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概要編集

QUICPayとは、JCBが運営する電子決済サービスである。


ソニーが開発した非接触ICチップFeliCaを搭載したクレジットカード、スマートフォンスマートウォッチで利用する事ができる。

更に、コイン型やキーホルダー型、nananco一体型など、特殊な形状のものが多いのも特徴。


対応カードの多さは髄一で、iDの約3倍はある反面、加盟店はiDより少な目だった。

現在は政府のキャッシュレス決済促進事業に伴い、以前と比べれば使える店は増えており、少なくとも大手コンビニドラッグストアファーストフード店ではまず使える(この辺りd払いに舵を切ってiDを置いてけぼりにしているドコモとは偉い違いである。もっとも新型の決済端末は両方対応している事が多く、共存共栄と言った方がいいのかもしれないが)。


キューペイというマスコットキャラクター(Suicaのペンギン、WAONの犬、nanacoのキリンに相当)もいる。また、利用時の/クイックペイ!\という効果音も特徴的。


サービス内容編集

ポストペイ型編集

事前チャージの必要がないが、利用するためにはクレジットカードが必要。

料金は紐付けされたクレジットカードの支払日に請求され、付与ポイントは同じく紐付けされたクレジットカードに依存する。

1回の利用金額はQUICPay加盟店の場合、2万円まで。


仕組みとしては、初回利用時にクレジットカード会社へオーソリと呼ばれる処理を行い、ショッピング利用枠から一定の金額(基本的には3万円)を与信枠として事前拘束し、枠が不足するまではこの範囲内でオフライン決済を行う。

枠が不足したら、また同じようにカード会社へオーソリ処理を行い追加枠として一定の金額を新たに与信枠として拘束する。カードの利用限度枠までは基本的にこの繰り返しであり、iDに比べると不正利用がまかり通りにくい(iDは決済額が一定のラインを超える場合に暗証番号入力を求めることで不正利用を防止している)。


ちなみにこの与信枠はカード会社によって扱いが異なるため、いつこの枠から利用可能枠に差し戻されるかは正直ブラックボックスだったりする(一般的には、締め日に与信枠から未利用分を利用可能枠に差し戻すor支払日に利用者からの払い込みを確認後、利用分と合わせて利用可能枠に差し戻す)。


例として限度額10万円で月末日締め、与信枠として3万円を取られて、締め日に未利用分を差し戻すカードの場合。

  1. 初回利用です。お支払いは15円ですが、今後の為に3万円差し引きますね。
  2. その後3万円をQUICPayで使いました。では、また念の為に3万円を差し引きます。
  3. これで残りの利用可能枠は4万円になりました。
  4. 月末日になりました。この時点でQUICPayで使った金額は5万円です。
  5. 翌月になりましたね。さて、念の為にと余分に差し引いた6万円ですが、1万円は使っていないようです。
  6. それでは1万円を利用可能枠に戻しましょう。これで利用可能枠は5万円となりました。

とこんな感じ。わからない? だったら3万円以上は使わないほうがいいだろう。ご利用は計画的に。


余談だが、株式会社ジェーシービーが発行するカードは、この3万円の与信枠確保は行われず、基本的に使った分だけが利用可能枠から差し引かれる仕組みだったりする。


なお、QUICPay+加盟店だと1回あたりの利用上限金額が拡張されるが、2万円を超える決済の場合は通常のカード決済と同様に、利用の度にカード会社へオーソリをかけ、利用額分の与信枠を確保する仕組みに変わる。


対応カードの多さは髄一で、JCBグループはもちろんのこと、ネットで人気の楽天カードやエポスカード等がApplePayで使うことができる。

提携カードが多いジャックス、クレディセゾンでも使用可能。

ビューカード、三菱UFJニコスは端末が限定される。


注意点として、一定の与信枠を利用可能枠から事前に差し引く都合上、紐付けるクレジットカードの利用可能枠が3万円を切るとQUICPay決済が失敗する場合がある。

また問答無用で3万円を利用可能枠から差し引く為に、学生や即時発行カードのように、利用限度額が低いとすぐに利用可能枠がカツカツになるので要注意。


プリペイド型編集

事前にチャージした分だけ利用できるプリペイドタイプ。毎回オーソリが行われるため、QUICPay+加盟店でしか使えない。


使い過ぎ防止に子供さんにお小遣いとして与えるには便利そうだが、残念ながら対応カードは少し限られてくる。


アプラス、au PAYプリペイドカード、Kyash、JCBグループ、JAL Pay、TOYOTA Wallet、ファミマデジタルワン、MIXI Mで使用可能。


このうちau PAYプリペイドカードは国際ブランドがMastercardのみという都合上、Android端末では使えないので要注意(他はJCBないしVISAブランドなのでAndroid端末でも利用可能)。


デビット型編集

デビットカードに付帯するタイプで、利用分は即時引き落とし。利用可能枠は口座の残高に比例する。こちらも毎回オーソリが行われるため、QUICPay+加盟店でしか使えない。


プリペイド型よりも対応カードが少ないのが欠点か。


auじぶん銀行、JCBグループ(JCBが発行業務を担っている銀行)、みずほ銀行のみ。


pixiv民的には“みんなの銀行”が入っているのが救いかもしれない(pixivかんたん決済があるから大々的には宣伝したがらないかもしれないが……)。


関連タグ編集

Suica WAON nanaco iD(ドコモ) Edy

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