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概要

石川県金沢市に本社を置き、同市を中心として鉄道線2路線(石川線浅野川線)と路線バスを運営する私鉄
略称:北鉄

かつては金沢市内線(路面電車)や国鉄(現JR西日本北陸本線の県内主要駅から分岐する形で多数の鉄道線を運行していたが、昭和後期のモータリゼーションの影響下で多くが廃止された。現在は会社としてはバス事業の方が主力となっている。
筆頭株主は名古屋鉄道(名鉄)。また、京阪電鉄富山地方鉄道、さらには地元の日野自動車販売店も資本を出している。
関連会社には北鉄金沢バス、北鉄能登バス、北鉄奥能登バス、北鉄白山バス、北鉄加賀バスの各バス事業者、北鉄自動車学校を運営する北陸自動車興業、かつては金沢市内線(路面電車)や国鉄(現JR西日本北陸本線の県内主要駅から分岐する形で多数の鉄道線を運行していたが、昭和後期のモータリゼーションの影響下で多くが廃止された。現在は会社としてはバス事業の方が主力となっている。
筆頭株主は名古屋鉄道(名鉄)。また、京阪電鉄富山地方鉄道、さらには地元の日野自動車販売店も資本を出している。
関連会社には北鉄金沢バス、北鉄能登バス、北鉄奥能登バス、北鉄白山バス、北鉄加賀バスの各バス事業者、北鉄自動車学校を運営する北陸自動車興業、石川県加賀地区の全日空の代理店(航空自衛隊小松基地民間エリア内の全日空およびエバー航空に関わる諸業務を請け負う)である北鉄航空などがある。また、かつてはレストラン(千里浜レストハウスなど)やボウリング場(ジャンボボウル)や自動車販売店(アメ車を取り扱っていた)も関連会社に名を連ねていた。
鉄道やバスにおいて北鉄グループ独自の交通系ICカードICa」を導入している。なお、全国相互利用サービスには対応していない為、JR線や首都圏など他県からのカードは使用できないので注意。

歴史

前史

金沢市内に路面電車を走らせるために1916年10月に設立された金沢電気軌道がそのルーツ。実際に電車を走らせたのは1919年2月からである。
その後金沢市内の他の鉄道会社を吸収合併したりバス事業だけでは飽き足らなかったのか電力事業にまで進出してしまった。そしてその電力事業進出がアダとなったのか、1941年8月、富山県の電力会社であった日本海電力に吸収合併されてしまう。

発足

ところが政府の方針により、電力事業が見直されることとなり、それに伴い、日本海電力改め北陸合同電気から鉄道部門が分離されることになった。これによって1942年1月、北陸鉄道が誕生したのだった。なお、北陸合同電気は日本電力の一部業務と京都電灯の福井県内の事業を引き継いだ上で北陸配電に改組、1951年に北陸電力に業務を引き継いだ上で解散した。

1943年10月には戦時統制により石川県下の鉄道会社4社とバス会社2社を吸収合併した。なお、公式にはこの吸収合併した時点のことを創業としている。また同年12月には県内の残ったバス会社18法人も吸収合併している。だが小松電鉄と粟崎電鉄に関してはなかなか参加せず、結局1945年7月と10月まで先送りとなった。

企業崩壊!?

しかし社風の異なる各会社を半ば国家命令という形で強引に合併したため、しばらく混乱が生じたり、また路線も北陸本線沿線を中心に点在、さらに飛び地のように能登半島にも1路線存在していたため、戦後に入っても合理化が進まなかった。1959年-1960年に労使紛争が発生するとストライキが多発、電車やバスが運休続きとなり県下の観光産業にも影響が出はじめた。しかしながらそれでも混乱は収まらず、一時は社長ばかりか役員が全員辞職し、指導者不在の事態にまで陥いってしまった。
この混乱に乗じ、近畿日本鉄道(近鉄)が北鉄による県下の交通独占に一石を投じようと、北日本観光自動車というバス会社を傘下に収めてバス路線を計画して参入を目論んだり、観光バス専業のバス会社である北陸交通ばかりか、国鉄バス富山地方鉄道、挙げ句の果てには金沢市や石川県までもが路線バスへの参入を模索したりするなどの動きもあり、県内の交通業界は無秩序の状態に近づきつつあった。ちなみにかつて金沢駅の真ん前に近鉄資本の金沢都ホテルがあったことや、石川県に近鉄タクシーが存在するのは近鉄側のあのようないきさつが絡んでいる。

名鉄の“参入”で混乱収束

北鉄の経営混乱と、それに伴う石川県内の交通事情悪化を収めるため運輸省は名古屋鉄道(名鉄)に北鉄を子会社化するよう命じ、支援を行わせるようにした。その一方で北鉄側も名鉄に独自で支援を求めており、運輸省の勧告もこの動きを鑑みてのものだったようだ。1962年に北鉄は名鉄の傘下となっている。
また、名鉄はほぼ同時期に尾小屋鉄道と北陸交通も傘下に収めており、これに伴い北陸交通は路線バス参入を断念、さらには国鉄バス、富山地方鉄道、金沢市や石川県のバス事業計画も断念することによって、石川県内の交通混乱もほぼ収束した。
だがあきらめきれない近鉄グループはその後もバス路線参入を目論み続けた。

