鉄道車両の系列の一つ。
大半が東海道・山陽新幹線の300系のイラストで占められている。
新幹線 300系電車
東海道・山陽新幹線「のぞみ」の最初の車両として、1992〜2012年に活躍した。
東急 300系電車
東急電鉄(東急、東京急行電鉄)が1999年より同社唯一の軌道線である世田谷線で運行している二車体連接電車。旧型車の置換えと世田谷線のバリアフリー化、冷房化を図っている。2両編成10本が在籍し、編成ごとに異なるカラーリングを纏っている。
東武 300・350系電車
(一番下)
東武鉄道の特急形車両で1991年に運行開始。同社の1800系を改造した車両で、300系(300型)は6両編成を、350系(350型)は4両編成を組む。「きりふり」「ゆのさと」「しもつけ」などで運用されていた。
名鉄 300系電車
名古屋鉄道(名鉄)が2002年から運用している通勤型車両で、同社初のステンレス車両。名鉄小牧線向けの4両編成で、名古屋市営地下鉄上飯田線乗り入れ用に使われている。
神戸電鉄 300系電車
神戸電鉄が1960年に一次車4両が、1962年から1964年迄に二次車6両の合計10両が製造された神戸電鉄初の高性能車両である。 グレー地に窓周りオレンジの塗装は本形式が最初であり、2両ユニットで運転されていた。 一次車4両は二代目京急600形や阪神3011形や西鉄1000形に似た前面非貫通二枚窓の湘南顔のセミクロスシート車で、二次車は貫通形オールロングシートであり、後の神鉄通勤車の雛形を作った。
宅地増加に伴う旅客増加の為、一次車はオールロングシートへ改造後、後に3扉へ増設され、二次車を中間に組み込み2扉3扉混在の4両編成で運用され、余剰の2両は1000系列と混結した。
非冷房且つ老朽化の為、1994年に5000系に置き換わる形で全車引退したが、晩年は何と非冷房にもかかわらず当時の三田発着特急にも用いられた。
クロスシートからロングシートへ変更された事に、神戸電鉄が観光路線から通勤路線へと変化する過程を見る様で興味深い車両だった。
秩父鉄道 300系電車
秩父鉄道が1959年に導入した、優等列車用電車。日車WNロマンスカーの一族の1形式で、長野電鉄2000系とともに最も美しいと言われた。主要機器はこれらに揃えて三菱電機製で、電磁単位スイッチ制御機と75kW主電動機となっている。2編成が新製されたが、第1編成ではNA4P型オールコイルばね台車だったのに対し第2編成は空気まくらバネ台車のNA301型となった。
デッキのない2扉セミクロスシート車。登場時は他の車両同様、茶色と赤茶のツートーンとなっていた。
当初McM'cの2両2Mユニットで登場、後に中間車を挿入し、McTM'c3連固定となった。中間車のうちサハ352は同社初のアルミ合金車体車で、鋼製のサハ351に比べて4トンほど軽い。
後にレモンイエローに青帯の塗装に変更された。アルミカーのサハ352形は無色塗装に青帯のみ入れられていた。
後に3000系(元国鉄→JR165系)に置き換えられ、1992年に定期運用から離脱、1997年に廃車された。