鉄道車両の形式のひとつ。
札幌市交通局7000形電車![編集](https://s.pximg.net/source/dic/images/icon_edit_partial.svg?20120424)
札幌市営地下鉄が1988年に東豊線用として営業運転を開始した通勤形電車。台車はゴムタイヤ式。9000形へ代替されて2016年に全車引退。
鹿島臨海鉄道7000形気動車![編集](https://s.pximg.net/source/dic/images/icon_edit_partial.svg?20120424)
鹿島臨海鉄道が1992年に営業運転を開始した気動車。日本車輌製。かつて運転されていた快速「マリンライナーはまなす」用であったが定期運用を失ってからはニート状態であった。2015年除籍。
なお、この車両は鹿島臨海鉄道の所有ではなく茨城県が所有していた。
北総鉄道7000形電車![編集](https://s.pximg.net/source/dic/images/icon_edit_partial.svg?20120424)
北総鉄道(当時北総開発鉄道)が1979年に営業運転を開始した通勤形電車。前面の独特な形から「げんこつ電車」の通称があった。1980年度鉄道友の会ローレル賞受賞車両。2007年に全車引退。
小田急電鉄7000形電車![編集](https://s.pximg.net/source/dic/images/icon_edit_partial.svg?20120424)
小田急電鉄が1981年に営業運転を開始した特急形電車(ロマンスカー)。愛称はLSE(Luxury Super Express)。
初代ロマンスカーである3000形SE同様国鉄へ貸し出され、試験走行を行ったことがある。ちなみにLSEが選ばれた理由は「183系と重心の高さや輪重などの数値が似通っていたから」だとか。
東京都交通局7000形電車![編集](https://s.pximg.net/source/dic/images/icon_edit_partial.svg?20120424)
東京都交通局が1954年から製造した路面電車(都電)。吊り掛け駆動。登場時は右イラストのような前面2枚窓の丸みを帯びた車体を待ち、当時としてはスマートな外観であった。
3次に渡って製造されたため、製造時期によって次のような差異がある。
- 1次車:7001-7030
直角カルダン駆動車の7020を除いて旧型車の機器流用で登場したため、直接制御方式を採用している。7001-7019はマスコンが大きく2枚窓が視界を妨げていたり運転台が狭かったりしたことから、のちに2000形に似た3枚窓(右イラストの上から2番目)へ改造された。7021-7030は旧型車から台車も流用している。
7020号車は前述のように直角カルダン駆動の試験車両であり、5500形や6500形同様三田車庫に配置され「和製PCCカー」の通称があった。
- 2次車:7031-7050
新造した台車に新しい間接制御の機器を組合せて登場した。のちに10両が函館市電へ譲渡されている。
- 3次車:7051-7093
2次車より前面窓が天地方向へ少し拡幅されている。荒川線成立後に残存したのは、このグループである。
製造前の1952年に廃止になった孤立路線26系統と、元西武軌道線ゆえに狭軌(1067mm)だった14系統以外の都内全域で活躍したが、1967年の第一次撤去を皮切りに路線廃止に伴う廃車が進み、最終的には存続が決定した荒川線に3次車31両が集結した。
1977年以降にはワンマン運転開始に伴う準備のため、現在の車体に載せ替える改造を実施。同時に車両番号は新たに付番され、番号が若い順から7001-7031に揃えられたため、現在の車両番号は2代目となった。
当時としては珍しい車椅子スペースなどのバリアフリー対応が先進的であると評価され、1978年に鉄道友の会ローレル賞を受賞している。
車体更新当時は非冷房であったが、のちに冷房化や前面行先表示器のLED化などを含めた改造を重ねた。
車体塗装は当初は旧車体と同一の黄色に青帯だったが、冷房化に際しアイボリーに濃淡2色の緑帯の左イラストの塗装に変更された。
8500形が登場してからは更新車の廃車も発生し、このときに廃車された一部は豊橋鉄道へ譲渡された。
8800形や8900形の登場で廃車がさらに進行したほか、2016年からは、置き換え対象から外れた8両に対しVVVF制御化・カルダン駆動化を実施して7700形へ再更新された。7000形3次車として生を受けてから度重なる改造を重ね、もはやサイボーグ状態である。
2024年現在は7001号が保留車として荒川車庫内に留置されている。この車は更新前の7055号だった頃からずっと荒川車庫を離れることなく活躍しており、保存車的な意味合いも含まれていることが考えられる。
なお、先述の函館市電1000形や豊橋鉄道3500形は、本形式からの譲渡車にあたる。
また土佐電気鉄道(現とさでん交通)600形は本形式をモデルに製造されたとされており、2枚の前面窓を備えた丸みを帯びた車体が共通する。
えちぜん鉄道7000形電車![編集](https://s.pximg.net/source/dic/images/icon_edit_partial.svg?20120424)
えちぜん鉄道に在籍していた旧形車両の代替を目的として、JR東海119系2両編成を改造し導入。
名古屋市交通局7000形電車![編集](https://s.pximg.net/source/dic/images/icon_edit_partial.svg?20120424)
2003年の名古屋市営地下鉄上飯田線開業時に導入。名鉄小牧線に乗り入れる。4両編成2本の少数派。
西日本鉄道7000形電車![編集](https://s.pximg.net/source/dic/images/icon_edit_partial.svg?20120424)
西日本鉄道が2001年から営業運転を開始した通勤形電車。2両編成のワンマン運転対応車で主に甘木線と天神大牟田線の宮の陣以南で運用している。
上信電鉄7000形電車![編集](https://s.pximg.net/source/dic/images/icon_edit_partial.svg?20120424)
上信電鉄が導入した車両で自社発注。地方私鉄にしては珍しい最近新製した電車ということで話題となった。2両編成1本のみ在籍。
鹿児島市交通局7000形電車![編集](https://s.pximg.net/source/dic/images/icon_edit_partial.svg?20120424)
「ユートラムII」。1000形に続く鹿児島市交通局の超低床路面電車。先頭車両が直線的な箱形の1000形に対して、流線型のデザインが採用されている。2007年導入。