鉄道業廃業で石川県民大激怒

1967年2月、ルーツラインであった金沢市内の路面電車の営業を終了(それ以前に松金線・粟津線・片山津線と連絡線の一部は廃止されている。また、連絡線の存続区間は動橋線と統合のうえ山代線と改名)、さらに1968年には残りの鉄道路線全線を廃止することを表明した。
だが当然ながら沿線住民や自治体は大激怒、さらには当時の石川県知事の逆鱗に触れてしまった
結果鉄道路線は当面の間は残す事に方針を変えたことで県知事をはじめとした県民の怒りは収まることとなった。
一方で近鉄グループによる石川県内のバス路線参入も、1969年に金沢駅-粟津・山代・山中温泉方面行きの特急バス以外は却下、しかも金沢と加賀温泉郷を結ぶ特急バスも北鉄との共同運行とする条件付きでの認可となった。近鉄もこの頃になると大阪万博に行くついでの奈良京都伊勢志摩観光に力を入れざるをえなくなったことなどから、この屈辱的な条件をのまざるをえなくなってしまった。
こうして石川県の交通混乱は完全に収束したのだった。

鉄道路線の整理

鉄道業からの全面撤退は断念したものの、それでも利用客の減少に歯止めがかからず、道路網整備が進んでしまっていた路線に関しては廃止していった。
以下年表形式で記す。他に理由がある場合は追記も行った。

1971年7月:山中線、山代線(加賀温泉郷へのアクセスを加賀温泉駅発着のバスに一本化するため)
1971年9月:金石線(石川県警察から「道路交通の邪魔になるから立ち退いて下さい」と言われたため)
1972年6月:能登線
1980年9月:能美線
1986年5月:小松線(廃線後の代替バスをめぐって小松市と揉めていたがそれが解決したため)
1987年4月:金名線(鉄橋の路盤補修コストが路線の収支に見合わないと言う理由で補修を断念)
2009年11月:石川線鶴来-加賀一ノ宮間

鉄道線の現在の使用車両

電圧は石川線(野町~鶴来間、13.8km)が直流600V、浅野川線(北鉄金沢~内灘間、6.8km)が直流1500Vとなっている。電圧が異なるのは、浅野川線の金沢駅付近の地下化対策により昇圧を行ったため。両線は元々別会社であった歴史的経緯もあり、線路もつながっていない。

7000系(石川線)

もと東急7000系。北鉄入線に際し600V化と台車交換が行われた。
7000形:2両編成1本。非冷房のまま入線。
7100形:2両編成2本。入線に際し冷房改造を行った。
7200形:2両編成2本。種車は中間車で、入線に際し先頭車化改造と冷房改造を行った。すごく平面顔で、72です・・・

7700系(石川線) 

メイン画像の車両
もと京王3000系。2両編成1本。北鉄入線に際し600V化と台車交換が行われ、モハ7700形に電動車化、パンタグラフ取り付けを行い入線。機器類は先述の7000系と同じとした。両開き扉。

ED1形(石川線)

1938年に製造され金沢電気軌道の時代から残る電気機関車。日本でも数少ない稼働状態の凸型電機でもある。スノープロウを付け除雪用として1両のみ残る。

8000系(浅野川線)

もと京王3000系。北鉄入線に際し電動車化とパンタグラフ取り付けを行った。
8800形:2両編成2本。種車は京王3000系の1次車(1962年製)であるため、が片開きである。
8900形:2両編成3本。両開き扉。

03系(浅野川線)

元東京メトロ03系。こちらも北鉄入線に際し電動車化とパンタグラフ取り付けを行った。

バス事業

かつては石川県全域にバス路線を持っていたが、その多くは能登中央バス(現在の北鉄奥能登バス)、七尾バス、能登西部バス(以上2社は現在の北鉄能登バス)、加賀温泉バス(現在の北鉄加賀バス)、加賀白山バス(現在の北鉄白山バス)、北鉄金沢中央バス、ほくてつバス(以上2社と加賀白山バス野々市営業所は現在の北鉄金沢バス)に分社、さらに寺井車庫(現在の能美市寺井地区に存在していた)担当分を小松バス(後に加賀温泉バスに吸収合併され消滅)に移管した。
現在は高速バス、金沢-小松空港間のリムジンバス、金沢市中心部の一部の路線、城下まち金沢周遊バスなどを運行している。コミュニティバスの運行も受託している。

詳細は北鉄バスの記事を参照。

関連イラスト

鉄道

北陸のななせん



路線バス

日産ディーゼル PKG-RA274PAN



関連タグ

北陸 金沢 いしたん

外部リンク

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