概要
正式名称は「MEITETSU μ's Card」。省略形の「μ's Card」及び「名鉄ミューズカード」等の別表記もある。
2014年より名古屋鉄道と三菱UFJニコス(MUFGカード VISA・Master・JCB【ブランド開放型】)の提携により発行されているクレジットカードである。
また2022年から三井住友カードとの業務提携により、タッチ決済用のICチップを搭載したカードの発行が開始された(但しVISAとMasterのみ)。
主な用途は名鉄の電車、バスや近鉄とJRの定期券購入の他に名鉄百貨店の優待サービスも受けられる。
特に名鉄の定期券購入に使えるクレジットカードはこれが唯一である。
年会費はMUFG版が一般が1,375円、ゴールドプレステージが13,750円(共に税込)。但し前者は初年度無料+5万円以上の利用(manacaチャージは対象外)で次年度無料、ゴールドは自動リボ登録で3,000円引きとなる。家族会員はグレードに関わらず無料となるが、主会員が学生である場合は申込み出来ない。
三井住友版は1回以上の利用(manacaチャージ含む)で次年度無料、ゴールドは11,000円となっている(共に税込)。但しゴールドの自動リボ登録での割引は対象外となっている。
基本還元率は両方とも1.0%(200円につき2ポイント)。
CMキャラクターは当初は佐藤ありさが勤めていた。キャッチコピーは「願いがかなうポイントサービス」であった。
余談
読み方といい、英語表記といい、某スクールアイドルユニットを思い浮かべる人達は多いようで、しばしばネット上ではコラボ要望も確認できるが、2024年時点での具体的な予定は存在しない。
ちなみに、そちらの公式カードも存在するが、あろうことかニコスブランドの「コンセプト(所詮は提携)カード」である。
ちなみに前述のCMキャラクターだが、現在(2代目ミューズ)は秋本帆華(チームしゃちほこ)となっており、名前の読みが某スクールアイドルユニットの高坂穂乃果と同じ「ほのか」である。これは偶然なのだろうか…?
名鉄7000系や名鉄2000系が描かれた限定デザインカードも登場している。
ゴールドプレステージと書いてあるが同業他社から普通のゴールドカードに相当するものである。何故このような名称が生まれたのかというと初期のMUFGカードにはゴールドはあるものの、こちらは一般カードに補償額を増やしたもので別名『偽金』と呼ばれている。今では一般カードも発行された事でプロパー型は廃止になったものの、提携では未だに存在しているが今後も継続されるかどうかは分からない。
2020年から三井住友カードは裏面にカード番号や有効期限を記載する事で第三者によるのぞき見防止を図る仕様にしているが、こちらでは当初はカード番号等が表面に記載されているエンボス加工の仕様となっている為にセキュリティ面では不安があるものとなっていた。
2024年にリニューアルされ、ようやく裏面記載になり、MUFG版にはカードにタッチ決済に対応したICチップも搭載された。
ただし新カードへの切り替えは自動切替のみとなる。
両社の母体行である三菱UFJ銀行や三井住友銀行の口座保有者向けにカードの利用によってATMの時間外手数料を無料とする優遇サービスを行っているが、このカードは提携カードである為に優遇対象外である。
また名鉄の怨敵も2023年10月から旧SMBCファイナンスサービスの吸収合併に先駆けて、三井住友の提携カードが発行する事となり、こちらでは独自のポイントに加えてVポイント(初代)も加算される。2024年4月からはTポイントとの統合により加算される箇所も増える事で、提携のみの名鉄では分が悪い形となる。
発行から長らく基本還元率が0.5%だったが、2024年11月16日から基本還元率が1.0%になった。