概要
名古屋鉄道(名鉄)を始めとした名古屋圏私鉄・公営鉄道6社局が2011年2月に導入した交通系ICカード。交通系ICカードのシェアは第4位(763万枚)。
名鉄の子会社であるエムアイシー発行のものと名古屋市の第3セクター会社である名古屋交通開発機構が発行するものの2種類が存在し、どちらかでないと利用できないサービスもある。
「日本の真ん中」で「くらしの真ん中」をつなぐカードなのでまんなか→まなか→manaca、というネーミングとのことである。
導入当初は他の交通系ICカードとの相互利用はできなかったが、TOICA(JR東海)及びSuica(JR東日本ほか)と全国の主な私鉄(除く四国)の交通系ICカードを2013年(平成25年)3月23日から相互利用できるようになった。このうち、TOICAとの乗車券機能部分における相互利用は2012年(平成24年)4月21日より先行している。
また、名鉄系でも先に「ayuca」を2006年に導入した岐阜バスは使用できなかったが2022年12月に、「2024年からmanaca導入」「2026年をめどにayuca廃止」を発表した。
マナカは日本全国へ、はばたきます。
種類
無記名式manaca
プリペイド方式の普通乗車券機能と電子マネー機能が付いたもの。発売額に500円のデポジットが含まれており、不要になった時に返却すると返金される。紛失しても再発行できない。
無記名式を購入後に記名式へ変更することも出来る。
記名式manaca
氏名が記載されたmanacaで、購入時に、氏名・生年月日・性別・電話番号の登録が必要。紛失した場合再発行できる。
小児用manaca
記名式manacaのうち、12歳以下の子供が利用できるmanaca。購入時に使用する本人の身分証明書が必要。「12歳となる年度の3月31日まで」しか利用できないが、大人用の記名式manacaに切り替えて継続使用することもできる。
manaca定期券
記名式manacaに定期券機能をつけたもの。定期券部分を払い戻せば普通の無記名式と同様に利用できる。
割引用manaca
障害者向けの割引運賃を適用できるmanaca。名古屋交通開発機構が発行し、名古屋市交通局と名古屋臨海高速鉄道でのみ発売。
名鉄、豊橋鉄道、リニモでは利用できない。
学生証一体型manaca
manacaに学生証としての機能をつけたもの。
導入社局
名古屋鉄道(名鉄) 名鉄バス 名古屋市交通局 名古屋臨海高速鉄道 名古屋ガイドウェイバス 豊橋鉄道 愛知高速交通(リニモ)
北陸鉄道・・・城下町金沢周遊バス及び金沢ライトアップバスのみ導入。
岐阜バス・・・上記の通り、2024年より導入予定。
クレジットカードの対応
導入開始当初はクレジットカードによるチャージは出来なかったが現在は出来る様になっている。
但し通常のカードでは対応せず、名鉄とカード会社との提携カード「ミューズカード」もしくは名古屋交通開発機構とカード会社との提携カード「ウィローカード」によるチャージしか出来ない。
オートチャージに至ってはウィローカードでしかできない。
我々の業界への影響
小牧愛佳(Toheart2)や高嶺愛花(ラブプラス)とmanacaを交えたネタ画像が多数つくられている。なお名鉄には小牧線と小牧駅が実在し、この駅でmanacaを購入する聖地巡礼が行われている。
関連タグ
KITACA Suica PASMO TOICA ICOCA PiTaPa SUGOCA nimoca はやかけん