鬼門の沼沢
巷説に聞く 泥隠し
危殆 泥濘の如く
深み嵌って 腹の中
(Riseの紹介ムービー)
概要
別名:泥魚竜(どろぎょりゅう)
属性:水
初登場作品はMHW。
大蟻塚の荒地の初期キャンプ付近から右に伸びた水辺~沼地を生息域とする魚竜種。
シーラカンスや肺魚に似た形状的に当初はヴォルガノスの近縁種と推測されていたが、後にヴォルガノスとは全くの遠縁どころか他の大型魚竜種(有脚魚竜亜目)よりも早期に分岐したかなり原始的な魚竜種であったことが判明した。
水中に特化した生態を有し、泥を用いてハンターの動きを抑制したり、ボルボロスのように泥を纏って鎧代わりにする習性を持つ。
基本的に泥の多い浅瀬で活動するが、水中を遊泳することも可能である。
ただ、海水域で活動した事例は確認されていない。
一応脚も付いているため二足歩行も可能である。
視界が皆無に等しい濁水中で活動するが視覚は存在し、スパイホップのよう顔をもたげて周囲をうかがう行動をとることがある。ただし、流石に濁水中では視覚ではなく聴覚で周囲の様子を探る。
食性は肉食。2列に生えた歯を駆使し、泥場に近づいた動物を食べる。咀嚼はせず、千切った肉は丸呑みにする。
繁殖形態は体外受精型の卵生。
雨季になり、降雨によって生息地の水量が増すと多数の個体が一カ所に集まり、産卵と放精を行う。
孵化した幼体は同族の幼体を含めた他の動物を食べて成長するが、自分より大きな動物の口や鼻、傷口などに侵入し、体内から肉や血を食べる独特な生態を有する。
非常に縄張り意識が強いため、ハンターやボルボロスが視界に入ると容赦なく攻撃してくる。
ワールドのストーリーでは序盤で戦うことになり、潜伏からの飛び上がりや、食らうとスタミナ消費が大きくなったり回復しづらくなる「水属性やられ」になる泥を吐き出すなど、それなりに手強い。
加えて彼の寝床である沼地はハンターの移動速度が低下するため、序盤でも装備を整えないと苦戦は必至であり、撒き散らされた泥に入ってしまうと、ボルボロスのそれと同様に移動速度が極端に落ち、回避の際に転んでしまう。
ボルボロスとは縄張りが混同しており、鉢合わせすると縄張り争いが発生するが実力も拮抗しているために痛み分けで終わる。
しかし見た目的には僅かにジュラトドスのほうが有利に見える。
属性的には雷属性の武器が有効なのだが、それを作る素材が手に入るモンスターと戦うのはこのクエストクリア後である。
そして沼地に対応するスキルと泥耐性のスキルが付いた防具も、このジュラトドスの素材から作る必要があるため、最初は丸腰で挑む必要がある。(そして今後もそれが続く)
MHRise
MHRiseにも一部の新大陸組モンスターと共に続投された。
本作ではなんと集会所上位からの登場で☆5への緊急クエストモンスターに抜擢。
前作の序盤で戦うモンスターの立ち位置から一転、かのリオレイアらと同格という大出世を遂げた。
それらに伴い、咆哮にバインド効果が付随された他、ワールド仕様のヴォルガノスのモーションを継承しているため、かつてのワールド序盤のモンスターとタカを括っていると痛い目を見るだろう。
今回は水没林にのみ出現するため、残念ながらライバルであるボルボロスとの縄張り争いは繰り広げられない。
また、今作のモンスターは妖怪をモチーフにしており、ジュラトドスのモチーフは、神隠しや、泥つながりで泥田坊かと思われる。
余談
本種の生育方法は卵から幼体に成長した後、他のモンスターの傷口や穴という穴から侵入し、内部から肉を貪って成長するというかの飛竜もかくやのえげつなさである。
本種は沼地のような泳げる環境が必要という局地的な生態故に、それぞれの登場作品の目玉要素である導きの地や百竜夜行に参戦出来ないという悲しき運命を背負わされている。(MHW:Iの重ね着装備の製法は事実上汎用素材だけで構成されている)
ジュラトドスに限った話ではないが、初登場のMHW、MHW:Iに於いて固有の武器デザインが存在しなかった(防具に関しては下位、上位装備は旧シリーズのヴォルガノスの防具デザインが流用されていた)。
関連イラスト
関連タグ
ボルボロス…同じく泥を纏い、泥を用いて戦うライバル