ヴォルガノスとはモンスターハンターシリーズに登場するモンスターの一種である。
初出はMHF。一部では「兄貴」と呼ばれている。
概要
魚竜種に分類される大型モンスター。
別名は溶岩竜。
主にラティオ活火山(mh2の火山)、龍結晶の地などの火山地帯に生息し、魚でありながら溶岩の中に巣食う驚くべき生物。
2列に並んだ黒い牙を備えた強靭な顎と、自分の体長の2倍以上の高さまでジャンプできる驚異的な脚力を持つ。
外殻が黒いのは冷え固まった溶岩が付着しているため。本来の鱗は金色である。
溶岩を纏っている状態だと並大抵な切れ味では容易に弾かれるため、水属性で剥がすなりして軟化させる必要がある。
縄張り意識が強く、侵入者には容赦のない攻撃を仕掛ける。恐ろしく高い攻撃力と、回避困難なブレスや這いずりが脅威。
基本的にガノトトスの上位互換。最近アグナコトルという後輩ができた。
弱点は勿論水。
マトモに戦えば最強との呼び声すらある強キャラだが、マップの関係でハメられて貫通弾で穴あきチーズにされることもままあるかわいそうな子である。
シーラカンスや肺魚のような風貌で、長いマグマ生活のためか目は退化している。
怒り状態に移行したときのキョロキョロが可愛いともっぱらの評判。
製作できる防具は火耐性が高く、特にMHP2Gで作れた「ラヴァXシリーズ」が、一部の古龍種に対して相性が良かったので人気があった。最近の作品での性能はイマイチだが、それでも、モビルアーマーのような見た目から、今でも根強い人気がある。
MHP2Gを最後に出演していなかったが、最新作MHX及びMHXXに参戦することが決定。後輩格のアグナコトルとも共演することとなった。
MHWにも導入されており、近縁種と思われるジュラトドスも新しく追加されている。
任務クエストで赴く最後のフィールドに生息しており、発見次第襲ってくるのは相変わらず。
ちなみにウラガンキンとはライバル関係とのことであり、遭遇すると躊躇なく攻撃を加える姿が見られる。
亜種
MHFにのみ登場。全身を紅蓮石や獄炎石を含む高温の溶岩で覆われている。
原種と比べてはるかに強力であり、弱点属性も水属性から龍属性へと変化している。
覇種(アルガノス、ゴルガノス)
MHFフォワード5にて追加された。覇種では唯一の2頭同時狩猟クエストとなる。
どこをどう間違えたのか火山とは遠く離れた塔の秘境に出現する。
火山に出現しない関係上、全身に溶岩は纏っておらず、最初から鱗や甲殻が剥き出しである……が、
この甲殻や鱗の色がくせ者で、片方が金、もう片方が白金色というかなり豪華なカラーリングになっている(一応、ヴォルガノスの本来の鱗の色が金色であるという設定は古くから存在していた)。
また、通常の個体とは異なり、金色の甲殻の個体は雷属性と睡眠属性、銀色は氷属性と麻痺属性の技を繰り出してくる。
溶岩が一切無いため、彼らは硬い岩盤を粉砕して地面に潜ることになる。「魚竜種の錬牙」と呼ばれる強靭な牙がそれを可能にしているらしい。
まぁ、硬い氷雪を砕いて潜行する海竜がいるのでそこまで不自然な話ではないが、初見だとまず面食らうこと間違いなしである。
特筆すべきは2体のそのコンビネーション。属性を纏って同時に這いずり回転、轟雷と吹雪の嵐を巻き起こしたり
片方が状態異常や戦闘不能に陥るともう片方が地中から突き上げて気付けして復活させるなどの
素晴らしい連係プレーでハンターを苦しめる。ぶっちゃけどこぞの夫妻より仲がいい。
正式名称は黄金色の個体がゴルガノス、白銀色の個体がアルガノスという。
原種とは異なった名前が与えられていることからもわかるように、厳密には両者はヴォルガノスとはまったく別種のモンスターである。
余談
ちなみに、割と以前から「謎の覇種」という名称でシルエットのみ公開されていた。
…が、キャッチコピーに「狩人たちの間で大人気!?」というフレーズを用いていたことや、そのシルエットの形状から、多くの人はこの段階で既にこの「謎の覇種」の正体がヴォルガノスであることを見破っていたようだ。
もっとも、体の色や属性があそこまで変化しているとは誰も予想していなかったであろうが。
上記のような見事な連係プレーを見せてくれる両者であるが、実際は「塔で縄張りを巡って争っている」とのこと。あくまで侵入者であるハンターを撃退するために一時的に手を組んでいるだけだって、普段から仲が良いわけではないらしい。
関連イラスト
(一文字違いだとこうなる)