概要
nanacoとはセブン&アイ・グループの子会社、株式会社セブン・カードサービスが提供する電子マネーサービスである。
2007年4月23日から始まったサービスで、ソニーが開発した非接触ICチップFeliCaを搭載したカード(クレジットカード、デビットカードなど)、おサイフケータイ対応の携帯電話・スマートフォンで利用する事ができる。カードタイプは、発行の際に300円の手数料が必要である(モバイル版はアプリのダウンロードが必要)
発行元がクレジットカード会社なので、15歳以下の場合は発行にあたって親権者の同意が必要である。
変わったものでは一部のENEOSでキーホルダー型のnanacoが売っている(機能はカード型と同じ)ほか、クロネコヤマトのメンバーズカードにnanacoの機能をつけることができる(EdyやWAONを選ぶこともできる)。
pixivにおいては、マスコットキャラクターであるキリンの「ナナコ」に関連したイラストにこのタグがつけられている。
使える場所
全国のセブンイレブンはもちろん、イトーヨーカドー、ヨークマート、ヨークベニマル、デニーズそごう、西武百貨店などのグループ企業でも使える。
更に、最近ではコカコーラの自動販売機やタイトーのゲームセンターや一部のガソリンスタンドやドラックストアといった意外な場所でも使えるようになっている。
過去にはエスパで使用可能だった。(ヨーカドーに転換され2012年2月末に消滅。)
ただし、nanacoで支払いできないものもあるので要注意。
nanacoポイント
ポイントカードも兼ねており、購入金額に応じてポイントが加算される。公共料金支払い等では加算されない。
レートは200円(税抜)/ポイントとなる。元は100円(税抜)ごとに1ポイント付与されていたが、2019年7月1日より現在の付与率に変更された。
ちなみにセブン&アイグループの店舗であれば即時反映されるが、それ以外の加盟店は毎月10日頃に適用される。
ポイントは1ポイント1円の電子マネーとして使用が出来る。
店員次第ではあるが、1000ポイント以上貯まっていると電子マネーへの交換を勧められる場合がある(もちろん断っても良いのだが、ポイント自体有効期限がある為、なるべくならお早めに交換を)。
チャージ方法
nanacoへのチャージは1000円単位でチャージが可能(限度額は5万円:2014年10月3日以降)
レジでチャージするかセブン銀行のATM、イトーヨーカドーに設置されているnanacoチャージ機でもチャージできる。
もし、失くしたり盗まれたりしたら
速やかにお問い合わせセンターに連絡の上、利用停止手続きを行い、その後3日以内に再発行手続きを取れば今ある残高を引き継ぐことが出来る。
nanacoが読み取れなくなった場合は
もし、カードを汚したり壊すなどして読み取れなくなった場合もお問い合わせセンターに連絡の上、
再発行手続きを行うのだが、店舗内で発生した場合は店員にカードを預けた上で住所、氏名、連絡先を記入する必要がある。
記入せずに帰ると手続きを完了できず、そのような例が後を絶たない為、忘れる事が無いようにしたい。
QUICPay機能
nanaco機能のないアイワイカード、セブンカード、セブンカードプラスの会員かつ、本カード所有者はWeb上の登録でQUICPay機能を付けることが可能。
1回の支払い上限は2万円で、一部の店でポイントの二重取りが出来る。
なお、nanaco一体型のクレジットカードはnanacoの番号も新調されるため、QUICPayによる紐付けが出来ない。もっとも、一体型にはオートチャージ機能があるのでライフスタイルに応じて必要な機能を選べば良い。この他、JCBのプロパーカードやセディナカードなどのごく一部のクレジットカードでもQUICPayによる紐付けは可能だが、nanacoへのチャージ機能を持たない。
また、nanaco側もメイン画像のデザインの所謂「通常のnanaco」でないと紐付けできず、キャラクターデザインや記念発行された特別なnanacoはQUICPay機能が無いので注意。