「世界が平和でありますように」
プロフィール
年齢 | 8歳/小学3年生 |
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西暦 | 1990年3月2日 |
血液型 | AB |
星座 | 魚座 |
好物 | いちごのケーキ |
趣味 | 年に3度くらいのおでかけ |
巫力 | 68万(シャーマンファイト終了時) |
出身地 | フランス・ロレーヌ地域圏(モン・サン=ミシェルで育つ) |
CV | 堀江由衣 |
人物
モデルはおそらくフランスの聖人・ジャンヌ・ダルク。
ハオ打倒及び世界平和の実現を目的とした組織「X-LAWS(エックス・ロウズ)」のボスであり、X-Iのリーダー。メンバーから「聖・少・女」と呼ばれ崇拝されている。
慈悲深く聡明な一方、自身の判断で「悪」と見なした相手を何の躊躇もなく殺すことができるという、かなり両極端で苛烈な性格をしている。世界平和を願う心優しき少女だが、自分の思いを拒否されると泣く癖がある。
普段はアイアンメイデンの中に入って自らを串刺しの刑に処している。(また、停泊中の客船に乗船していた際はアイアンメイデンごと水中に沈んで水責めの責め苦を進んで受けている)
これはシャーマンが肉体的な死を経て巫力が増強されることを利用した鍛錬らしく、普段から瀕死の状態に自身を追い込み、その結果として60万という桁違いの巫力を得ている。
また、劇中数少ない神霊レベルの霊魂と契約する神クラスのシャーマンである。
また受刑中はかぼちゃパンツのみを着用のため、初登場時に多くのキャラから「何か中からすっぽんぽんの美少女が出来てきた!?(要訳)」と驚嘆された。
戦闘時にはパンツ一丁からオーバーソウルで「アイアン・ヘッドドレス」を装着する。
マルコの趣味なのか、普段着はゴシックロリータ系(ロングスカート)で何着も所有している。本人はたまおのようなカジュアルなスタイルを着てみたい希望もあるようで、後にたまおと服を交換して遊んだこともある。
実態
薄々勘づく読者も居たかもしれないが、実は聖女でも何でもなく、元は少し霊感と思い込みが激しいだけの孤児の少女に過ぎなかった。
マルコとラキストに組織創設時に象徴として見出され、以後彼による洗脳に等しい教育の下で成長していき、才能を開花させて現在に至った。
しかし海岸線での戦いで真実を打ち明け、引責のため自殺しようとしたマルコに、仮初の聖女である事実を受け入れている旨を伝え、共にX-LAWSの再出発を促した。
この頃から徐々に死生観を鑑みるようにもなり、エジプトのシャーマンチーム「NILES」のアナテル・ポッキの弟・アナホルが仇討ちに来た時には罪悪感から涙を流し、戦意を失い潔く彼に殺されることを選んだ。その後「ガンダーラ」チームの長であるサティに蘇生される。
最終決戦で葉たちに同行するが、十祭司ブロンと戦い道蓮とホロホロの蘇生をしたことで巫力が尽きてリタイアとなった。
本編終了後
シャーマンファイト終了後は、X-LAWSを慈善団体へと再建し、その総帥に収まっている。
そしてなんと最終決戦での縁から、蓮と結婚して黽という息子まで授かっていることが判明。蓮との夫婦関係も良好らしい。
ちなみに続編のFLOWERSには、彼女の息子が成長した姿で登場しているが、長らく彼女の大人の姿での登場はされていなかったがレッドクリムゾンにおいてようやく登場した。
・道家に報告に行った際‐本編の姿をそのまま成長させたような姿。髪はロングヘアのまま、服装も変わらずゴシックロリータのようなのを着用
・結婚式時もとい黽を授かったあと‐髪をミディアムまでにカットをし服装も母親らしいシンプルな服を着用しお洒落も自粛した。連いわく「息子の為(抱いた際に髪がかかってはいけないと)」と授かった際に髪をバッサリ切り服も変えたという。ちなみにマルコスの回想シーンでの結婚式の際には既にミディアムヘアとなっていた。
ちなみにどんな巡り会わせで蓮と結ばれたかは未だに謎のままであるが、レッドクリムゾンによりある程度把握できるぐらいには判明している。
持ち霊
古代バビロンで信仰されていた太陽と正義の神。かつて人類にハンムラビ法典を授けたとされている。神殿跡に建つ教会に封じられていたところを、聖地巡礼中に発見したラキスト・ラッソが封印を解きメイデンに授けた。
霊媒はアイアンメイデンで、戦闘時には仮面だけを使用する。
持霊の治癒能力のおかげで、アイアンメイデンから出て即座に戦闘態勢に入れるほどの治癒力を有している。劇中のシャーマンでも貴重な蘇生術の使い手でもある。攻撃方法は死刑宣告と共に処刑器具や拷問器具を召喚し、相手をそこに拘束して惨殺するというこれまたかなり苛烈である。おまけに神速と言えるほどに凄まじく早く移動もできるためやはり神と言える最強クラスの霊である。
続編のフラワーズ以降では息子の道黽の持霊の一人となっている。戦法も変わらず拷問器具などを用いるものだが、黽は両親と「誰一人殺してはならない」という絶対の約束があるため一切殺害へは至らしてはいない。
フラワーズの前日譚の一つの「レッドクリムゾン」において、ジャンヌが自身の殺害を強要されている目の前の少女を「自分のような罪(人殺し)を背負わせてはいけない」と救うためにジャンヌはジャンヌ自身の判決、すなわち死刑宣告をシャマシュに促した。
いくら神であるシャマシュにも、長らく彼女の持霊として行動し彼女の苦しみなどを見てきたためか、今まで一度もなかった「……」と躊躇いの間を見せ、シャマシュのジャンヌへの情が見受けられた。
しかしジャンヌに再度促されたシャマシュは彼女の思いと決意を受け止め『死刑!』を宣告し彼女へ斧を振り落とした。が……。
余談ではあるが、本編最終巻付近にて販売されたファンブックにおいてシャマシュの質問コーナーにて「マルコをどう思ってますか?」への回答に「即、死刑!!」と珍しく感情を露わにした回答をしマルコへ強い殺意を秘めていることが判明。
この時はマルコ自身が変態なためギャグ的な回答かと思われたが、レッドクリムゾンなどでシャマシュのジャンヌへの情らしきものと罪の重さが無印以上に強く書かれているためジャンヌに人殺しの罪を背負わせ地獄の道を歩ませた元凶の一人として、シャマシュとしては冗談抜きにキレているのだと思われる。
- ただし、マルコ自身も自分のこれまでを贖罪する覚悟を持っており、そこにフラワーオブメイズの情報をラキストから得たことにより、ハオからの蘇生のオファーを断り、あえて地獄に落とす様に頼み、ハオも無理だと思っていた天使への転生を成し遂げた。