碓氷ホロケウ
うすいほろけう
「俺の夢はなあっ!!なんたって見渡す限り広大なフキ畑を作ることだからな!!」
「コロポックルはアイヌ語で「フキの葉の下の小人」……オレが自然と一体となった時初めて出会った大切な友達なんだ。」
北海道から上京してきたアイヌ民族の末裔であるシャーマン。額にヘアバンドないしタオルを巻いている。
青色の髪の毛に黒い三白眼(最近のコンテンツでは目も青く描かれることが多い)を持ち、アイヌを象徴する紋様モレウを模した服をよく着用している。
常日頃からオーバーリアクション気味であり、時にはツッコミキャラであるまん太にも引けをとらないツッコミをすることもある。
いつも元気いっぱいに振る舞っては木刀の竜と並んで暑苦しい扱いをされる彼だが、下述の「弱肉強食」を信条にしており、意外にも単独行動を取ることが多いなど何処か冷めた一面もある。
日頃名乗っている名前の「ホロホロ」は本名ではなく、とある人物が付けた愛称である。
「イヤッホロウ」や「なるホロ」など独特の言葉を使う。
かつて、とある人物と交わした「ある約束」のため、広大なフキ畑を作るべく「シャーマンキング」を目指す。
シャーマンとしての精神の強さは「アイヌの教えからなる弱肉強食と感謝の気持ち」である。
空気中の水分を凝結させた雪や氷を自在に操り技を繰り出す。
氷属性の巫術に反して性格は熱血漢であり、一見すると「相性が悪い」。しかしながら潜在能力は高く、意外に頭も切れるため、冷気を操る能力を多彩に応用したり、筋道を立てた作戦で敵を翻弄することもある。
自身の身体や周辺に氷の壁を作り、猟銃の弾や愛染の矢等の敵の攻撃を半自動的に防ぐ等防御面でも優れている。
また、致命傷を負った蓮の傷口に氷を張り止血し応急処置する、旧アニメでは空気中の水分を凍らせ氷の塊を作り水分補給する等非戦闘時でも応用可能。
しかし、己の過去に向き合うことで(ドライアイスの様に)「冷たすぎると火傷をする」という新たな境地に至った。
また、チーム明王との試合では、蓮とチョコラブが立て続けにノックアウトされるピンチに瀕しつつも、(多少手加減はあったが)単騎で寂尊とカドゥを相手取り、見事勝利を収めた。
葉との出会いは「シャーマンファイト・イン・トーキョー」の予選第一戦目の相手として対峙した時であり、互いに全力を尽くした気持ちの良い試合を繰り広げ、以後蓮共々葉の最初のシャーマン友達になる。
その後、道蓮の救出劇やパッチ村への旅を経て蓮や竜とも絆を深めることとなるが、本戦へ進むにあたって蓮の強引な決断により、「チームTHE蓮」の一員にさせられる。
最初は反発していたものの、修練やオフタイムを共に過ごすうちチョコラブ・マクダネル共々掛け替えの無い仲間となり、蓮がハオの一味に襲われた際は全力を尽くして守り抜いた。
Pixivのタグとしては「ホロホロ」のほうが普及している。これは、連載後半までの数年間、彼の本名がわからなかったためである。また、彼自身もある理由から本名で呼ばれるのを嫌っている。
本名を嫌っている理由と過去は、完全版及び『シャーマンキング-0-』で明かされている。
とある場面で自分の事を指した「負け犬の遠吠え」も、彼の本名の由来と過去を聞けば意味合いが異なってくる。
ハオには「名前の秘密」を見透かされていたが、ハオ自身も「狐」という名のトラウマを抱えており、それがハオの「炎」や「復讐」などのシャーマンとしてのイメージや行動原理の根幹を成している事が示唆された。
伊吹ガッコ:後輩的なキャラクター。類似点も少なくない。
デナヒ:ホロホロと同じく、狼がスピリチュアルモチーフの先住民族のシャーマンであり、性別こそ違うが下の兄妹を持つ。パッチ族と同じくアメリカの先住民族であり、ホロホロと同じく「グレート・スピリット」「弱肉強食」「復讐」の概念に振り回されたり、自分の愛する者の霊体が死後に異なる形をとって本人に付き添っているが本人がそれを知るのは終盤になってからである、アメリカ大陸産のヒグマと生死をかけたかかわりを持つ、などの点が似ており、また、アイヌとアメリカ先住民は血縁こそ違うが先祖は共通する可能性が指摘されており、文化的な類似性もみられるとされている。
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