概要
JR東日本が発行する交通系ICカード。乗車券・電子マネーとして利用できる。交通系ICカードのシェアは第1位(8501万枚)。この数字はセブン&アイのnanacoをも上回る。初期はイオカードの名前を受け継いでいたが、その後使われなくなっている。
有効期間は最後に利用した日から10年。
「Super Urban Intelligent CArd」の略称であるが、ロゴマークにスイカをモチーフにした意匠が使われているあたり、交通系ICカードの例に漏れず略称に合わせて正式名称をひねくり出した説が濃厚ではある。
首都圏・仙台・新潟地区のJR東日本各線をはじめ、東京臨海高速鉄道、東京モノレール、仙台空港鉄道、伊豆急行などの各路線で利用可能であるほか、カードの相互利用により各地の鉄道路線やコンビニエンスストア、デパート、さらにAmazonやYahoo!ショッピングといった通販サイト等でも利用できるようになっており、現在では全国で通用する決済手段の一つとなっている。ただし各エリアを跨いでの使用は不可となっている。変わったところでは任天堂のゲーム機であるNewニンテンドー3DSおよびWii Uで決済手段として用いることができる(後継のNintendo Switchでは2022年現在未対応)。
2023年5月27日からは青森・秋田・盛岡エリアでもSuicaの使用が可能となった。
また、2027年春頃にはJR東日本内の全てのエリアを跨いでのSuicaの使用が可能となる予定。
種別
- カード型
- クレジットカード一体型
- おサイフケータイ対応の携帯電話・スマートフォン(=モバイルSuica)
- ApplePay(独立カードの情報を移行して使う)
- 地域連携ICカード(地域交通系ICカードにSuicaの機能を付加させたもの)
等で利用可能。
なお、チャージに対応したクレジットカードは原則として
- JR東直系のビューカード(Type I)
- 「VIeW」ロゴが付記された他社発行のカード(Type II)
のいずれかとなるが、モバイルSuicaに関しては一般的なVISA・MasterCard・JCB・AMEX・Diners各ブランドのカードであればチャージ可能。
特殊なカードとして、外国人観光客向けに「デポジット不要」である代わりに有効期間が28日間という「Welcome Suica」もある。
イラスト事情
pixivでは正調のSuicaのペンギンのイラストもあるが、擬人化したものもある。
伊吹萃香(東方Project)を「すいか」つながりで絡めたイラストもある。というより初期のイラストはこのパターンがかなり多かった。
CM
初期にはフォークシンガーのなぎら健壱が、着ぐるみを着てSuicaペンギンを演じていた。さいたま新都心駅の改札口で、出勤して行く国仲涼子に絡むという不思議なCMを通して「タッチ&ゴー」のフレーズが広まった。
また近年では、夏帆がコンビニ、自販機等の日常の様々な場面でSuicaを利用するシリーズCMにおいて、スキップした時の揺れ具合(何のか、はお察しください)が話題になったりもしている。
相互利用可能なICカード
2013年3月23日より、Kitaca・PASMO・TOICA・manaca・ICOCA・PiTaPa・SUGOCA・nimoca・はやかけんと合わせて計10種の交通系ICカードの相互利用が開始された。PiTaPa以外は電子マネー機能も相互利用可能となっている。
2016年3月26日から仙台エリア限定で、icscaとの相互利用を開始し、icasaエリアではsuicaに限らず全国共通の交通系ICカード自体が利用可能。ただし、電子マネーは対象外かつ、icscaはSuica仙台エリア以外では利用できない。
関連タグ
Kitaca PASMO manaca TOICA ICOCA PiTaPa SUGOCA nimoca はやかけん