概要
『モンスターハンター3(トライ)』(MH3)で初登場した「獣竜種」のモンスター。通称『土砂竜』「ボルボ」「ボロス」など。
全長14m弱、全高4.7mほど。
標準的な飛竜と同等の大きさだが、これでも獣竜種の中では最も小柄な種である。
砂漠地帯に生息し、砂原、旧砂漠、砂漠、大蟻塚の荒地に生息が確認されている。(特殊な事例を含めると導きの地にも生息している。)
食性は昆虫食
好物は巨大昆虫で、アリ塚を崩してオルタロスを捕食する姿も目撃されている。
これ以外にもハコビアリなども食べる。
(MH3ではアリ塚をボルボロスに破壊させるというサブターゲットが設定されているクエストがある)
泥を纏うのは砂原の強烈な太陽から身を守るための行動で、普段は泥沼に隠れ、鼻(頭に付いてる歯のような形をした部分)だけを水面に出して呼吸している。
泥沼を転げまわって泥浴びをする姿やじたばたして泥を振り落とす姿が可愛いと一部で評判である。
ちなみに雄の方が頭殻がやや大きく発達する。
これは、雄同士が頻繁に頭突きで縄張り争いをするため。
また、強い雄はより広大な泥場を所有し、複数の雌を迎え入れる。
繁殖形態は卵生。
抱卵や子育てはせず、卵は泥で積み上げた塚に10個ほど産み落とされ、地熱や発酵熱で温められる。
孵化した幼体は親と同じく昆虫を食べる。
ごつい外見とは裏腹に意外と俊敏で、そのスピードおよび堅い頭を活かした頭突きと撒き散らした泥で攻撃してくる。特に突進は怒り状態になるとあらゆる突進の中でも有数の速度と化す。
泥攻撃を食らうと泥まみれ状態(+水やられ)となり行動に大幅なペナルティを負わされ、ボルボロス自身の俊敏さも相まって非常に不利となってしまうため注意が必要。
MH3では村☆3のクエストで初登場。
しかし、同時期に受注可能なクエストに登場するクルペッコやロアルドロスとは比べ物にならないほど強いモンスターである。
肉質が全体的に硬めで、最も柔らかいのが狙いにくい腕。さらには獣竜種特有の後退しながらの軸合わせ(通称:車庫入れ)を行うため、よりによって肉質が最も硬い頭を頻繁にこちらへ向けてくる。これに弾かれて隙だらけになり、そこへ攻撃を喰らってしまうのはよくあることである。
さらに初見では隙が無く、移動距離も長いバックステップに惑わされ、苦戦するプレイヤーが続出した(特に大剣使い)。 さらにラギアクルス以外では村クエで初めて咆哮がバインドボイスになっているモンスターでもある。
しかし『モンスターハンターポータブル 3rd』(MHP3)ではバックステップの際に大きなスキができるようになり、
それによって半端なく弱体化されたことにがっかりしたプレイヤーは少なくない。
MH3GのG級では突進のフィニッシュに後方に向けて泥をばら撒く。よって突進するボルボロスを後ろから追いかけると痛い目を見る。
あと地味に泥を体に擦り付ける行為にも尻尾に泥まみれ効果がある。
MHWorldでは大蟻塚の荒地に出現。泥パックの甲殻をもってのっそのっそと沼地と砂漠地帯を行き来する。広々とした生態に満足しているのか温厚な性格になり、此方の接近や追跡には一瞥するだけで威嚇もしない。スリンガーの攻撃も一発だけなら誤射かもしれないとばかりに威嚇だけで許してくれる。その一方で大型モンスターに対する敵対心は強く、クルルヤックに頭突きをかまし、レイアにも突っ込んでいく。特にジュラトドスとは常に縄張り争いをし、お互いが縄張りの境で牽制し合う関係にある。また、自分より遥かに大型のディアブロスにも果敢に突っ込んでいくが、やはり覇者には勝てず…
泥を剥がす事が部位破壊として調査ポイントとなるため、ちょっとの攻撃でモリモリ調査ポイントがたまる。ただ、泥の部位破壊は一回きりであり、以降泥浴びでまとった泥を破壊してもポイントは入らない。泥を全部剥がされた後にも泥飛ばしをするが、当然泥は飛ばず、その事に疑問を感じて身体を確認し、本当に出ないかともう一回泥飛ばしをする(結局出ない)という、戦闘時にあるまじき愛嬌溢れる姿を見せる時がある。
テーマ曲として「土砂と熱風」があり、この曲はボルボロスの生息する「砂原」のMH3の大型モンスター狩猟BGMである。
亜種
別名:『氷砕竜』、通称:「白ボルボ」。
生態動画
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バルボロス:似て非なるもの