概要
シャーマンキングに登場する道蓮とアイアンメイデン・ジャンヌのカップリング。
連載中の時の二人の関わり合いといえば、メイデンの持霊・シャマシュによる蓮の蘇生が有名である。しかし、その時の蓮の発言といえば、蓮の死亡には色々と事情があったため「いい迷惑だ」と、彼女の行動に対する非難の言葉であり、その発言でメイデンは涙目、彼女の側近であるマルコが怒り出す始末であった。
完全版にて
完全版が刊行されたことにより、蓮やメイデンのその後のことも新しく書き加えられた。
十祭司との戦いの途中でメイデンは途中離脱をするのだが、蓮はその後も仲間たちと戦っていく。
ニクロムとの因縁の戦いのあと、葉との会話で「俺の家族……」と頬を染めてつぶやくシーンがある。ホロホロ達がからかい、蓮がストレス発散と称して彼らをボコボコにすることで話がうやむやになったが、前述の葉との会話の内容やホロホロのからかいから、「(少なくとも)気になっている人がいる」ということがわかる。
その後、話はさらに飛び、彼らが大人になった未来で、集合場所に集まった彼が連れていたのはなんと彼にそっくりな赤ん坊だった。
仲間たちもその時まで知らなかったようで、初めて見たときは、その場にいた全員が固まった。
その後、子供の名前(黽(めん)と読む)や蓮とは異なる瞳や髪の色から、リゼルグはその子供の母親である彼の妻が誰であるかを察したようだ。
大人になった蓮は『子煩悩で愛妻家』になったと原色魂図鑑で供述されている。
なお、大人になったメイデンの姿は完全版の時点では確認されておらず外伝「レッドクリムゾン」で明らかになった。
本編に関しては、後年に出されたコンビニ版でおまけの話が追加された際に、蓮と共にモンサンミッシェルの夜景を見る後ろ姿が確認されたのみである。
しかし「マンタリテ」で書かれていることからも、蓮の嫁はメイデンであるのは確定である。
元々許嫁であった葉とアンナに続き、夫婦となった公式夫婦二組目である。
不穏なFLOWERSでの道家
「マンタリテ」で描かれた未来編では7歳の黽が、シャーマンとして優秀に育ったのは良いが、蓮を上回るワガママっ子に育ち、キョンシーいじめをする様子を見て、メイデンがこのままではいけないと、ふんばり温泉にホームステイをするように言いつけたことで、花の所に現れる。ワガママ息子を過保護で甘さがありながらも、子育てに奮戦している様子がわかる。
FLOWERSでは4巻収録の第15廻の終盤から姿だけ現し、花の味方を匂わせての登場となった。
年齢設定は「マンタリテ」掲載のものと同じで7歳。ふんばりが丘付近をキャリーバック片手に歩いていた際、かつて母親がナイルズのメンバーを殺めていたこともあり、その息子たちに絡まれていた。ナイルズの息子たちを適当にあしらっている最中に花と出くわすが、出会いがしら早々に、花の能力を知るために襲ってきた。
結果、鬼を出した花を見て「これならきっと母様も救われる」と涙を流しながら感嘆の表情で見ている。一方の花は改めて黽を見て、前作の最終話で赤ん坊の黽を見ていたことを思い出す。
死体になった花を保護するためにやってきたアルミによると、「ガンコと脆さ」は両親譲りであり、また拷問はしたが、ナイルズの息子たちを殺さなかったのは「誰一人として殺してはならない、両親の絶対的言いつけ」であることが判明。
この時点で不穏だったのだが、ふんばり温泉でメイデンの媒介が蔵に保存してあるということで、アイアンメイデンを見てみると、黽がオリジナルのアイアンメイデンから外した拷問の針を媒介にしていることから、蔵にあるアイアンメイデンは偽物であることが判明。
真実が判明したと同時に蔵に入れた人物…麻倉家の養子であるミュンツァー兄妹が一人の少女と共に現れる。チーム・ヤービスの要として迎えられた「ブラックメイデン」を名乗る少女がメイデンを殺害し、持霊としていることが判明。黽は当然、そのことを知っているため攻撃するが、「O.S ジャンヌシュヴァルツ」(直訳すると、黒いジャンヌ)で反撃される。
道家の外伝
道家にスポットを当てた外伝として「レッドクリムゾン」が連載開始した。
レッドクリムゾンに所属するシャーマン・猿奇(えんき)が気になる発言をしている。
ピストルを蓮の姉・潤に向けて、「しょせんこいつも道蓮の姉! 嫁同様たやすい相手よ!!!」と。
一体真実がどうなっているのか、嫁を殺された蓮はいったいどうしているのか、続きが気になるばかりである。
関連イラスト