い去っていく。簒奪(さんだつ)が主に地位や権力を対象とするので簒奪者というよりは、「略奪者」といった感じである。

今までのぞんざいな扱いが嘘であるかのようなまごうことなき強者なので、ダメだと思ったら逃走も充分視野に入れるべきである。

幸い火属性が弱点なのでレウスの豪火球等で大ダメージを奪えるのでこちらの火力が充分であれば集中砲火で先に沈めることは可能だが、HP自体も決して低くはないので油断は禁物。

ドスジャギィが2頭纏めて出ることも有り、そうなるとブレイクタックルの集中砲火を浴びせてくるので相応の火力と耐久力が確保できるまでは相手にしないか1オチする覚悟で挑もう。

MHST2ではイャンガルルガと共に登場時期が前倒しされて、少しは態を潜めたようだが、狙い撃ちの思考は相変わらずで、子分のジャギィが高威力の「マックスタックル」で攻めてくる。

また、攻撃傾向もテクニック攻撃中心になっており、子分と合わせて3すくみが全員バラバラになった。

…ところで、野生の個体は怒り時の鳴き声が新大陸の鳥竜のようだが、眩鳥遺伝子持ちなのだろうか?

ジャギィ装備

思わせぶりな名前をしておきながら、MHP2Gババコンガ装備のような姿ではない。

ランポス系が東洋風の防具なら、ジャギィ系は西洋風の防具。

序盤には嬉しい「攻撃力UP【小】」や「気絶確率半減」などスキルは優秀。

下位・上位ともに序盤では活躍できるが火耐性が低いので注意。

噛ませ犬

ドスランポス系と違ってゲームのパッケージや生態ムービーにも多く出演。

さらに専用のBGMまであるなど、意外とスタッフからは優遇されている。

しかし生態ムービーでの扱いは基本的に噛ませ犬なイメージが強い。

MH3のOPムービーではアプトノスの群れを部下を引き連れて捕まえようとしていたが、

突如リオレウスが乱入してアプトノスを横取り、部下共々応戦するも火炎で押し負け、

さらに海中からラギアクルスまで出現したため結局餌を取れずじまいだった。

そしてボルボロスの生態ムービーでも登場。砂原の沼地で給水していたアプトノスを

狙ったが土砂竜の縄張りとは知らなかったため、その後ボルボロスにキツイ制裁を受けている。

MH3Gでも勿論続投しているが、やはりOPムービーでハンター達と交戦中、

空から乱入したリオレウス亜種に奇襲を受けて負けている。

更に村上位のあるクエストでは何とイビルジョーに一撃で倒され捕食されてしまう

しかもイビルジョーの攻撃で倒されたドスジャギィは討伐されたことになっているため、ちゃんと素材が剥ぎ取れる

MH4では怒り喰らうイビルジョーの公式イラストが「ドスジャギィを咥えて振り回す」というものになっていたりする。

犬=狗竜とはよく言ったものだが、子分達と違って不憫すぎるのは気のせいだろうか。

BGM

狗竜系専用BGMは「孤島の簒奪者たち」というタイトルで、モンハンのボス戦BGMとしては珍しく、西洋楽器が一切使われず、軽快でリズミカルな曲調になっている。

MH4では狗竜系がドスジャギィしか登場しないためかこのBGMは削除されており、代わりに「喧々たる来訪者」というBGMが使われる。こちらはドスジャギィの他にも、ドスランポス、ドスゲネポス、ドスイーオス、ウルクススアルセルタスとの戦闘時に流れる(つまり、中型モンスターの汎用戦闘曲としての扱いである)。

余談

特徴的な鳴き声が一部でネタとして流行ってたりする。

仲間を呼ぶ時の声。アッアッオーーウ!

タックルする時の声も人気。ヘェーイ!

そのおかげでツイッターのドスジャギィbotはほとんど鳴き声しか話さないものとなっている。

しかし5000人以上にフォローされているので、botとしての人気は非常に高いようだ。

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