概要
雨宿まちとは、『くまみこ』に登場するキャラクターである。
熊を奉った神社の巫女として仕えている。巫女らしい能力は皆無と本人は言うが、やはり巫女の家系なのか時々トランス状態になる(当然、トランス状態のときは彼女の記憶にない)。
Suicaもユニクロもわからないが、都会での暮らしに憧れる14歳の少女である。
田舎暮らしに嫌気がさして都会の高校へ行きたいが、まちの後見人である熊のクマ井ナツはまちの常識の欠如を危ぶんでおり、都会の高校へ進学することに反対されている。
地元の学校に通っているが、普段はまちとナツ、まちの祖母・フチ(作中では台詞とシルエットだけ登場)の2人と1頭だけで暮らしている。
半分引きこもりのような生活を送っており、作中で買い物に出かけるまで、毎日巫女装束と学校の制服しか着ていなかった。
性格
田舎暮らしゆえに、世間知らずで一般常識に疎い。
退屈だからかアンニュイに過ごしている事も多いが、喜怒哀楽ははっきりしており、よく怒り、よく泣く。
人見知りで、同世代の友達はいない。
顔見知りでも、ヤンキーのひびきとは殆ど会話したこともなく、話しかけられても怯えっぱなしだった(その後は仲良くなっている)。
横文字や機械などにはてんで疎く、それでいて知ったかぶりする。
ユニクロには碌に知識がないが、逆にしまむら(アニメでは「しもむら」に差し替え)には異常に(ひびきが「しまむら(しもむら)の回し者か」と疑うほど)詳しい。
特技
家電破壊と料理。
前者に関しては、パソコン2台と電気釜をお釈迦にした前科を持つ。
後者については、ナツの前足(手)の構造上包丁を扱う事が出来ない(が、それ以外の調理は可能であり、結構上手だったりする)ため、代わりに包丁を握った結果上達したもの。
見た目とは裏腹に、体力、腕力があり、テンパったときは良夫に腹パンして逃げることがあり、かなりのダメージがある。本気を出したら喧嘩は強そう。
アニメ11〜12話について
まちはその特異なキャラクター性から、人付き合いは極めて苦手なのだが、良夫に拠って"ご当地アイドル"としてデビューする羽目になってしまう。これが原因でアニメ11話では被害妄想に苛まれる事となる。まちがPTSD状態に陥ってしまったアニメ11〜12話では折角憧れの都会(仙台)に行ったにもかかわらず、殆ど恐怖の体験しかしていない。そして、当初の夢願望を封印する迄に至ってしまった為に、このアニメオリジナル部分は原作ファンの大半から嫌われてしまっている(余談ながら原作では、その後ナツがゆるキャラデビューした為にまち自身も当初の夢願望を取り戻してはいる)。