概要
ホロ蓮とは、『シャーマンキング』に登場するキャラクターである碓氷ホロケウと道蓮のカップリングの作品に付けられるタグである。
碓氷ホロケウは、北海道から上京してきたアイヌのシャーマン。「チームTHE蓮」のメンバーの一人であり、熱血的で感情的な性格をしている。本名で呼ばれるのを嫌っているところがある。
道蓮は、「チームTHE蓮」のリーダーである。非常に意地っ張りな短気でプライド高いが、仲間想いである。また、身長が低い事を気にしている。
二人の軌跡
本格的に絡み始めるのは、SF本戦に向けたチームを組んでからである。それまではお互いに「葉の友達」程度の認識であり、初対面で喧嘩する等お世辞にも馬が合うとは言えない関係であった。(ホロホロが蓮を苦手であると本人の前で公言していた)
チームメイトになってから毎日のように寝食を共にするようになるが、騒がしく直情径行のホロホロと自信家で威張り屋の蓮、それぞれ真逆の性格故かやはりチーム内での衝突が多く、何かにつけて喧嘩をする場面が所々に見られる。蓮に至っては物理的な接触も嫌なのか、リゼルグがゼルエルで二人を纏めて手に握った際、「圧着状態を何とかしろ」と不満を漏らした。しかし戦闘となると相性が悪いわけではないようで、「不本意ながら」力を合わせて戦う際は良いコンビネーションを見せることが多い。
しかし本音の部分は互いに大切な存在であると認識し、想い合う描写は折に触れて為されている。
ホロホロside
JC17巻でホロホロは幹久が鍛錬と称して蓮をいたぶるのに耐えかね、怒りも露わに加勢しようとし、月組(+ペヨーテ)襲撃時には、巫力切れでシャーマンとしては敗北しているのにもかかわらず、蓮を襲った一人であるザンチンに殴り掛かる執念を見せた。
最終的に葉の介入で殺される窮地を脱したものの、蓮を救うために一も二も無く夢を諦め、自分が必死に抗っても勝ち目の無かった敵を一撃で退け、それでいて悠然とした態度を崩さない葉に悔しがりつつ捨て台詞を吐き、ホロホロはその場を後にする。蓮の胸の傷を塞ぐ氷は、蓮に何も出来なかったホロホロの無念そのものにも見える。
この時ホロホロは「蓮に死なれたら自分達の夢まで台無しになる」と、本来直接の因果関係が無いにもかかわらずそう発言していることから、ホロホロの中で蓮の存在が掛け替えの無いものとなっていたことは間違いない。
入浴中のふんばり温泉チームとチームTHE蓮の元へハオが襲来した際は、ハオに好きな子をバラすと小学生みたいな脅しをされ動揺していたが、竜とリゼルグにはモロバレであったような台詞がそれとなく挟まれている。そして散々煩悶したその直後に反応を求めたのは蓮である。
蓮side
蓮がホロホロを大切に想う描写もそれとなく為されており、ホロホロが消息不明になった(JC11巻)際は、腹立ち紛れに彼を案じ、帰還した際は某イタコ妻よろしく鉄拳制裁を食らわせた。
一次予選通過後のパッチ村にてスリーマンセルのチーム編成を余儀なくされた時は、チョコラブの登場にこれ幸いと引き取りを申し出、残る竜とホロホロにどちらが加わるか適当に決めろと言い捨てる。しかし竜のリゼルグに対する執着を蓮も散々見てきたからには、チョコラブを加入させる事でホロホロと間違いなく同じチームになると確信していた節があるとも推察できる。そうだとすると恐るべき計算高さである。
帰りが遅かった(JC23巻)時は(彼には珍しく)自分で迎えに行こうとする素振りを見せた。
チーム明王戦でホロホロの真名が判明した時は、さらりとそれで呼んでいるが、可愛げのある“ホロホロ”より、民族の誇りが滲み出るそれを呼んだことに興奮した方も居るのではないだろうか。
またX-LAWS壊滅未遂騒動の際は、葉たちの民宿にメイデン達が転がり込み、彼女の可憐さに見惚れていたホロホロにツッコもうとしていた。チョコラブの第三者ツッコミにその場は流されたが、後に蓮はメイデンと夫婦になっている。
チームメイトのチョコラブにもその絆は認知されており、上述の襲撃時には『 ホロホロまでやられたら誰が蓮を守るのか(=蓮を守れるのはホロホロしか居ない)』と叱咤し、ホロホロの我を忘れた足掻きを制止した。
SF終了後には成人したホロホロが蓮に借金をしに行く等、動機はどうあれ交流は続いているようである。そのさいに「ダチに会いに行く」と明言しており、長い闘いの中で心の距離が縮まっていったことが見てとれる。ホロホロは蓮の「初めてのおともだちの一人」でもある。
性格は違えど気が強く喧嘩っ早い所は似ており、また『嫌よ嫌よも好きのうち』ということもあってか、いわゆるケンカップル属性とされている。
公式グッズ等でペアにされることが多い。
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