平安通~上飯田間を結ぶ名古屋市営地下鉄の路線。日本一営業距離の短い地下鉄路線である(800m)。
元来、名古屋市都心側のアクセスが市電廃止後はバスのみとなっていた名鉄小牧線と名古屋市営地下鉄名城線との連絡を目的として第三セクターの上飯田連絡線株式会社により建設されたもの(現在も施設等は同社が保有)で、当初は上飯田~犬山間の同線全線と相互直通運転を行っている。しかし、距離が距離だけに名古屋市営地下鉄というより名鉄小牧線の延長区間ともいえる。
当初は上飯田で名鉄の運転士と乗務員交代を行ったが、あまりにも路線が短く非効率なため、現在は名鉄の運転士に運行を委託している為に実質的には名鉄側による片乗り入れ状態となっている。また、保有車両は7000形4両編成2本のみで、その路線長のため自前の車庫は無く、名鉄の犬山検査場を間借りしている。
車両検査も名鉄に委託されており通常の検査は犬山検査場で、重要部検査も名古屋市交通局の日進工場(鶴舞線赤池駅近く)ではなく名鉄の舞木検査場で行われている。これは、名市交・名鉄ともに車体デザインを除いて機器関連を統一していて双方実質上同一の車両にしているからである。(名市交7000形と名鉄300系は機器面では同一車両とみなされている)
名古屋市の当初の計画では、東山線新栄町方面への延伸計画があったが、桜通線の徳重延伸以降は、新規ならびに既存区間の延長による建設は行わないと表明している為に事実上は計画倒れに終わってしまった。